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某法哲学者に 所有権論の通説について学べる本をいくつか推薦してください。 大学新入生レベル 学部レベル 修士レベル 研究者志望の修士レベル くらいのバリエーションがあればありがたいです。 というリクエストを出してきたところ、「そんなものはない」(大意)という返答とともに──「ルーマンを読むための参考書としてなら」ということで──下記の書籍を教えていただいたのでお裾分け。 リーガルベイシス 民法入門 作者: 道垣内弘人出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2014/01/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る ISBN:4532133505 ISBN:4532132355 https://www.nikkeibookvideo.com/item-detail/13446/ 1 民法を学ぶ前に 2 原則としての契約自由 3 いろいろな契約1 4 いろいろな契約2
満員御礼となりました。 独学者のための社会学入門 講師 酒井泰斗(ルーマン・フォーラム管理人) 開催日: 11/27(木)、12/25(木) 受講料: 会員 6,048円 一般 7,344円 学生 2,160円 申込み: 一般 http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=259147 学生 http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=260458 社会学は、外延も核も茫洋としていて、独学者にとっては特にアクセスの難しい学問の一つであるように思います。とはいえ、現在の社会学は、基本的には20世紀中葉の北米において作られたものであり、その革新は、大陸の社会学説を摂取しつつ、それを心理学や人類学の発想と技法の助けを借りて経験的に確かめようとするところから始まりました。そしてまた現在の社会学の多様性
紀伊國屋書店新宿本店さんと勁草書房さんにご協力いただき、上掲タイトルでブックフェアを開催していただくことになりました。 本店三階の人文書コーナーにて3月17日スタートです。期間はひと月ほど。 フェア開催中の3月21日(金祝)にはエスノメソドロジー・会話分析研究会の例会が東海大学高輪校舎にて開催されますので、これに併せてついでに新宿にも立ち寄るのが通と言えましょう。 http://emca.jp/history/2013.php#meeting フェアの趣旨・選書の方針は──「エスノメソドロジーの紹介」ではなくて──、 「ハイブリッド・スタディーズ」を標榜するエスノメソドロジストたちの研究方針と成果を、 ジャンルに拘らない書棚散策をするために利用しよう というところに設定して、読書人のためのブックリストとすることを目指しました。 まぁ要するに、私自身がふだんから日々やっていることのおすそ分け
なにもする気が起きないときの(中略) Niklas Luhmann and Organization Studies (Advances in Organization Studies) 作者: David Seidl,Kai Helge Becker出版社/メーカー: Copenhagen Business School Pr発売日: 2006/02/01メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (2件) を見る 「PART III Organization, Interaction and Society」から。 David Seidl, Organization and Interaction Introduction 大意: ルーマンは相互行為・組織・全体社会という3つのシステムを区別しており、それぞれについては それなりの記述をあたえているけど、それらの間の関係についてはほ
