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除草剤利用を削減する防草ロボット開発が各国で進行中だ。イギリスでは、電流で雑草を枯死させるロボットの開発に成功した。 2021年秋には 発売の計画も 農業用小型ロボットの研究開発に取り組む英国の『スモール・ロボット・カンパニー』は、電流を活用した独自の除草技術を有するルート・ウェーブ社と提携し、世界で初めて、化学物質を使用しない精密除草ロボットの開発を進めている。 コンピュータビジョンにより雑草と農作物を区別して、雑草だけを取り除く小型ロボット「ディック」にルート・ウェーブ社の除草技術を実装。自動で検知した雑草に電流をあて、熱によって根まで枯死させて除草する仕組みだ。枯死した植物は自然に分解され、やがて土壌の養分となる。両社はプロトタイプの開発に成功しており、2020年に圃場での実証実験に着手する。2021年秋にはこのソリューションを発売する計画だ。 ©Small Robot Compan
近年注目されている、「ゲノム編集技術」。まだまだ研究・実験段階だが、業界問わず取り上げられる理由は一体何なのか? そもそもゲノム編集とは? 日本種苗協会会長・金子昌彦氏にお話を聞いた。 Q1 種子の品種改良って どんな歴史があるの? 現在の種子は、品種改良を重ね続けた結果生まれたもの。 現在一般的に栽培されている種子は、太古の昔から品種改良を重ね続けた結果生まれた知的財産としての生命体です。例えば、日本人に最も馴染みのある稲。縄文時代前期~中期に始まり、現在まで長い時間を掛けて、収量が多い、味の良い、病気に強い、などの形質を持つ種子を選抜・交配させ続けた結果、現在の稲になったのです。これが従来的な品種改良、つまり選抜と交配の結果を示す、最も分かりやすい例です。 Q2 ゲノム編集と 遺伝子組み換えはどう違う? 遺伝子組み換えは、特定の遺伝子のみを「組み込む」技術。ゲノム編集は、特定の遺伝子の
「スマート農業」と聞いて思い浮かぶのは、どんなことだろうか? 多くの農家が手間だと感じている販売管理や会計管理、労務管理などの業務にITを活用すれば、気軽に「働き方改革」ができるのでは……そんなことを話し合うミートアップが開催された。今回はその模様をレポートする。 SNSやクラウドサービスを 農業で使いこなすには? 2月17日(日)、東京・日本橋にある「サイボウズ株式会社」にて、農林水産省などが主催するイベント「ITで農業に働き方改革を広める会議(仮称)」が開催された。当イベントの趣旨は、農業における「働き方改革」を目標に掲げ、IT技術の活用法について話し合うこと。プログラムは、『働き方改革』に成功した農業関係者によるプレゼンテーション、グループワーク、グループワークの結果発表の3部構成で、参加者同士のコミュニケーションを重視した内容となっていることが特徴だ。当日のおもな参加者は、IT技術
次世代農業には欠かせない「ITソリューション」の活用。農作業の記録や生育状態の見える化など、便利なツールは数多くあるが、特に編集部がオススメしたいサービスをピックアップ! それぞれの特徴を一気にご紹介しよう。 アイファームタッチ [ニッポー] 環境計測 画面タッチで簡単に操作できる、環境データ収集装置。 施設園芸 アグリオン [TrexEdge] GAP支援 全ての作業を記録・見える化する農業日誌アプリ。 施設園芸 果樹 露地・畑作 稲作 AgriCloud [ジョイ・ワールド・パシフィック] 環境計測 圃場環境の遠隔計測システム。モバイル回線使用で設置が簡単。 施設園芸 果樹 露地・畑作 稲作 アグリネット [ネポン] GAP支援 環境計測 環境制御 ハウス用環境モニタリングサービス。環境制御やGAP支援も。 施設園芸 アグリノート [ウォーターセル] GAP支援 農業経営やJGAP認証
導入費用が極めて高く採算性に乏しいという致命的な問題があった、水耕栽培。今回ご紹介する「EZ水耕」は、水田で、液肥もハウスも使わずにリーフレタスなどの葉菜を栽培する。初期投資を大幅に下げつつ高収益・高効率を実現した。 休耕地を活用し、 高収益・高効率を実現! 水耕栽培のメリットは知っていても、太陽光を利用した水耕栽培設備はおよそ5,000万円、植物工場に至っては、数億円もの初期投資を要する(規模により異なる)。このような投資を、一般の農家が行うのは容易でない。しかし、水耕栽培は極めて高い潜在能力を秘めている。生産効率が高く、単位面積当たりの生産量は、露地栽培と比較して明らかに大きいのだ。 そんな水耕栽培への導入の障壁となっていた、”初期費用の高さ”をクリアしたのが「EZ水耕」だ。開発したのは、神奈川県横浜市に本拠地を置き千葉市に農場を持つ、株式会社セプトアグリ。2014年に創業した若い会社
農地用トイレは便利な反面、設置に多くのコストや時間がかかったり、くみ取りが面倒という印象が強いが、そのイメージを覆す画期的な逸品を紹介! 電気・水道いらずな上、長期間メンテナンスフリーで使用できる、注目の農地用トイレとは? 繁忙期に重宝! あると便利な農地用トイレ 農作業中、トイレへ行きたくなる度に家や事務所まで戻らなければならないのは意外と面倒。特に、繁忙期は作業人数も増えるため「農地用トイレ」があると便利だが、定期的なくみ取りが必要であったり、設置条件が気になって購入までは踏み込みにくい。 そこでオススメしたいのが、「アグリレット※」だ。 全国の農家が愛用! 簡単設置&長期間くみ取り不要!? 「アグリレット」は電気・水道不要の農地用トイレ。大掛かりな工事を行うことなく、畑や果樹園といった様々な場所で簡単に設置することができる。 さらに、一般的な仮設トイレの場合は定期的にくみ取りをするが
東日本大震災をきっかけにスタートした農業生産法人GRA。誰もがブランドイチゴを栽培できることを目標に、IT技術と農業の可能性を探る彼らのビジョンとは。24歳でITベンチャーを起業した代表取締役CEOの岩佐大輝さんに話を伺った。 ITを活用して作り出すイチゴは、 夢が集まり結晶化した、宝石そのもの。 「地元の産業だったイチゴを復活させたい」「農業を魅力的な産業にしたい」 東日本大震災をきっかけに、そんな夢からスタートした農業生産法人GRA。 GRAの生産する「ミガキイチゴ」は、一粒1000円の高級品でありながら、「食べる宝石」として首都圏の百貨店で売れ筋商品になっている。 宮城県亘理郡山元町を拠点に、「食べる宝石」をコンセプトとした高級ブランドイチゴ「ミガキイチゴ」を生産する企業だ。地元のイチゴ農家の職人技とITを融合した最先端施設園芸により、高品質なイチゴの安定供給を行っている。 同社の1
露地・施設栽培を問わず、異常気象や天候不順への対応が課題となっている昨今。有効な対策として、環境ストレスへの植物の耐性を向上させる海藻由来のバイオスティミュラント資材が活用されている。 トマトの試験で収穫数、収益がアップ! 海藻由来のバイオスティミュラントの効果は?
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