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大そうじへの備え
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逆転野球人生 栗山英樹・29歳の早すぎる現役引退、テスト入団の国立大生が日本代表監督になれた理由【逆転野球人生】 誰もが順風満帆な野球人生を歩んでいくわけではない。目に見えない壁に阻まれながら、表舞台に出ることなく消えていく。しかし、一瞬のチャンスを逃さずにスポットライトを浴びる選手もいる。華麗なる逆転野球人生。運命が劇的に変わった男たちを中溝康隆氏がつづっていく。 注目度が高い“異色のプロ野球選手” 「キミはいいセンスをしている。もう少しがんばればプロでもやれるぞ」 『プロ野球ニュース』のキャスター佐々木信也氏は、息子が出る大学の練習試合を観戦に行った際、対戦相手で3本のヒットを打った若者に、そう声を掛けたという。その選手こそ、東京学芸大の栗山英樹である。 投手としては4年間で25勝8敗、投げないときは野手として打率.395をマーク。身長174センチ、体重72キロの小柄な体型だったが、5
今春の法大は4位。秋の巻き返しを誓い、夏の練習に励んでいたが、新型コロナウイルスの感染者が出たため、8月20日以降は活動停止となった[写真=BBM] V奪還を誓う名門にピンチ「クラスター」発生で活動停止 法大は8月25日、大学ホームページで硬式野球部員33人が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。20日以降、部活動を停止しており、保健所の指導の下で、部員全員について自宅待機の措置を講じている。約2週間後に迫った9月11日の開幕を控えたリーグ戦出場に関しては「未定」としている。同ホームページによれば「部員およびスタッフ全員の快復または自宅療養・待機期間が経過し、体調に異常がない状態であることが確認された後、大学にて感染予防に必要な指導を行ったうえで活動を再開させる」としている。 就任1年目の指揮官が求めたのは「意識改革」 加藤重雄監督が就任した今春は4位だった。「(リーグ最多タイの46度
開幕してから約2カ月が経過したセ・リーグ。5月25日からは交流戦も始まるが、果たして各球団は順調に戦うことができていたのか。セ・リーグ6球団の現状を100点満点で採点した。 記録は5月24日現在 阪神タイガース 1位・阪神 95点 首位を快走している阪神は、満点に近い2カ月間だったと言っていいだろう。開幕して42試合で勝率.700は驚異的な数字。先発陣が安定した投球でリリーフ陣につなぎ、しっかりと抑える。打線は一番の近本光司が開幕から不調であったが、全体的に打線は好調。犠飛などで確実に得点を重ね、サンズや新人の佐藤輝明が豪快な一発で勢いをつけ、七番の梅野隆太郎が得点圏打率5割以上の打撃で、打線をつなぐという形が出来上がった。その勢いのまま28勝12敗2分という数字を叩き出した。100点と言いたいところだが、開幕投手の藤浪晋太郎が二軍調整を行っている分だけ差し引いて、95点としたい。 読売ジ
歴史は勝者のものだという。それはプロ野球も同様かもしれない。ただ我々は、そこに敗者がいて、その敗者たちの姿もまた、雄々しかったことを知っている。 青田から山内、そして落合へ ロッテでの若手時代に落合博満が「私には教えていただかなくても結構です」と指導を拒否した“オレ流”エピソードのインパクトが強すぎて、監督としての指導力に問題があったかのようなイメージが上書きされた感があるのは残念だ。確かに監督としてリーグ優勝は1度もなかったが、前後期制の時代にロッテでは2度の前期優勝。落合が移籍してくる直前まで中日の指揮も執って、監督として通算勝率.518と勝ち越しており、決して凡将ではなかった。そして当の落合も、のちに「高度すぎて理解できなかった」と、その打撃理論を見直している。山内一弘(和弘)だ。 ただ、監督として以上に打撃コーチとしての評価が高いのは事実。そして、指導者としては“かっぱえびせん”と
