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大谷翔平
ronahi.hateblo.jp
◆IS戦闘員夫が戦死、息子は捕虜を銃殺 イスラム国(IS)には様々な国から外国人が加わった。その背景はじつに様々だ。なかでもこの英国人女性サリー・ジョーンズ(死亡時50才)は、特異な経歴やシリアからテロ扇動ツイートを続けたこともあって、英メディアの関心の的となってきた。サリー・ジョーンズとは。(写真を含め英メディア報道と、サリーを番組で報じた英TVプロデューサーからの情報をもとにしています。撮影時期と情報が前後する場合もあります)全3回 【第1回】【第2回】【第3回】 どうしてこうなった感が満載の英国人サリー・ジョーンズ。90年代は女性パンクバンドで活動していたサリー。これがのちにISに入り、シリアに渡って欧米テロを扇動するわけで、相当なインパクトである。右はサリーとされる写真。フライングVがAK-47になるまでに何があったのか。結論から言うと「どうしてこうなった」の理由はわからない。その
◆クルド・YPG動画に登場~イスラム国(IS)との前線地域 4月22日、シリアのクルド組織・人民防衛隊(YPG)は「日本人」(または日系)戦闘員と思われる青年が登場する動画を公開した。映像で青年はラシードを名乗り、タイトルにはラシード・ジャポンヤとある。(動画字幕では別表記レシット・ジャパンヤ)。名前は組織内部名と思われる。ジャポンヤとは日本を指し、青年が日本人かまたは日系であることを伺わせる。YPGが「日本人」として戦闘員を紹介したのはこれが初めて。 【動画・日本語訳】YPG「日本人」とされる戦闘員(2017/04/22)一部意訳 YPGの広報動画に登場したラシードを名乗る青年。映像ではアメリカ英語に近い発音で話しており、日本国籍なのか、日系で欧米など外国籍保持者なのかは不明。英語の発音から日系の可能性か。(YPG広報部映像) 【追記:後日、シリア現地で直接本人に会い、日系米国人とわか
◆IS軍事キャンプの信仰武装教育【動画+写真28枚】 イスラム国(IS)が軍事教練で重視してきたのが、「信仰による武装」である。IS軍事キャンプでは、武器の扱いや身体鍛錬に加え、独自に解釈したコーランとその教義、そしてシャリーア(イスラム法)の学習が徹底されている。今回はIS軍事キャンプにおける信仰武装に着目する。ジハード戦士にはどのような「軍人精神」が教え込まれるのか。 動画のロードに時間がかかる場合があります 【IS動画・日本語訳】イラク・モスル軍事キャンプ(2015/12) 一部意訳・転載禁止 2015年12月にISが公開したイラク・モスルの軍事キャンプ。映像の中盤に音声スピーチが挿入されている。これはかつて「イラク・イスラム国」(ISI)のアブ・ハムザ・アル・ムハジール(別名アブ・アユーブ・アル・マスリ)が「戦争大臣」の地位にあった2008年に出したスピーチと思われる。2010年に
◆自爆車両量産し前線に送り込む【動画+写真18枚】 前回記事に続けてだが、自衛隊がただちにイスラム国(IS)エリアで交戦することはないだろう。だがPKOのような非戦闘地域を前提とした枠組みであっても、ISの活動する周辺国や近海に出動することはありうる。またIS同様の戦術を使う武装組織の攻撃に直面する可能性もありうる。あらためてISの自爆戦術を知っておきたい。 動画のロードに時間がかかる場合があります 【IS動画】イラク軍拠点に対する3連続自爆攻撃(転載禁止) これは今年3月、イラク・アンバル県ラマディの市街地での自爆攻撃の映像。イラク軍と民兵隊の拠点に3回連続自爆攻撃が加えられている。いわゆる「ISジェットストリーム・アタック」である。 (1) 小型トラックが防護壁で自爆 (2) 装甲ブルドーザーが大型防護壁を突破してビルで自爆 (3) 装甲消防車がブルドーザーの開けた道に突入、ビルで自爆