※2013年5月くらいに書いたらしい書きかけの文書。 哲学史と哲学的論題 哲学史は問題の花園である。 それは ふつうの人は どんな問題に関わってはいけないか を教えてくれる。暮らしの中で そうした特殊な問題に出会ったときには、その問題が出ないところまで戻ってやり直すか、それを回避するようなプラクティカルな手立てを何か考えるべきだ。しかし哲学的な問題に うっかり哲学的に取り組んでしまわないためには 哲学を学ぶ必要がある。自分が特殊な問題に出会っていることに気づくためには知識が要るのであって、哲学者を目指さない人が哲学(史)を学ぶ 第一の・そして最大の意義はそこにある、と私は思う。 他方、職業哲学者たちは そうした ふつうの人が関わってはいけない問題に 人類を代表して取り組んでいるのだから、敬意をもって遇するべきであろう。 アナス&バーンズ『古代懐疑主義入門――判断保留の十の方式 (岩波文庫)
北田暁大さんにお招きいただき、朝カルで お話をすることになりました。 「ルーマン入門」なるタイトルの二回連続講座の中の最初の回で対談をする──ということになっていますが、用意せずに行って何か喋れる気はしないので、おそらく私が何かネタを持って行って 北田さんにそれに付き合って喋っていただく、というスタイルになるだろうと思います。こういうスタイルで人前で話すのは始めて*で 勝手がわからず困っていますが、ともかくも 2000円分くらいの話題は提供する所存。 * そしてたぶん最後でしょう。 内容としては、 〈社会学的DJ ルーマンによる「社会のブックガイド*1」〉として『社会の理論』を読む(ためのオリエンテーション) という方向で考えていたのですが・・・ 90分ではどうにも収まりませんね…。(てところで、現在やや迷走中) お申し込みはこちらから: 2013年5/24、6/14(金) 19:00-2
一部配布資料を公開しました。(2013年4月30日) 鶴田さん: http://socio-logic.jp/gojo/06_tsuruta.php 浦野さん: http://socio-logic.jp/gojo/06_urano.php 参加者募集は締めきりました。社会学研究互助会の第六回は、鶴田幸恵『性同一性障害のエスノグラフィ』が対象です。 本書『性同一性障害のエスノグラフィ』は、主題に関心のある方を中心に広く読まれ刷を重ねている、社会学書としては幸運な本だと言えるでしょう。 ※書評もいくつか出ています: 杉浦郁子「書評 鶴田幸恵著『性同一性障害のエスノグラフィ--性現象の社会学』」、『社会学評論』61(3),2010,pp.257-259 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsr/61/3/61_3_357/_article/-char/j
参加者募集は締めきりました。社会学研究互助会の第六回は、鶴田幸恵『性同一性障害のエスノグラフィ』が対象です。 本書『性同一性障害のエスノグラフィ』は、主題に関心のある方を中心に広く読まれ刷を重ねている、社会学書としては幸運な本だと言えるでしょう。 ※書評もいくつか出ています: 杉浦郁子「書評 鶴田幸恵著『性同一性障害のエスノグラフィ--性現象の社会学』」、『社会学評論』61(3),2010,pp.257-259 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsr/61/3/61_3_357/_article/-char/ja/ 長塚智子「『ふつうの外見』や『正当性の獲符』をめぐる実践がもたらすもの」 ─ 書評 鶴田幸恵著『性同一性障害のエスノグラフィ--性現象の社会学』」、『論叢クィア』第3号,2010,pp.174-183 http://queerjp.or
勉強になりました。 西山真司(2010-2011)「政治文化論の問題構成と理論的基礎の再検討」(一〜三・完) in 『名古屋大学 法政論集』 (1) http://ir.nul.nagoya-u.ac.jp/jspui/handle/2237/14341 (2) http://ir.nul.nagoya-u.ac.jp/jspui/handle/2237/14761 (3) http://ir.nul.nagoya-u.ac.jp/jspui/handle/2237/14771 目次 はじめに 本稿の目的 第一章 学説史上の政治文化論とその問題構成 第一節 政治文化論における問題構成の原基的な形態 第二節 六〇年代型政治文化論の背景としての行動論政治学 第三節 比較政治学の確立期における機能主義および文化論的アプローチ 第二章 初期・中期パーソンズの社会理論の概要と文化概念 第一節 パーソ
