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宮城県警察本部と登米警察署は、2024年10月29日、権利者に無断で映画などの著作物のストーリー全容を文字起こしし、関連画像と合わせて記事を作成した上、自社が運営するサイトAに掲載していたとして東京都渋谷区在住の会社経営者の男性ら3名を著作権法違反の疑いで逮捕しました。日本で映画などの文字抜き出しサイトで運営者らが逮捕されたのは今回が初めてとなります。 男性らは、2023年1月~2024年2月の間、東宝(株)らが著作権を有する映画「ゴジラ-1.0」ほか1作品、(株)KADOKAWAらが著作権を有するアニメ「オーバーロードⅢ」の作品内に描かれている登場⼈物の名称、セリフ・動作、情景、場⾯展開などのストーリー全体の克明な内容を権利者に無断で文字起こしし、関連画像と合わせた記事をサイトに掲載して広告収益を不当に得ていました。 本件は宮城県警の捜査をうけ、CODAにおいて被害権利者の取りまとめをし
宮城県警察本部生活環境課と南三陸警察署は、2023年5月17日、YouTube を通じてゲームプレイ動画やアニメを権利者に無断でアップロードしていた男性1名を著作権法違反の疑いで逮捕しました。 男性は、2022年、(株)ニトロプラスらが著作権を有するゲーム「シュタインズ・ゲート 比翼恋理のだーりん」がガイドラインで禁止しているゲームのプレイ動画(エンディングを含む1時間程度のもの)をYouTubeにアップロードし、広告収益を得ていました。 また男性は、 (株)KADOKAWAらが著作権を有するアニメ「シュタインズ・ゲート」、東宝(株)らが著作権を有するアニメ「SPY×FAMILY」の動画について、それぞれ権利者に無断で編集し、字幕やナレーションを付けたいわゆる「ファストコンテンツ」もアップロードしていました。 YouTubeなどの動画投稿サイトにおいては、ゲーム実況などのゲームプレイ動画が
京都府警察本部サイバー捜査課と山科警察署は、5つの「リーチサイト」に対する一斉集中取締りを実施しました。 今回対象となったのは、日本国内にサーバーを置く動画のリーチサイトとしては最大級の規模であった「映画の無料動画で夢心地」を含む合計5サイトで、40~59歳の男性4名(1名は2サイトを運営)をそれぞれ2023年5月8日までに検挙したとのことです。 「リーチサイト」とは、違法にアップロードされた侵害コンテンツに公衆を誘導するサイトのことで、男性らは、洋画、邦画、劇場版アニメ、テレビドラマなどのさまざまなコンテンツのリーチサイトを運営していました。 2020年に著作権法改正によりリーチサイト規制がされて以来、CODAで把握している摘発事例は今回を含め以下の通りです。 NO摘発日取締機関主な 対象コンテンツ発表摘発対象(年齢は逮捕時)
群馬県警察本部サイバー犯罪対策課と前橋警察署は、2022年2月1日、違法にアップロードされた侵害コンテンツに公衆を誘導する「リーチサイト」を運営していた男性1名を著作権法違反の疑いで逮捕しました。 男性は自身が運営するリーチサイトに、別のサイトに違法にアップロードされた東宝(株)が著作権を有する「天気の子」、東映(株)が著作権を有する「犬鳴村」へのリンクを提供し、公衆を誘導していました。 2020年10月1日に著作権法が改正されリーチサイト規制が施行されて以来、京都府警によるアダルトビデオ、警視庁によるアダルトアニメに関する摘発が行われたとそれぞれ報道されていましたが、成人向け以外の一般の映画作品についての摘発は、今回が全国で初めてとなります。 男性が運営していたリーチサイトには、邦画約2,500 作品、洋画約3,500 作品、合計約6,000 作品の映画・ドラマについて、違法コンテンツへ
一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA) 代表理事 後藤健郎 著作権法改正案について、今国会への提出が見送られたことは、大変遺憾です。 海賊版サイト問題はますます深刻化し、文字通り喫緊の課題です。そのなかのひとつの対策であるダウンロード違法化問題に関し、私的使用目的以外の複製との混同や、対象となる行為への誤解もあったようであり、理解が得られず残念です。 CODAとしては、インターネット上における我が国コンテンツの著作権侵害は現在も危機的な状況にあると認識しており、今後とも、あらゆる対策を早急に講じていく必要があると考えています。 以上
一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA) 後藤健郎 現在、文化庁で検討されている「ダウンロード違法化の対象範囲の見直し」に関して、各方面から様々な御意見が表明されています。長年に渡り、海賊版対策のフロントラインで活動を行ってきた当機構としての考えを、以下のとおり発表いたします。 いま海賊版ビジネスにより、わが国の著作権法を無視し、コンテンツに対する敬意など一切なく、暴利を追求する者が世界規模で存在する現実にあります。これら被害は極めて深刻であります。 インターネットの一般ユーザーの皆様の表現の自由等には十分に配慮しつつも、実効的な対策を講じることが急務であります。 報道によりますと、現在の政府案では、①主観的な要件を厳しく設定し、違法だと知らずにダウンロードしてしまったユーザーが法的責任を問われないといったことを確実に担保するとともに、②刑事罰は常習的に違法ダウンロードを繰り返す
2018年8月30日、Googleでグローバルに著作権を担当するシニアカウンセルのセドリック・マナラ氏をはじめとするGoogleの担当者がCODAを訪問されました。CODAは、2014年11月より同社のTCRPパートナーとして、このプログラムを通じて日々大量に著作権侵害コンテンツの検索結果表示からの削除要請を継続的に行っています。 マラナ氏は、DMCA通知による削除要請が平均6時間以内で処理されているなどの状況や、それに伴う広告の停止など、同社が行うグローバ ルな著作権侵害対策の現状について詳しく説明されました。また、同じドメインに対する大量の削除通知の受信が、検索結果表示における当該ドメインの降格につながる「降格シグナル」等についても説明が行われました。 CODAは、TCRPを通じて多くの違法アップロードサイトが検索結果から削除されていることを報告するとともに、悪質な侵害サイトについては
お知らせ 2018.04.13 知的財産戦略本部・犯罪対策閣僚会議における 「インターネット上の海賊版サイトに対する緊急対策」の決定について 昨今、アニメ・映画・放送番組・出版物などを違法に掲載したインターネット上の海賊版サイトによる被害が急速に拡大している状況において、我が国のコンテンツの知的財産保護のため、本日政府において「知的財産戦略本部会合・犯罪対策閣僚会議」が開催され、「インターネット上の海賊版サイトに対する緊急対策」が決定されたことを歓迎します。 CODAは、これまでにも、インターネット上の権利侵害に対し、 自動コンテンツ監視・削除センターを通じた継続した削除要請の実施 諸外国政府・取締り機関を通じた行政・刑事手続きなどの権利行使 直接的な侵害対策のほか、広告業界への広告掲載の停止要請、検索事業者への侵害サイトの結果表示抑止の要請、セキュリティ関連企業と協力した注意喚起メッセー
日本コンテンツを守るために、 わたしたちにできること。 CODAでは日本コンテンツの価値と想いを守るために、さまざまなコンテンツ流通に関する広報啓発活動に取り組んでいます。
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