サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
衆院選
christianpress.jp
日本キリスト教協議会(NCC、金性済総幹事、内藤新吾平和・核問題委員会委員長)は8月24日の「ALPS処理水」放出開始を受けて翌25日、「東京電力福島原発汚染水の海洋放出は取り返しのつかない過ちです!」と題する声明を発表した。 声明は、政府が「処理水」と呼ぶものは「汚染水」であるとし、海洋への放出を、「地球といのちへの核攻撃に等しい破壊的行為を意味」すると非難。「福島第一原発のトリチウム汚染水の海洋放出を断念することによって福島以上にはるかに大量の汚染水の海洋放出が必要となる青森県六ケ所再処理工場による海洋放出に影響をきたすと、政府は懸念しているのではないかと疑念を抱かざるを得ません」と指摘した。 さらに、トリチウムの危険性について十分に解明されていないこと、IAEA(国際原子力機関)でさえ「影響がゼロ」とは言わないことなどに触れ、「世界唯一の被爆国としての経験を持ちながら、さらに『核の平
日本キリスト教協議会(NCC)は10月18日、「統一協会(世界平和統一家庭連合)問題に関する声明――韓国教会との協働を願って」と題する声明を発表した。 声明では世界平和統一家庭連合について、2015年8月に「世界基督教統一神霊協会」から改名し、韓国では「統一教」、欧米では「Association」と自称しており、「その実態は統一協会と何ら変わらない」と指摘。「マインドコントロールによって、信教の自由が侵害されていること」「統一協会の教義は歴史認識の改善と和解と平和の働きをも侵害すること」の2点を改めて確認した上で、「同時に、正統な教理を擁護するキリスト教諸教派においても、同様な歪んだ教会形成は大いに戒められ、強要されない自由が保障され、健全な教会形成が求められている」点にも言及した。 さらに、「日本の侵略加害の歴史を『だから財産を巻き上げ貢がせるのが正当だ』と利用されることによって、日本の
単行本45巻、大長編24巻にわたる言わずと知れた藤子・F・不二雄の代表作。没後四半世紀を経てなお、人気は絶大である。奇妙奇天烈 摩訶不思議 奇想天外 四捨五入 出前迅速 落書無用と単に難しそうな言葉の羅列でさえ、メロディーが浮かび、大山のぶ代の声で脳内再生されるほど、幼少期から影響を受けた中高年も多いに違いない。 私たちは「のび太」に共感しながらドラえもんを読む。藤子・F・不二雄は「のび太は自分がモデルだ」と随所で語っていたが、むしろごくありふれた、普通の少年と言ってもいい。勉強も運動も苦手で、いつもいじめられっ子の役割を担う、誰しもが持つ「ダメ人間」的要素をすべてあわせ持っている少年。そんなのび太ではあるが、結婚前夜のしずかちゃんの父は彼をこう評価する。 「あの青年は人のしあわせを願い、人の不幸を悲しむことができる人だ。それがいちばん人間にとってだいじなことなんだからね」(25巻) 何を
Kremlin.ru, CC 表示 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=5840415による 緊迫するロシア/ウクライナ情勢について2月27日、ロシア正教会の最高指導者モスクワ総主教キリル1世=写真=は教区民に対し、ウクライナにおけるプーチン大統領の敵対勢力について「邪悪な勢力(evil forces)」と改めて語った。AFPなど複数のメディアが報じている。総主教キリル1世は2019年12月にも、正教会内部の一致に関わる問題として「邪悪な勢力(evil forces)」と発言している。なお「総主教」は歴史的教会の高位聖職者を意味し、教皇と同位の教会首長を意味する。 発言の背景には、正教会世界において2014年以来、特に激しくなった教会法上の問題「ウクライナ正教会の独立・自治」についての議論がある。したがってキリル1世の発
おはようございます。 今日もクリスチャンプレスをご覧いただきありがとうございます。 ◆2月16日 ニコライ祭 「キリスト教の教派」と言うと、カトリックとプロテスタントの「二大教派」と認識している方も日本では少なくありませんが、世界的にはこの二つに正教会を加えて「三大教派」と言われています。その正教会を日本に伝えた人が聖ニコライで、この方が1912年のこの日に召天したことにちなみ、正教会ではこの日をニコライ祭として記念します。 聖ニコライはロシアから日本にやってきましたから「日本にロシア正教を伝えた人」と言われてしまうことがあるのですが、これは正確ではなく「日本に正教を伝えた人」です。と、いうのも、正教会はそれぞれ一国に一つの教会を立ち上げますから、ロシアに正教の教会が立てばそれはロシア正教ですし、ギリシアに立てばギリシア正教となります。聖ニコライの場合は自身の所属はロシア正教会でしたが、日
