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モバイル ありふれた技術を組み合わせただけ Metaのスマートグラスで「見知らぬ人を顔認識、名前や住所も特定」デモを学生が実演 Image:Tada Images/Shutterstock.com カメラが人や物体を捉えると、そのデータが瞬時に映し出されるマシンビジョンは『ターミネーター』などSF映画の中でこそ他人事で見ていられるが、実現すれば悪夢になりかねない。そうしたディストピアじみた光景を、米ハーバード大学の学生2人が、スマートグラスと顔認識技術を使って出現させたデモが公開されている。 その1人であるAnhPhu Nguyen氏は、実演を撮影した動画を公開している。この「I-XRAY」と名付けられた技術は、MetaのRay-BanスマートグラスがInstagramにライブストリーミングする機能を活用したものだ。 独自開発のプログラムがそのストリームを監視し、AIにより顔を識別する。そ
エンタメ Grok AIに著作権的なガードレールなし? 任天堂、生成AIによる “不謹慎” なマリオ画像を削除要求?ファンアートも対象の可能性 Image:Andrei Armiagov/Shutterstock.com 任天堂が代理企業を通じて、生成AIにより作られたマリオの画像などを著作権侵害として削除させているとの噂が報じられている。 The Vergeの編集者Tom Warren氏によると、Tracerの「カスタマーサクセスマネージャー」からデジタルミレニアム著作権法(DMCA)に基づく申し立てがあったとして、一部のコンテンツが削除されたとの通知をXから受け取ったという。 このTracerとは、商標権や著作権の侵害をオンライン上で特定できるとして、企業向けにAIサービスを提供している企業だ。Warren氏は実際に受け取ったDMCAテイクダウン通知を掲載しつつ、消された画像を含む投稿
テクノロジー キャッシュリンクが削除されてから約半年後 Google検索結果にWayback Machineへのリンクが追加。過去アーカイブが閲覧しやすい Image:Sharaf Maksumov/Shutterstock Googleは非営利組織Internet Archiveと提携し、Google検索結果に「Wayback Machine」へのリンクを追加し、ウェブページの過去アーカイブを閲覧できるようにした。日本でも有効になっていることが確認できる。 今年初め、Googleは検索結果からキャッシュへのリンクを削除したことを公式に認めていた。検索担当責任者ダニー・サリバン氏は「ページが読み込まれるかどうか当てにならないことがよくあった時代」の産物として、最近はだいぶ改善されたとして「引退させることにした」と述べていた。 その代わり、サリバン氏は「個人的には」と前置きしつつ、キャッシュ
モバイル 映画監督向けのカメラ機能よりも説明すべきでは iPhone 16シリーズ、アップルが説明しなかったこと。全モデル8GB RAM、ミリ波は米国のみ、通常モデルはUSB 2.0等 Image:Apple アップルが本日未明に開催した「時が満ちる。」イベントは1時間40分近くに及んだが、iPhone 16シリーズの全てを説明したわけではない。少なくとも2025年までは日本で使えないApple Intelligenceや、Proモデルでの映画撮影につき長い尺が割かれていたが、一方で言及されなかった/おそらく言及したくなかった要素もかなりある。 iPhone 16シリーズ全モデルに8GB RAM搭載 同社はiPhoneの内蔵RAMを公に宣伝したことはないので、基調講演で触れなかったのは特に不自然ではない。だが、ユーザーの関心が最も集まっていた箇所の1つだったのは確かだろう。 米MacRum
Image:Apple アップルのイベント「It’s Glowtime」まであと数日。今回誰もが注目するのは、iPhoneの2024年モデルの発表だろう。そして、そのiPhoneには「iOS 18」がプリインストールされる。 だが、ユーザー個々の都合や計画により、今年は買い換えを見送ろうという人も多いことだろう。当然ながら、既存のiPhoneでもiOSをアップデートし、最新の機能を使うことができる。 iOS 18に対応している機種を列記すると、iPhone XR / XS / XS Max、 iPhone 11 / 11 Pro / 11Pro Max、iPhone 12 / 12 mini / 12 Pro / 12 Pro Max、iPhone 13 / 13 mini / 13 Pro / 13 Pro Max、iPhone 14 / 14 Plus / 14 Pro / 14 Pr
テクノロジー 他にもいくつか著作権に関する訴訟を起こされている Internet Archiveは違法? 電子書籍所蔵に関する著作権訴訟に敗訴 Image:Postmodern Studio/Shutterstock インターネット上に公開されているウェブサイトをはじめとするデジタルコンテンツは、物理的な世界とは異なり、提供元のサーバーから削除されてしまえば跡形もなく消滅してしまう。Internet Archiveは、そのようなコンテンツにも文化的価値を認め、削除される前にアーカイブを保管することで、研究者、歴史家、学者から一般人まであらゆる人々に無料でアクセスできるデジタルライブラリーを構築する非営利団体だ。 もちろん、インターネット上に公開されている情報コンテンツにも著作権は適用されるが、Internet Archiveは、ユーザーによるそのコンテンツの利用はあくまでフェアユースの原則