駒場の科学史ゼミで『概念分析の社会学 ─ 社会的経験と人間の科学』をとりあげていただいたようです。 イアン・ハッキング「人々を作り上げる」/『概念分析の社会学』を読む - Togetter ハッキング面白すぎるでしょ。これたぶんwriting cultureの議論の根底にある哲学だわ。この考え方はかなりしっくりくる。 そんで前読んだ要約があんまりにも社会学社会学し過ぎてたのが、僕の肌にあわなかった原因と判明した。 Colonel_John2nd 2012/07/03 14:02:41 ハッキングの社会学社会学した解釈は、残念ながら今の知識レベルの僕の肌にはあいませんでしたー! でもハッキングの文章は面白く感じたから、どっかでわかりあえる線があるかもしれませんね。 Colonel_John2nd 2012/07/03 23:51:06 @Colonel_John2nd 僕もせとやまさんの社会
イアン・ハッキング「人々を作り上げる」(Making up People) in ISBN:0804712913 / ISBN:4791710541 ※関連文献: http://d.hatena.ne.jp/contractio/20060909 後に Historical Ontolgy (2004) ISBN:0674016076 の6章に所収。 http://books.google.co.jp/books?id=kiBqpLqBHnsC&pg=PA99 (2015.6.18 追記)その後邦訳が刊行されました:『知の歴史学』 冒頭。 この論文の三つの目的: 性的倒錯者は19世紀後半以前に存在していたのだろうか? アーノルド・デイヴィドソンによれば、 答えは否 …… 性的倒錯は、人並みはずれて鋭い観察力を持った心理学者に見つけたもらうのを自然のいたる所に隠れ潜んで待っている病気ではない
sola研究会@芝浦 看護研究 ISBN:4910024110219 2011年02月号 (通常号) ( Vol.44 No.1) 焦点 現象学的研究における「方法」を問う 近年,看護研究において現象学的アプローチへの関心が高まっています。本焦点では,現象学的研究における「方法」を中心に,さまざまな角度から考えていきます。 「現象学的看護研究とその方法 新たな研究の可能性に向けて」榊原 哲也 「開かれた現象学的研究方法」松葉 祥一 「理解について 質的研究の前提として」家高 洋 「患者を1人の人として理解する Eさんの生活経験の現象学的記述より」石田 絵美子 「看護ケアの実践知 「うまくできない」実践の語りが示すもの」西村 ユミ 「「痛み」の理解はいかに実践されるか 急性期看護場面の現象学的記述」西村 ユミ・前田 泰樹 「潜在的な視線触発と純粋な超越論的テレパシー 初期西村ユミのポテンシャ
はてな と シノドスでもお馴染み(!)の 筒井淳也さん主催の研究会。 日本社会学会大会の翌日にやった第一回(id:contractio:20110919)に引き続き、二回目です(3年間にわたって開催の予定)。 要事前申し込み。 会場はそんなに広くないみたいなので、お申し込みはお早めにどうぞ。 ポスター:http://homepage3.nifty.com/sociology/files/renkei_2nd_flyer.pdf 筒井さんの関連エントリ: 質的研究と量的研究について - 社会学者の研究メモ (非計量さん向けの)統計学の話:バイアス編 - 社会学者の研究メモ (非計量さん向けの)統計学の話:誤差編 - 社会学者の研究メモ 量的研究と質的研究の連携に向けて - 社会学者の研究メモ 筒井さんによる第一回研究会の後日談 第一回「連携」研究会を終えて - 社会学者の研究メモ 人文学・社
ネットで拾った論文を読む夕べ。 西菜穂子(2004) 「コミュニケーション・メディアとしての権力に向けて: 初期ルーマンの古典的権力理論批判」 in 『社会思想史研究』28 http://t.co/zfGMAKwi 小著『権力』(1975)の前に書かれた 次の論文をとりあげて、古典的な権力論に対するルーマンの批判の要点と含意をまとめたもの。 Niklas Luhmann, "Klassische Theorie der Macht - Kritik ihrer Prämissen. in Zeitschrift für Politik, 16, Heft 2, München, 1969 予想外なことに、ルーマニ屋界隈には珍しいタイプの、ふつうに手堅くまともな論文であった。 ルーマン研究界隈だと、「まともな研究論文である」というだけですでにもう希少性が高くて かなりお得感があるので、「よい
