「…ですから矢野さん、なんでポストモダンの哲学の物言いってのは、なんであんなにワケ分からないんすかね?」 「だ・か・ら、その手のネタを振るなっつってんじゃん。つうか、こんだけ酒入ってる状況だよ?酒入っちゃうと俺『聞こえない・憶えてない・ロレツ回らない』つう三重苦なのにさ。デテリトリアディジオンとか言えるわけないっしょ(←すでに言えてない)。分かるやつに聞けばいいじゃん」 「いやでもね、分かるヤツには分からないヤツのどこが分からないかは分からないじゃないですか。分からないヤツがどう分からないかが分かるヤツが分からないヤツがどう分からないかを分かるように説明すべきだと思うんですよ(←すでにワケ分からなくなっている)」 「いやぁ言ってる事分からないでもないけどさぁ、あれだよ?メンドくさいから専門用語とか使わないよ?」 つうことで、居酒屋の紙のランチョンマットの裏に図を書いて説明する羽目 になった