◆イスラム国(IS)との最前線に立つクルド戦士 クルド地域を取材すると、「日本ではクルド人のこと知っているの?」とよく聞かれる。そういうこともあって、カメラバッグには「クルドの星」の表紙をいつも入れていて、「こういうマンガがあるんだよ」と教えてあげたりする。するとクルド人たちはみんな驚く。「はるか遠くの日本人が自分たちのことを描いてくれたなんて」。 「クルドの星」の作者、安彦良和先生と、ある編集者の紹介で、ご自宅でお会いしたのはもう20年ほど前のことになる。先生はその時の話を「クルドの星」文庫版のあとがきに書いてくださって、とても恥ずかしかった。それ以来、毎年先生からいただく年賀状には、いつも国際情勢のことや戦火の人びとへの思いなど、自筆の丁寧なメッセージが添えられてあって、その応援にずっと励まされてきた。 「クルドの星」を手にするクルド部隊・人民防衛隊(YPG)の若い戦士(19)。安彦良
誰が何と言おうとグレンダイザーである。マジンガーZでもゲッターロボでも、そしてガンダムでもない。イラクにおけるグレンダイザーの地位は特別なのだ。 日本のアニメはアラブ世界でもひろく放送されてきた。フセイン政権下の80年代、2つのチャンネルしかなかったイラク国営テレビ。ひとつは、政府のニュースや公式番組専門、もうひとつは、アニメやドラマを中心とした娯楽系チャンネルだった。そこで1982年に放送されていたのがグレンダイザーだ。 これまでイラクで放送された日本アニメで最強なのがグレンダイザー。 当時、放送時間の夕方6時になると、イラク中の路地から子供たちの姿が消えたというほどの人気で、男児だけでなく、女児もがテレビの前に釘付けになったという。日本のガンダムファンが、他のアニメとは違う格別の思いとこだわりをガンダムに寄せるように、イラク人にとってグレンダイザーは特別である。マジンガーZの延長線上に
◆米国務省が3億円の懸賞金かけ追う男 8月30日、米国務省は、武装組織イスラム国(IS)に参加したとみられるタジキスタンの元特殊部隊OMON司令官ハリモフ大佐に関する情報提供に懸賞金を出すことを発表した。「拘束、居場所特定につながる情報には300万ドル(約3億1000万円)までの懸賞金(報奨金)を出す」としている。ハリモフ大佐がIS入りしたと伝えられたのは、昨年5月。IS系メディアに本人が登場し、大統領や閣僚を批判し、自国兵士に向けてメッセージを発している。以下はその映像。(一部意訳) 動画のロードに時間がかかる場合があります 【IS動画・日本語訳】「おお、心の在り処を変えし者よ」(2015/05)(転載禁止) ハリモフ大佐は昨年5月初旬にタジキスタンで姿を消し、同月末にはIS映像に登場。撮影場所はシリアと思われる。映像が公開された昨年5月末は、ISが「国家」を宣言してからまだ1年が経って
◆サイクス・ピコ100年で引き裂かれた住民の思いを利用するIS 前回に続き、武装組織イスラム国(IS)による2014年の国境検問所制圧と国境線解体の映像で、撮影場所はイラク北西部の同じ検問所テル・サフク。前回は英語ISメディア部門アル・ハヤットが制作したものだが、こちらは別のメディア部門イッティサームがアラビア語で公開したもの。最高幹部2人が直接登場し、サイクス・ピコ協定が画定した「国境解体」をアピールした意味は大きい。この時、ISはモスルを制圧し、バグダディが初めて公に姿を現して「カリフ制再興」を宣言するなど、最も高揚していた時期である。こうした高揚感は、映像の最後に出てくるシーア派兵士を集団殺戮したスペイサー虐殺事件とつながっている。映像には地元住民の「インタビュー」が挿入され、サイクス・ピコ協定で100年にわたる分断された人びとの思いまでISが巧みに利用しようとしているのがわかる。