はてな と シノドスでもお馴染み(!)の 筒井淳也さん主催の研究会、日本社会学会大会の翌日です。 要事前申し込み。会場はそんなに広くないみたいなので、お申し込みはお早めにどうぞ。 筒井さんの関連エントリ: 質的研究と量的研究について - 社会学者の研究メモ (非計量さん向けの)統計学の話:バイアス編 - 社会学者の研究メモ (非計量さん向けの)統計学の話:誤差編 - 社会学者の研究メモ 量的研究と質的研究の連携に向けて - 社会学者の研究メモ 下記PDFの要領で研究会を開催致します。参加希望の方は事前に告知文PDFにある連絡先までお願いします。会場がそれほど広くないので、万が一希望者多数の場合は参加制限することもございます。ご了承ください。 ワークショップ「人文学・社会科学における質的研究と量的研究の連携の可能性」第一回研究会 http://homepage3.nifty.com/soci
上掲論考を読むに、『冒険』の「科学哲学の目標」のあたりが、上記引用箇所に関連しているように思われる。 科学哲学の冒険 サイエンスの目的と方法をさぐる (NHKブックス) 作者: 戸田山和久出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2005/01/27メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 20人 クリック: 134回この商品を含むブログ (136件) を見る 第一目標:科学の「理解」を目指すこと リカ──じゃ、科学哲学は何をやるんですか? センセイ──ん? すごく分かりやすく言うと、科学という現象をね、理解したいの。地球物理学者が自身とかオーロラという現象を理解したいと思うよね。[…] それと同じように、この世で行われている「科学」と呼ばれる営みは ものすごく興味深い現象だから、それをまるごと理解しようとしているんだよね、科学哲学は。 […] リカ──[…] どうしてそれが「哲学」じゃなき
夜食。論争内反応リンク集作成。つづき。 批判理論と社会システム理論―ハーバーマス=ルーマン論争 作者: J.ハーバーマス,N.ルーマン,佐藤嘉一出版社/メーカー: 木鐸社発売日: 1984/08/01メディア: 単行本 クリック: 15回この商品を含むブログ (52件) を見る システムの存立維持 p.387L 意味 〈意味/情報〉:p.39L・p.43L→p.226H→p.392Lハバーマス:ルーマンは──通信・情報科学から距離をとるために──〈意味/情報〉区別を導入しておきながら、結局は〈意味〉を「選択性の上昇」という意味でしか捉えていないので、区別が無化されている。確固たる区別のためには言語理論が必要。 ルーマン:〈構造/過程〉をごっちゃにしたら「矛盾」が出てきてあたりまえだろ。 〈体験/行為〉:p.80L→p.249H→p.392Lハバーマス:〈体験/行為〉だけで「意味構成」の問題
1966年と1980年の著作。 科学・モデル・アナロジー 作者: M.ヘッセ,高田紀代志出版社/メーカー: 培風館発売日: 1986/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (8件) を見る 序 1 モデルのはたらきについてのある対話 2 実質的アナロジー 3 アナロジーの論理学 4 アリストテレスのアナロジーの論理 5 メタファーの説明機能 ヘッセ知の革命と再構成 作者: M.ヘッセ,村上陽一郎出版社/メーカー: サイエンス社発売日: 1986/09/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見る I 科学史の記述法 II 客観性と真理 第3章 理論と観察 第4章 隠喩の説明上の機能 第5章 理論転換のモデル 第6章 科学的知識の真理と進歩 III プラグマティックな知識と評価的知識 IV 科学と宗教 右の本。 第3章 理論と観察 第
きっかけは、在仏の社会学研究者 磯直樹 id:naokimed 氏によるこのエントリである。 エスノメソドロジー (文献メモ) - 社会学徒の研究(?)日誌 (2010年10月16日) 社会学史が専門だと自称していますが、重要とされる社会学の業績の中でも、まともに読んだことのないものもあります。僕にとってその最たるものが、ガーフィンケルとエスノメソドロジーの諸研究です。どうしてこの分野を不勉強かというと、自分の研究環境において今まで一度も学ぶ必要性を感じたことがないからなのと、何年か前に「会話分析」の勉強をしてみたのですが、それがばかばかしくて(一部の)エスノメソドロジーに悪い印象を持つようになったからです。エスノメソドロジーの良質な部分は質的調査の方法に組み込まれているはずなので、あえて「エスノメソドロジー」の看板を掲げる意義があるのでしょうか。 フランスでは、エスノメソドロジーの影響は
