サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
ノーベル賞
blogs.itmedia.co.jp/kojifukuda
2011年9月24日18時58分 読売オンラインに「馬淵氏、復興増税を容認…代表選での反対撤回」と題する記事が掲載されました。記事タイトルを読むと,「これまで復興増税に反対であった馬淵議員が変節した」と受け取れます。注目を浴びることが求められるニュースメディアでは,読者が関心を寄せる見出しをつける所業は世の習いです。その後,ご本人が変節を否定しています。その前後でのソーシャルメディア上での反応は象徴的でした。いわゆる,大炎上とまでは話題は広がりませんでしたが,発信源が明確な事例であるので,深彫りしてみました。 時系列にイベントを整理すると以下のようになります。 ・24日18時58分 読売オンラインが記事を投稿する ・24日19時08分 読売オンライン記事のURLを含む最初のツイートが投稿される ・24日22時49分 馬淵氏、本人アカウントから変節を否定するツイートを投稿する ・25日13時
先週,まんべくんのTwitterアカウントが炎上・活動を停止しました。既に大きなニュースになっていますので,炎上の詳細な経緯や内容については割愛しますが,組織(このケースでは自治体)がソーシャルメディア運営をする際に考えるべき教訓があるので,振りかえってみたいと思います。 ■「まんべくんTwitterアカウント」とは何だったのか? ・まんべくんキャラクターの誕生:2003年「長万部町開礎130年町制施行60年」の記念事業(wikipediaより) ・アカウント名:@manbe_kun ・フォロワー数:95,637 ・Kloutスコア:84 (2011/8/24現在) ・アカウント運営開始:2010年10月16日(wikipediaより) ・アカウント活動停止:2011年8月17日(Twitterで活動停止を宣言) ・停止の発端となった発言; 「「日本の犠牲者三百十万人。日本がアジア諸国民に
毎日のように,社員や関係者が炎上事件が報道されています。これを対策するために,社員向けソーシャルメディア教育の重要性が高まっています。社内勉強会を開催するケースも増えています。しかし,勉強会を企画・実施するためには,主催者側に相当な時間と労力がかかります。受講者も限定的になりがち,日程調整も大変です。そこで先ずは,マニュアルをつくって配信することが考えらます。多くの企業でその試みがなされていますが,通り一遍のマニュアルでは,なかなか社員に読んでもらえません。とりわけ,ソーシャルメディア・ポリシー等で策定される文書は,どうしても文字の羅列になってしまいます。これを周知するために,印象に残りやすい映像で訴求することが考えられます。今回は,海外企業が作成した「社員向けソーシャルメディア教育ビデオ」を4件紹介します。 ■豪州 ビクトリア州法務局(Social Media Policy) YouTu
先週末,47NEWSのTwitter公式アカウントが閉鎖に追い込まれました。47Newsは「47都道府県52新聞社のニュースと共同通信の内外ニュースを束ねた総合サイト」。47ニュースのウエブページによると,一万人を越える一流のプロ記者が活動しています。良質な記事を配信している国内でも有数のニュースサイトです。その公式アカウントには,およそ相応しくない運用実態に,非難の声が集まりました。 ■47News Twitter公式アカウント閉鎖の経緯 アカウント名は47NEWS編集部(@47editors)。47NEWS公式キャラクターの「てくにゃん」が発信している体で運用。ツイートは「にゃ」や「ニャー」といった語尾をつけて発信。いわゆる軟式ツイートを特徴とするアカウントでした。アカウント開設は6/25。閉鎖は7/23でしたので,運用期間は一ヶ月にも及びません。閉鎖前のプロフィールには次のように記載