日本学術会議の候補者任命拒否問題を受けて映画関係者有志が10月5日、「日本学術会議への人事介入に対する抗議声明」を発表した。声明は、この問題が「学問の自由への侵害」のみならず、表現の自由、言論の自由への「明確な挑戦」であるとし、「今回の任命除外を放置するならば、政権による表現や言論への介入はさらに露骨になることは明らか」「もちろん映画も例外ではない」と危惧した上で、「ナチスが共産主義者を攻撃し始めたとき、私は声をあげなかった」で始まるドイツの神学者マルティン・ニーメラー=写真=の有名な詩を引用。「自分たちの問題と捉え」、深い憂慮と怒りを表明しつつ、日本学術会議に対する人事介入の撤回と決定に至る経緯の説明を求めている。 声明には2日間の準備期間で、映画監督の金子修介氏、是枝裕和氏、塚本晋也氏、森達也氏、俳優の古舘寬治氏ら、日本映画界で活躍する22人が名を連ねた。 抗議声明の全文は以下の通り。
2020.09.11 全国から寄贈1500冊以上、安曇野聖書図書館がオープン 聖書を読みたい気持ちになる場所 北アルプスのふもと安曇野に、キリスト教に関する本や資料を取りそろえた「安曇野聖書図書館」が8月24日、「豊かな聖書書店」の2階にオープンした。約50平方メートルの館内には、1500冊以上もの本が並ぶ。館長を務める日本ウィクリフ聖書翻訳協会宣教師の鳥羽季義(とば・すえよし)さんに話を聞いた。 鳥羽さんは、1938年生まれ。66年に「日本聖書翻訳協力会」を結成後、米国への留学やSIL(少数民族の言語研究を行う宣教団体)会員としてメキシコでの訓練をとおし翻訳を学ぶ。帰国後は、日本ウィクリフ聖書翻訳協会に入会し、70年に同協会の宣教師としてネパールに派遣され、少数民族のカリン族のため旧新約聖書全巻の翻訳に尽力。2019年には日本キリスト教文化協会より、キリスト教功労者として顕彰された。 ─
「狂信的」と表現するのが正しいのか「敬虔(けいけん)」と表現するのが正しいのか… 戦局が悪化しつつあった終戦間近の1944年。日本基督教団は、「軍用機献納運動」として、全国の教会から献金を募った。その様子は、『第二篇日本基督教団史資料集 第二巻』(日本基督教団出版局)の中で詳しく語られているが、秋田県の秋田檜山(ひやま)教会に当時の献金領収報告が近年、見つかった。京葉中部教会山本光一牧師に話を聞いた。 軍用機献納運動は、「苛烈なる中南太平洋空の決戦場に一刻も早く一機でも多く飛行機を送りて第一線の要請に応えんとするは我等一億国民の決意に御座候」(日本基督教団史資料集P250)と全国の教会、伝道所に呼びかけ、献金を募ったというもの。同書によると、献金の総額は72万3972円35銭。しかし、秋田檜山教会で見つかった資料によると、総額95万2620円85銭にものぼる。「大きく隔たりがあるものの、な
セレブレーションOCC第3回首都圏宣教セミナー「信徒から見た『日本宣教の今日とこれから』」が5月28日、お茶の水クリスチャン・センター(東京都千代田区)のチャペルで行われ、およそ150人の教職者や信徒らが集まった。午前中の集会では、山崎製パン株式会社(以下ヤマザキ)社長の飯島延浩(いいじま・のぶひろ)氏(76)が「キリストとの出会いと企業経営」と題して講演を行った。 まず、飯島氏の父親で社主だった藤十郎氏がヤマザキを創業した当時の話から始まった。 藤十郎氏が千葉県市川市で小さなパン屋を始めたのは、戦後の混乱が続く1948年。神から与えられた「天職」だと感じた藤十郎氏は、12坪の小さな土地に建てた店舗で、妻と妹、数人の従業員と一緒に働いた。 藤十郎氏は昭和初期に新宿中村屋(創業者の相馬愛蔵がクリスチャンだった)で奉公した経験があったが、数年で辞め、師範学校に進学。教職の道を進んだ。やがて召集
2020.04.22 2020.04.27 皆川達夫さん帰天 ラジオ「音楽の泉」解説、「オラショ」とグレゴリオ聖歌のつながりを研究 中世・ルネサンス音楽研究の第一人者で、中世音楽合唱団を主宰。65年から85年までNHKFM「バロック音楽のたのしみ」、88年から今年3月29日までNHKラジオ第1放送の「音楽の泉」に出演して解説を担当していた。2011年にはテレビ「題名のない音楽会」に出演して、箏(こと)の名曲「六段」(八橋検校作曲)がグレゴリオ聖歌の「クレド」(信仰宣言)を基にしているとの研究成果を披露している。 1927年、東京生まれ。51年、東京大学文学部西洋史学科卒業。53年、同大学院修了。55~58年、コロンビア大学とニューヨーク大学に留学。62~64年、ドイツとスイスに留学。68~93年まで立教大学教授のほか、東京大学や東京芸術大学、慶応義塾大学で講師を務めた。著書に『バロック音楽