終了しました。満員御礼。 第二回にもご期待ください。 要事前申し込み。そろそろ締め切りますよ。 募集終了。 鈴木生郎さん(分析形而上学)と井頭昌彦さん(科学哲学)にお話を伺う ゆるふわな会です。 哲学者・社会学者以外の方も、ぜひどうぞ。 ただし『ワードマップ』は読んできてね♪ 開催日時: 2011年08月28日(日)昼過ぎ〜 場 所 : 都内(詳細は連絡用MLにて告知) ゲスト : 鈴木生郎さん(形而上学、学振PD)、井頭昌彦さん(科学哲学、一橋大学) 対 象 : 『ワードマップ エスノメソドロジー』(新曜社 ISBN:4788510626) 『概念分析の社会学』(ナカニシヤ出版 ISBN:4779503140) 参加資格: 当日までに上記著作(のうち、少なくとも前者)を読んでこれる方 エスノメソドロジー研究は、研究の上で論題となる事柄(「問題」や「概念」などなど)を、具体的な現象のなかで
とどいた。 ひょっとしてこの本はかなり素晴らしいのではないか。「図解雑学」感が半端ではない。 第三部までが解説(というか「公式集」か)。第四部が問題と回答。 本日はとりあえず第三部までを。 44の例題で学ぶ統計的検定と推定の解き方 作者: 上田拓治出版社/メーカー: オーム社発売日: 2009/05/01メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 65回この商品を含むブログ (16件) を見る 第1部 検定と推定を学ぶための予備知識 第1章 基本統計学 第2部 仮説検定の考え方 第2章 仮説検定の基本 第3章 仮説検定法の分類 第3部 区間推定の考え方 第4章 区間推定の基本 第5章 区間推定法の分類 第4部 仮説検定と区間推定の解き方と例題 第6章 仮説検定の解き方と例題 パラメトリック検定 ノンパラメトリック検定 第7章 区間推定の解き方と例題 区間推定法 読んだ。 仮説検定法と区間推
遅ればせながら『社会調査史のリテラシー』を。 あと『ポケット図解 マックス・ウェーバーの経済史学がよくわかる本』というのを見つけたのですかさず購入。そしてこれ↓ 社会調査と権力―“社会的なもの”の危機と社会学 作者: 田中耕一,荻野昌弘出版社/メーカー: 世界思想社発売日: 2007/04メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (10件) を見る 2007年刊行。序章にて編者曰く: 本書でいう「権力」ということばも、…、狭い意味での権力を指しているわけではない。つまりそれは、社会調査や社会学的な知が 権力や支配の道具なのか、それとも抵抗や解放の手段なのかというようなことを単純に問題にしているわけではない。そうではなくて、あくまで社会調査や社会学的な知それ自身が、経験的な世界の一部であって、いわば「透明な」存在ではなく、〈社会的なもの〉との関係のなかに巻き込まれた「実践」で
ぱらぱらと。「決定」概念について確認。 社会の経済 作者: ニクラスルーマン,春日淳一出版社/メーカー: 文眞堂発売日: 1991/09/20メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (29件) を見る ルーマン/社会の理論の革命 作者: 長岡克行出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2006/09/29メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (73件) を見る 長岡本は何もいってなかった(白目。 『社会の経済』8章「意思決定行動の社会学的局面」。 I 〈行動|行為|意思決定〉(〜心理学|社会学|経済学)の区別について。 II システム要素とシステム構造|意思決定と予期 p.285 「意思決定」と「行為」の関係に関するルーマンの提案: 自らに向けられた予期に反応する行為は 意思決定とみなせる。 ←→自らに向けられた予期に反応する行為は、予期を用
