競技プログラミングで時々問われる「座標圧縮」について簡単に解説します。 1. 座標圧縮とは 数列 が与えられたときに、それぞれの要素が「全体の中で何番目に小さいか」を求めていく作業を、競プロ界では座標圧縮 (座圧) とよびます。 たとえば A = (8, 100, 33, 12, 6, 1211) に対しては、座標圧縮した結果は次のようになります。 1, 4, 3, 2, 0, 5 最も小さい数に「0」を割り当てて、小さい順に 1, 2, ... を割り当てて行っています。 同じ値があるとき 座標圧縮では、同じ値があるときは、タイは「一つの順位を占めるもの」として考えます。たとえば A = (6, 9, 9, 2, 100) に対しては、座標圧縮した結果は次のようになります。 1, 2, 2, 0, 3 コンテストの順位を決めるときのように (間違い) 1, 2, 2, 0, 4 というよ