■PSPシュタゲのアカウントが炎上 先週末「PSPシュタゲ」のアカウントが,その発言がきっかけで削除に追い込まれる事件がありました。 「シュタゲ」とは,『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)というゲームタイトルの通称です。最近のゲームランキングでも2位に入る人気タイトルです(ファミ通調べ)。このゲームは,Xbox360版が2009年,PC阪が2010年に販売開始されていましたが,この度PSP阪の販売が開始されました。販売元は,PSP版に限って角川書店。角川書店はシュタゲPSP版用のプロモーション用Twitterアカウント@psp_sg(以下,旧アカウントと記します)を用意しました。このアカウントでは,シュタインゲートに関してつぶやいているアカウントを自発的に見つけだして,メンション(非公式リツイート)を投げかける活動をしていました。そのメンションの内容は,次のようなものです。(
■九州電力のやらせメール 松本前復興相に続き,九州電力も大変な非難を受けています。 7/6の予算委員会で笠井衆議院議員が,いわゆる「やらせメール」を追求。その夜,九州電力の社長がその事実を認め,一斉にマスコミが報道を開始しました。 時系列に経緯を整理すると, 6/22 九電が関係会社に件名「国主催によ佐賀県民向け説明会(原子力発電所の安全性)」 なる電子メール(やらせメール)を配信する 6/26 佐賀県民向け説明会が開催される 7/2 日本共産党が発行する「しんぶん赤旗」にその事実が掲載される 7/6 予算委員会で追求。九電社長がその事実があったことを認め,マスコミが報道を開始する といった流れです。 やらせメールからは,関係者の世論をコントロールしようとする,強い意志を感じることが出来ます。 ネット上では,どのような発信がなされているでしょうか? 7/2に「しんぶん赤旗」の記事を受け
■松本 元復興相の暴言とソーシャルメディアの反応 松本 元復興相は,就任9日での退任となりました。原因は,配慮を欠いた発言です。元復興相のメディアに対する恫喝発言のせいか,一部のマスメディアを除き報道を躊躇したことを指摘している記事もあります。このような経緯もあり,マスメディアより早くに,ソーシャルメディア上で大変な話題となりました。2ch,Twitterなどでも,辞任を求める声が多数見られました。ソーシャルメディアごとに,この事件のことがどのように語られているかを,大雑把にまとめますと,次のようでした。 ・2ch 勢いランキングでは,7/5 10:30現在でトップ10位までは全て,この話題でした。関連スレッドが乱立状態です。論調としては,発言に対する不快感や非常識さに対する反発に混じり,擁護する発言や茶化したものが混在しています。辞任会見以降は,少なからず擁護発言が増加。日本人の判官びい
先月,web担当者Forumで「Kloutスコア: あなたのソーシャルメディア上の影響力がわかる決定版指標」を寄稿させて頂きました。その後,新たな展開があったので,アップデートします。 ■Kloutとは何か? Kloutスコアをご存じない方のために,簡単に紹介します。(詳細は,前出の記事を参照ください) Kloutスコアとは,ソーシャルメディアアカウントのインフルエンス力(ネット上の影響力)をKlout社(米国)独自の算出手法により1-100の値に定量化したものです。例えば、インフルエンス力の高い有名人アカウントは高いスコアになりますし,発信ツイートが少なかったり,フォロワーが少なかった場合には.インフルエンス力が少ないと評価され,低いスコアになります。例えば孫正義さん(@masason)は85,ダルビッシュ投手(@faridyu)は75です。放射線のモニタリングデータを毎日10件程度更新
昨年、楽天とファーストリテイリングが、社内公用語を英語にすると宣言しました。英語の公用語化には賛否な意見がありますが、多くのビジネスマンにとって、外国語習得は切実な課題となっています。実際、TOEICの受験者数は増加基調にあり、2010年には国内で170万人を超える人が受験しています。このような市場背景をうけ、英会話学校でも多様なニーズに応えるべく、様々な試みがなされています。その一校、ベルリッツ・ジャパンでは、ソーシャルメディアを積極的に活用し、ユニークなサービスを展開しています。 図 ベルリッツの交通広告 Facebookページでは、ビジネスに役立ちそうなイラスト付きの例文が、たくさん掲載されています。 Twitterの公式アカウントでは、「例文」と「説明」が交互にツイートされています。時折、情報提供やフォロワーとの対話もなされており、英会話を学ぶ方にとって、ためになるサービスが提供さ
