「実はおれ魔法少女と告げる雪」 結社に入ったりしてない不勉強な身でよければ。 俳句としては「「実はおれ魔法少女と告げる/雪」」と二つの流れに分かれるね。 意図したかどうか分からんが、「告げる」で切れが来ている。季語を「雪」にしたのは良いチョイスだ。おふざけで詠んだのかもしれんけど、これわりと俳句になってるよ。分かち書きしてないのも良いね。俳句っぽい。 「実は」と「告げる」からすると、これは秘密にしていたことを誰かに告白する/し終えたっていう場面だと想像できる。そういうことを人が多いところでやるのは考えにくいから、真っ先に思い浮かぶのは、「おれ」と告白する相手との二人きりの場面だよね。人気のない場所、人気のない時間帯だろうか。昼間の冬枯れの雑木林だとか、夜の静まりかえった公園だとか、そういう寂しげなイメージがある。 「雪」は、降っているだろうか、それとも積もった雪のことだろうか。それは読み取