1980年代。巨人戦テレビ中継が歴代最高を叩き出し、ライバルの阪神はフィーバーに沸き、一方のパ・リーグも西武を中心に新たな時代へと突入しつつあった。時代も昭和から平成へ。激動の時代でもあったが、底抜けに明るい時代でもあった。そんな華やかな10年間に活躍した名選手たちを振り返っていく。 85年に73盗塁で3度目の盗塁王 広島が2年連続で日本一となった1980年、初の全試合出場でリーグ最多の169安打を放ち、やはり2年連続で盗塁王に輝いた高橋慶彦だったが、盗塁刺も多かった。 「俺はコソッと盗塁したくないんだ。一番いいのは初球で走ること。もちろん警戒されるけど、相手が警戒する中で走るのに価値がある。走るんじゃないかと警戒されたほうが、バッターもストレート系が多くなるし、ピッチャーの気が散るから楽だしね。あのときは盗塁でアウトになっても、次にヒットで出ればいいと思ってた」 俊足巧打のスイッチヒッタ
今回は『もっとも危ない男 原辰徳監督』というテーマで書いてみよう。 大げさに言ってるわけじゃないよ。オレはコーチとして2011年から14年まで「監督・原」の部下になったけど、まさに大胆不敵というか、特にすごいと思ったのは、自分のチームを壊すことにまったく躊躇がなかったこと。なんでもありの監督だったね。 入団時から彼とは縁があった。 年齢は原さんが上だけど、いずれも1980年秋のドラフト会議で1位指名組。ただ、向こうは4球団競合、俺が原さんのはずれ1位だけどね。 しかも、いわゆる隠し玉ってヤツで、俺のことを知ってる広島ファンは、ほとんどいなかった。ドラフトの後、広島中で「川口って誰?」になったらしい。 オレは14年目に巨人に移籍。原さんにとっては現役ラストイヤーだったけど、あのときのオレは自分のことに精いっぱいだったから正直、あまり記憶がない。 結局、俺は巨人で4年やって98年限りで引退。評
パンチ佐藤の漢の背中! “悪役商会”八名信夫、東映投手から俳優へ転身の理由は?/パンチ佐藤の漢の背中「01」 『ベースボールマガジン』で連載しているプロ野球選手の第2の人生応援プロジェクト「パンチ佐藤の漢の背中」。「現役を引退してから別のお仕事で頑張っている元プロ野球選手」のもとをパンチさんが訪ね、お話をうかがう連載です。今回は「元プロ野球選手」であることを知らない人も多いのではないでしょうか。「悪役商会」代表のベテラン俳優であり、元東映投手の八名信夫さんをお訪ねしました。 リリーフ登板と酒に明け暮れたプロ生活 野球との出合いは、小学3年生のときだった。疎開先の岡山県平島にやってきた進駐軍の兵士たちが、昼休みに何やらボール投げをしている。「こんな面白えもんがあるのか」。とたんに自分もやってみたくなった。 さっそく学校から小さな座布団を持ち出し、母親に軍手を縫い付けてもらって、即席グラブを作
独占インタビュー あのファミスタの大人気キャラクター 「ピノ」禁断の独占インタビュー!! 【週ベONLINE完全版】 パックさんに誘われて野球を始めた ──今日は試合前にも関わらず、快くインタビューに応じてくれて本当にありがとうございます。私どもで制作している『週刊ベースボール』を読まれたことはありますか? ピノ 毎週読んでいますよ! だから今回のオファーも「ついに来たか」って感じでした(笑)。対戦相手の情報はいつも『週べ』でチェックしていますし、特に球団ごとの週報ページは楽しみにしています。ただ、1つ不満なのは僕の所属するナムコスターズがあのページに載ってないこと……。記者さんのほうから編集長にお願いしてもらえないですかね? それこそ開幕前に出る選手名鑑にウチのナムコスターズを載せてもらえないかと! ──創設30周年を迎えた人気も兼ね備えた名門チームですし、会社に戻ってすぐに編集長に伝え
