東京都知事選が始まろうとしている。猪瀬直樹が徳洲会から5000万円の裏金を受け取った疑惑が暴露されたのは、3週間前の11/22のことだ。秘密保護法案の政局がまさに佳境に入った時期だった。ここから、日本の政治は秘密保護法案で一色となり、12/6にそのクライマックスを迎えた。その間、検察からは追加のリークがピタリと止まっていた。ようやく今日(12/16)になって、1年前の知事選で、選挙運動の経費の領収書を偽造していた問題が表に出た。マスコミ報道も、辞任の詰めの段階に入ったことを示している。前回の記事で、この徳洲会事件の捕り物は、検察(特捜)が権力の復活を目したリベンジの政治であり、猪瀬直樹が生け贄に選ばれたのだと指摘したが、当然、猪瀬直樹をスケープゴートにして屠る算段にゴーサインを出したのは安倍晋三である。検察と安倍晋三で段取りを決めている。検察は、最初から猪瀬直樹に対して捜査も立件もしないこ