◆ベルギーからの「義勇兵」の数が突出 3月22日に起きたベルギー・ブリュッセルでの連続自爆攻撃では、武装組織イスラム国(IS)が事件から数日のうちに支配地域各地から宣伝動画を公開している。ISの最大拠点都市のひとつ、シリア・ラッカからは、ベルギー出身の戦闘員が「攻撃は報復である」とするメッセージを発している。 動画のロードに時間がかかる場合があります 【IS動画・日本語訳】「そして彼らの心に恐怖を投げ込む」転載禁止 (残酷映像部分にボカシを入れています) この映像の戦闘員は、ベルギー出身のヒシャム・シャイブ(組織名・アブ・ハニーファ・ベルジキ)。映像のメッセージはオランダ語(フラマン語)。ヒシャムはベルギー・アントワープで急進組織「Sharia4Belgium(ベルギーにイスラム法を)」に加わり幹部フアド・ベルカセムの右腕として活動。ベルギー司法当局は組織に対する裁判でベルカセムらに禁固刑
◆ISトップシンガー「追悼映像」~昨年空爆で死亡 武装組織イスラム国(IS)の宣伝映像で使われる数々の歌を手がけてきたマヘル・ミシャールについては、以前書いたので先にそちらを読んでいただければと思う。マヘルは昨年7月、シリア東部で空爆によって死亡し、ISは今年1月に彼を追悼する動画を公開した。生前の彼の映像でつながれ、シリア内戦に参加した「思い」を本人が語っている。そこからはISに惹かれる外国人戦闘員の思考の一端も伺える。 動画のロードに時間がかかる場合があります 〔動画〕「いや 彼らは御主のもとで生きている」 【一部意訳・転載禁止】 ISの宣伝映像に挿入されるマヘルのナシード(宗教歌)はパソコンの音声編集ソフトで収録・編集しているのがわかる。マイクとヘッドホンはオーディオ・テクニカ製のようだ。ISのナシードは、複数のコーラスのものもあるが、たいてい1人の歌い手がいくつもの音程で歌い、そ
オバマ大統領は毎週1回、ショート・ビデオメッセージを出している。ベルギー・ブリュッセルでの事件を受けて、今週はイスラム国(IS)との戦いに向けた強い決意を表明するものとなった。(オバマ大統領はISILという表現を使っているので字幕ではそのままにしました) 【動画】オバマ大統領・ベルギー・ブリュッセル襲撃事件について 「ISIL壊滅へ向けて」(日本語訳) 一部意訳 ◆勝手なアメリカ、勝手な「市民社会」 個人的な話だが、米軍がイラクに侵攻し、占領統治のなかで米兵による横暴や市民殺傷に批判が高まった2004年ごろ、イラク人のアメリカへの怒りの声をテレビ番組やルポを通じて報じたら、日本の保守系市民の人から「お前は反米、左翼、反日だ」などと批判をいただいた。イラク市民の声を伝えてなぜ「反日」なのかはわからないが、そういう批判も意見として受け止めてきた。 イラク人が当初抱いていたアメリカへの反発は、そ
◆IS機関紙ナバア(2020年1~4月)215~232号 イスラム国(IS)機関紙 アン・ナバアのヘッドライン ◆ISの週刊発行プロパガンダ紙であり、いずれもIS大本営発表(IS動向の検証資料として掲載しています。残酷画像は一部ぼかし処理しています) ※印はメディア報道情報などをもとにした注釈 Research + Analysis 一覧【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】【8】【9】【10】【11】【12】【13】【14】 IS機関紙ナバア(215号)◆イラク、シリア、イエメン、ソマリア、ナイジェリア、ブルキナファソほか各地でバグダディとアブル・ハサン殺害への「敵討ち報復戦」139攻撃◆シリア・デリゾールで自爆突撃、暗殺、IED攻撃などでPKK(SDF・YPGを指す)要員24名ほか政府軍殺傷、オマル油田の米軍基地にカチューシャ砲撃◆ホムス、バディアでシリア政府軍兵舎焼き討ち◆ディジ
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