多くの思いを胸に抱えながら1年を戦い抜いた由伸監督。来シーズンもそのブレない姿勢で頑張っていってほしいです 2月の春季キャンプが始まるまでのこの時期というのは、プロ野球ファンにとっては開幕が待ち遠しくてたまりませんよね。もちろん「ストーブリーグ」ならではの楽しみはありますが、それでもやっぱり試合がない日々はつまらない方も多いのではないでしょうか。 でも、その一方で僕はこういう時期も実は大切なんじゃないかって思うんです。例えば……喉が渇いたときにこそ水がすごく美味しいと思えるように、ワクワク、ソワソワしながら待ち望む気持ちが、いざ開幕したときの楽しさを倍増させてくれているんじゃないかって!ということで、今まさに開幕を首を長〜くして待っているわけですが、2017年シーズンを占う意味でもオフの移籍話は気になるところ。今オフに大型補強を敢行したのが巨人ですよね。トレードで日本ハムから吉川光夫を獲得
僕らの「勝ちメシ」 日本ハム・レアード “すしポーズ”誕生のきっかけとなった絶品握り寿司のお店を紹介! グラウンドで戦う選手たちにパワーを与え、元気の源になっている「勝ち飯(メシ)」メニューにスポットを当てた新連載がスタート!第1回は北海道日本ハム・レアードの“すしポーズ”誕生のきっかけにもなった、あの店の絶品握り寿司をご紹介する。 取材・構成=松井進作、写真=高原由佳 異国の地で奮闘する助っ人を陰で支え、明日への活力となっているのが札幌市内に店を構える「すし空海」の握り寿司だ。ネタは北海道産を中心にした厳選素材が並び、特にレアードの大好物でもある「炙りトロ」はこの店の名物の1つ。絶妙な半レア状態で焼かれ、まるでお肉を食べているかのような脂が乗ったトロはやみつきになること必至だ。夜のメニューにはおまかせもあり、ネタの変更や追加にも応じてもらえる。
これまでさまざまな名選手育成に貢献してきた、各球団のコーチにスポットライトを当てる新連載がスタート。記念すべき第1回は、セ・パ4球団を渡り歩き、投手コーチ一筋に37年間の指導歴を誇る名伯楽に、自身の哲学を語ってもらった。 取材・構成=吉見淳司、写真=中島奈津子 ものを言う鏡になれ 伊東勤監督が就任した2012年オフ、要請を受けてロッテに加入。生え抜きの若手が中心を担うチームにとって、その手腕は大きなプラスとなっている。その独特の指導法は、さまざまな経験をしながら磨いてきたものだ。 今年でロッテは4年目になりますか。就任当初はこれほど長くチームにいるとは思っていなかったし、そもそもプロ野球界にこれほど長くいるとは思っていなかった。ずっと二軍のコーチをやっているから、ファームにいる子はそれなりに僕の考え方を分かってくれていると思います。 去年は大嶺祐太や香月良仁が上(一軍)で結果を残してくれた
ヤンキースの黒田はメジャーで生き残るため、ツーシームやスライダーでのフロントドア、バックドアを体得していった 広島に復帰した黒田博樹投手の活躍で耳にする機会が増えた「フロントドア」。新聞報道上でヤンキースの田中将大投手が、日本球界でフロントドアが流行する可能性を示唆しており、注目を集めている。では、この「フロントドア」とは何なのか? イラストで解説しながら詳しく説明していく。 イラストレーター・横山英史 日本でも球数制限が浸透すればフロントドアブームも… スライダーの配球パターンでインスラ(右打者の内角ボールからストライクゾーンに曲がっていくスライダーのこと)などと言っていた言葉が変化していったと思ってもらってもいい。この流れで現在、カットボール、ツーシームなどのムービングファストボール(真っすぐと同じくらいの速さながら急に変化する球種)の配球としてメジャー・リーグで使用される用語が、フロ
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