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ブックレビュー
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凡例 一、原文でイタリックで強調されている語には傍点を付した。 一、原語を示す場合には、()で括った。 一、原文に[]で補足されている内容については〔〕で訳出した。ただし、補足内容がたんにフランス語訳である場合には、そのまま()で括った。 一、訳注は末尾にまとめているが、一部本文中に〔※訳注:〕の形で挿入した。 ジャン・イポリット:称賛すべきプレゼンテーションと議論を披露してくださったデリダに、率直に、プレゼンテーションの技術的な出発点がまさに何であったのかの説明をお聞きしたく思います。それは、構造の中心の概念への問い、すなわち中心とは何を意味するのかという問いです。たとえば、ある代数的な構造物〔の全体〕の構造を取り上げたとき、その中心はどこにあるのでしょうか? 中心というのは、私たちが諸要素の相互作用を理解することを曲がりなりにも可能にするような、一般的な諸規則についての知識なのでしょう
この文章について 本稿はわたしの学位論文「抵抗する「使用」——セルトーの〈散種〉 ミシェル・ド・セルトー『日常生活の創発性』をめぐって」の第一部(と第二部冒頭)の部分掲載です。全文はBOOTHにあります。 第一部は「はじめに」とあわせて1.8万字くらいありますがあくまで序論で、第二部と第三部が本論になっています(全体で5万字程度です)。とはいえ、第一部は『日常的実践のポイエティーク』の簡単な解説(かなり突っ込んだ議論はしていますが)になっており、これ単体でも読解のさいの助けになるのではと思います(『日常的実践のポイエティーク』を詳細に読解した文献さえ、現状数えるほどしかありませんので)。 『日常的実践のポイエティーク』は去年復刊されましたが、まあまともに読まれている気配はないですし、たとえばセルトーの議論をただの楽観論だと断じたり、セルトーのいう「戦術/戦略」をきわめて二項対立的だとするよ
この文章について Le manga au fémininという本(http://www.editions-h.fr/M10kimages3.html)に掲載されている « La révolte du lys : une odyssée du yuri »という文章の翻訳その1です。 百合をその歴史から体系だって説明したジャンル論になっており、筆者のKaren Merveille氏が日本文学や日本史を専門に研究していたころに書かれた論文みたいです(Le manga au fémininは2010年発行)。 ますます百合が発展していっているなかで、日本(語圏)において未だまとまった百合論が存在しないという状況はゆゆしきものだと思いますし、そうした点からの資料的価値もあるのではと思います。 ずいぶんまえにnagat_o氏が序文を邦訳してくださっているのですが(https://nagat-o-bl
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