2004年の著作。 2002年前後に書かれたものが多く、一番古いのは1998*年(第1章)。 * 奥づけは「1993」の誤植か。 〈意味〉への抗い―メディエーションの文化政治学 作者: 北田暁大出版社/メーカー: せりか書房発売日: 2004/06メディア: 単行本 クリック: 27回この商品を含むブログ (60件) を見る ■メモ: 〈意味/物質〉という区別を駆使してメディアの物質性を云々する論者には、そもそも「意味に関する心理主義批判」が欠けている──つまりフッサール以前的である──ように見える。 なので、まさにその位置から現象学批判が繰り出されることには目眩を覚えざるを得ない。言い換えると。「コミュニケーションの導管モデル」を批判すると称して──心理主義批判抜きに──行われている議論は、「導管を流れる液体ではなく、導管の材質や形状を調べよう」と言っているかのようである。 ・・・これは
ウェブ読書会 #wbook の次回検討対象は、小松本になるとの噂。 Togetter - 「リスク社会論」、「確率論的推論」、「リスクの社会学」の位置。 リスク論のルーマン 作者: 小松丈晃出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2003/07/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 17回この商品を含むブログ (11件) を見る http://www.keisoshobo.co.jp/book/b26150.html 帰属理論入門―対人行動の理解と予測 (1981年) 作者: K.G.シェーバー,稲松信雄,生熊譲二出版社/メーカー: 誠信書房発売日: 1981/04メディア: ?この商品を含むブログ (2件) を見る ベック『危険社会―新しい近代への道 (叢書・ウニベルシタス)』『世界リスク社会論―テロ、戦争、自然破壊』(ISBN:4480093109)とかギデンズ『近代とはいかな
このエントリでは、新年会の検討課題──[a] 「社会空間」概念に焦点をあてたうえで、[b] ブルデューによる 計量的手法の使い方を中心に検討すること──について敷衍する。 参照文献は、後ほど適宜追記する。 この課題の前提となっているのは、下記の「見立て=見通し」である。これらは あくまで、私の・現時点での暫定的な「見立て=見通し」であって、間違いを含んでいるかもしれない。これら自体、ブルデューのテクストに即して検討(そして、必要に応じて修正)されるべきものであるが、ここで あわせて その作業を行う準備はない: 【P】 ブルデューのエスノメソドロジー批判の中心には、「社会空間」や「界」などの概念がある。 【Q】 ブルデュー社会学における「理論」の位置は、通常の経験科学において ひろく採用されているものに おおむね 等しい。 【R】 ブルデューの学説形成史における「社会空間」概念の登場と、調査
つい先日、某哲学科院生(ウィトゲンシュタイニアン見習い)向けに「EMへの入門最初の一歩」を踏み出すためのリストを作成したので、ついでに こちらにも載せておきます。 なお、紹介文中に何度もウィトゲンシュタインの名前が出てくるのは、宛先がウィトゲンシュタイにゃんだったから。 【A】概観&入門書・教科書 なにはともあれ、エスノメソドロジーの概観は必要かと思います。哲学専攻のかたに──短いということも含め──いちばんアクセスしやすいのは 哲学者の手による紹介[0b]でしょう。これは、EM の重鎮、[4]の著者でもあるマイケル・リンチ(前 Society for the Social Studies of Science 会長)の仕事を紹介したものです。 教科書としては、私たちがつくった[0a]を。こちらに内容紹介があります: http://socio-logic.jp/ethnomethodolo
産業における官僚制──組織過程と緊張の研究 Patterns of industrial bureaucracy 作者: ゴールドナー(A.W. Gouldner)/岡本秀昭&塩原勉訳 出版社/メーカー: Routledge & Kegan Paul/ダイヤモンド社 発売日: 1955→1963 メディア: 単行本 Patterns of Industrial Bureaucracy 作者: Alvin W. Gouldner出版社/メーカー: Free Press発売日: 1964/07/01メディア: ペーパーバック クリック: 2回この商品を含むブログ (8件) を見る 序論「官僚制研究の一試論」──要約 この調査の目標は、官僚制化の度合に差異が生じるに至る社会過程をいくつか明確にし、決定的に重要な因素をいくつか確認し、それら因素の相互連関について試論的命題(仮説)を定式化することで
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