■ 社員発の炎上事件は続く 東日本大震災発生前に「急増する「社員発」炎上事件。その対応策と予防策」を紹介しましたが,震災以降も社員や企業関係者が火種となった炎上事件が続いています.印象的だった社員発の炎上事件を紹介します. (1)東京電力のケース 東京電力社員が首都圏在住者に向けて 「私たち東京電力を非難することはかまいません。 しかし、不自由だとか自分たちが被害者だといった考えはやめてください。 電気を使え、うちに帰れば家族がいる生活に幸せを感じてください。」 とブログで訴えかけました.ブログ内で「炎上覚悟の投稿」と書かれていますが,覚悟通り炎上,投稿から10日も経たずに閉鎖されました.今も魚拓ページで内容を確認できます.周囲で精一杯働いている同僚・関係者や被災者の実態に触れながら,計画停電に対する不満を耳にし,投稿を決意・実行したことを想起させます.反発の論拠は「(東京電力の)社員の立
最近,企業の社員などの組織に属するメンバーが不用意な発言をすることで,大きな話題になるケースが目立って増えてきています.そのきっかけを与えているのはTwitter.キャズムを超えた/超えないの議論の余地はありますが,事例の増加は,利用者の裾野が広がっていることの証左でもあります.最近Twitterがきっかけで炎上した主な例を紹介します. ■ 社員発の炎上事例 (1)レストラン・サンパウ ー ウエイターの場合 昨年12月,東京日本橋のレストラン・サンパウのウエイターがTwitterで次のような発言をしました. 「今日勝間和代が来た。でも完全に浮いてた。軽く挙動不審だったしね。やっぱり大嫌いな有名人TOP3に入るわ。」 勝間さんはご自身の名前が含まれるツイートをチェックされているようです.このため,ご本人に向けた@ツイートでないにも係わらず,本人の知るところとなりました.勝間さんは直ちに,クレ
オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。
最近,大企業がソーシャルメディアに取り組む場合の組織運営に関する質問を頂戴することが多くなりました.大企業も本格的にソーシャルメディアの活用期に突入したことを実感します. 企業のソーシャルメディア運営モデルとして,多くのコンサルタントの方が参考資料にあげるのが,jeremiah owyang氏(Altimeter Group)の"Companies organize for social in 5 ways"です. owyang氏は,企業のソーシャルメディア運営形態を5種類に類型化しています.企業でソーシャルメディアに対応する組織を検討する場合に,参考になると思いますので,本稿ではこれを紹介したいと思います.下図はその内容を纏め,一部筆者が追記したものです. owyang氏の資料に追加した情報は,以下のとおりです. ・各パターンを説明するための日本語をあてはめました. ・モデルにおける意思
11月5日,google の女性テクニカルライターがtwitterの男性エンジニアに性的いやがらせを受けた事件がおきました. 発端は被害者の女性が投稿したブログです. A Hell of a timeとタイトルされたブログには,その時のことが赤裸々に書かれています. この事件,注目されたのはgoogleとtwitterという著名な先進企業の関係者同士のトラブルということだけではありません.被害者の女性は加害者の男性の実名をブログ掲載したのです.(実際にそのような事実があったのか検証する立場にありませんが,本稿では話を単純にするために,女性テクニカルライターを被害者,男性エンジニアを加害者と断定表記しています.) 被害者自らが実名を公開しているブログで,加害者の実名を公開した行動について「勇敢だ」との賞賛や「やりすぎだ」との非難,加害者のプライバシーに関する考え方等,多数の意見がネット上で飛
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『ショック・アブソーバー:オルタナティブ・ブログ』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く