2019.07.04 2019.07.05 【インタビュー】上智大学神学部長・川中仁さん ノンクリスチャンにも開かれた女子学生の多い神学部(前編) 上智大学神学部(東京都千代田区)は、日本で唯一のカトリック神学部。2017年から神学部長をしている川中仁(かわなか・ひとし)さん(57)に話を聞いた。 ──イエズス会に入会された頃のお話を教えてください。 私は1962年、カトリック信徒の家庭に生まれ育ち、幼児洗礼を受けています。所属はカトリック小平教会(東京都小平市)で、その教会には5歳年上の晴佐久昌英神父(カトリック浅草教会・上野教会主任司祭)もいました。幼稚園から大学までカトリック系の学校に通っています。 幼児洗礼を受けると、ある年齢までそのまま来てしまうのですが、どこかで自分の信仰に向き合う時期があります。私の場合は高校生の時で、ゼロから自分の信仰、キリスト者であることを見直しました。そ
2019.05.16 2019.05.19 東洋英和女学院の記者会見の詳細 院長の深井智朗氏が懲戒解雇になった理由(後編) 今回の深井智朗(ふかい・ともあき)氏の不正行為は、文部科学省のガイドラインによる「捏造(ねつぞう)」および「盗用」にあたるが、不正の対象となった2作については、東洋英和女学院に任用される前に執筆は終了している。今回、新たな問題点となったのは「立証妨害」。その点について佐藤智美(さとう・さとみ)副学長は次のように具体的に説明した。 「深井氏の説明が二転三転するわけです。そのたびに調査委員会が振り回されることがありました。たとえば、トレルチの家計簿は、最初は『資料室で見つけた』と言っておきながら、実際には資料室に行っていません。それが分かると、次には『許可を得ることができなかったので、他人に絶対に見せない約束で写真を撮った』とか、言うことがたびたび違っていたのです」 今回
2019.05.15 2019.08.02 東洋英和女学院の記者会見の詳細 院長の深井智朗氏が懲戒解雇になった理由(前編) 東洋英和女学院(東京都港区)は10日、2時間に及ぶ記者会見を開き、院長だった深井智朗(ふかい・ともあき)氏を懲戒解雇にすることを発表した。 会見には、同学院理事長の増渕稔(ますぶち・みのる)氏、同大学学長の池田明史(いけだ・あきふみ)氏、副学長で調査委員委員長の佐藤智美(さとう・さとみ)氏、調査委員で弁護士の荒巻慶士(あらまき・けいじ)氏の4人が臨んだ。 冒頭に増渕理事長が伝えたのは、同学院内の調査委員会による調査結果において、深井氏の研究活動における不正行為が認定されたことと、それを受けて臨時理事会で深井氏を懲戒解雇にすることが決定したことだ。その上で、深井氏が院長という要職にありながら、今回、不正行為が発覚し、その後の懲戒解雇に至ったことについて謝罪し、4人で頭を
2019.05.02 2020.01.27 増えている教派、減っている教派(2)カトリックは5万人増え、日本基督教団は2万人減る(86年比) 最新の文化庁編『宗教年鑑』(平成30〔2018〕年版)と1986年版を比較してみると、この32年の間に日本の教派の信徒数にはどのような変化があるのだろうか。89年からの「平成」の30年間における増減ともいえる。 教会の総数は4874から5818に増えたが(▲944、約19%、▲は増、▼は減)、信者数は120万1328人から95万9640人(▼24万1688、約20%)に減っている。 ちなみに、「異端」とされるモルモン教(末日聖徒イエス・キリスト教会)なども、包括宗教団体のために入っている。モルモン教は信者数7万2354人から12万7166人(▲5万4812人、約76%)、教会数233から261(▲19)。 86年度の各教派の信徒数ランキングを20位ま
31年ぶりに『聖書 聖書協会共同訳』を発行した日本聖書協会が3日、発行記者会見を日本基督教団・銀座教会(東京都中央区)で開いた。同協会総主事の渡部信(わたべ・まこと)氏と翻訳部主事補の島先克臣(しまさき・かつおみ)氏が話し、20社のメディアが集まった。 冒頭、渡部氏は、これまでの翻訳聖書の歴史を振り返り、『聖書協会共同訳』が『新共同訳』と同様、カトリックとプロテスタントによる共同訳である意義を話した。そして、8年をかけてゼロから翻訳、出版されたまったく新しい翻訳聖書であることを強調した。 続いて、『聖書協会共同訳』の特徴について、翻訳作業の方法を通して説明がされた。今から31年前に刊行された『新共同訳』は、原稿も手書きの時代に翻訳作業がなされ、完成までに18年の歳月を要した。しかし今回は、聖書協会世界連盟と、聖書翻訳のための非営利団体であるSILが共同開発した翻訳支援ソフト「パラテキスト」
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『christianpress.jp』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く