Image:FlashMovie_Shutterstock 宇宙もののSFアニメや小説では、宇宙船で長距離を瞬時に移動するワープ航法のシーンが登場することがある。当然ながらこれは架空の技術なのだが、物理学者のなかには、何十年もこの移動方法の実現可能性を研究している者もいる。 もし、現実的にワープ航法を実行しようする場合、宇宙船の周囲の時空をバブル状に切り取り、その前方の時空を縮めると同時に後方を膨張させることでバブルの空間的座標を超光速で動かすことが可能だという理論がメキシコの物理学者ミゲル・アルクビエレ氏によって提唱されている。 ただし、アルクビエレ氏の説を実現しようとする場合、光の速度で移動するバブルを発生させるには、現在観測できる全宇宙に存在するよりもさらに大きな負のエネルギーが必要になるなど、現代人類の科学力では不可能な問題がいくつかある。 Image:Vadim Sadovski
モバイル 動かすまでの環境設定が面倒 アップル、iPhone/iPad用PCエミュレータを初承認。古いDOSやWindowsゲームがプレイ可能 Image:Turing Software/App Store アップルが初めて、iPhone/iPad/Vision Pro用のPCエミュレータ「UTM SE」をApp Storeで公開することを承認した。このアプリを使えば、昔のWindowsやMac OSなどのゲーム等を楽しめるようになる。 今年4月、アップルはApp Storeガイドラインを改定し、レトロゲームのエミュレータを許可するようになった。本体には含まれていないゲームを後からダウンロードする形のアプリが配布可能となり、任天堂ハードを網羅する「Delta」やPSPゲームに特化した「PPSSPP」など、次々とゲームエミュレータがApp Storeに登場している。 しかし、PCエミュレータ
モバイル A17 Pro以上であればApple Intelligenceは動作 次期iPad miniは「A17 Pro」搭載か。“8つの開発中iPad”情報が浮上 次期「iPhone 16」シリーズでは、全モデルに「A18」チップが搭載される手がかりが見つかっていた。それに続き今後のiPadモデルには「M5」やA17 Proチップが使われる可能性が浮上している。 Image:Apple/YouTube 米MacRumorsのライターAaron Perris氏は、新たなiPad識別子が見つかったと報告している。情報源には言及していないが、「5つのiPhoneに加えて」としつつ、先日の発見者であるNicolás Alvarez氏に謝意を述べているため、やはりアップルのバックエンド(サーバー)から見つけたと思われる。 新たに存在が判明した未発表iPadは14機種だが、そのうち6つは「廃棄された
PC Windows向けArmチップとしては大きく進化 Copilot+ PCに搭載の「Snapdragon X Elite」、Apple M3との性能差が判明 Image:Microsoft クアルコムは最新のWindows PC向けチップ「Snapdragon X Elite」が、アップルのM3を凌駕するとしきりに強調してきた。そのチップが搭載された第11世代Surface Proほか「Copilot+ PC」がようやく発売され、ベンチマークの結果が次々と届き始めている。 まだ6月18日に発売されてから数日ということもあり、初期のベンチマーク結果にはばらつきがある。最新チップだけにベンチマークアプリが最適化されていないとも推測されるため、これら数値は後に変わりうる可能性もあることを留意されたい。 マイクロソフトとクアルコムが仮想敵としているMacBook Air搭載のM3は8コアCPU
テクノロジー パスワードも口座番号もプレーンテキストで保存 Copilot+ PC上の全てを記録する「Recall」、セキュリティ上の大惨事を引き起こす? Image:Microsoft マイクロソフトはPC上で見たもの・行ったこと全てを探せる新機能「Recall」を世に送り出そうとしている。6月18日に発売される「Copilot+ PC」に準拠したマシンで利用できる予定だが、この機能がサイバーセキュリティにとって「大惨事」になりかねないと専門家が警告を発している。 RecallはローカルのAIモデルを使い、コンピューター上で見たり行ったすべてのスクリーンショットを記録し、数秒で何でも検索できる機能だ。マイクロソフトは、完全にデバイス上に構築・保存されるため、プライバシーも保護されると主張している。 が、サイバーセキュリティ専門家のKevin Beaumont氏は、本機能に潜在的なセキュリ
ホーム/ヘルス Amazonでは21%ポイント還元の初回セールも Anker、ブランド初のセンサーライト⼀体型セキュリティカメラ「Eufy Solar Wall Light Cam S120」 アンカー・ジャパンは、スマートホームブランドEufy(ユーフィ)より、屋外⽤センサーライト⼀体型のセキュリティカメラ「Eufy Solar Wall Light Cam S120」を発売した。価格は14,990円(税込)。Amazonでは初回セールとして6月10日までの間21%のポイント還元を行う。 ブランド初の屋外用センサーライト一体型セキュリティカメラ。夜間や暗所での動体感知で最⼤300ルーメン、自然光に近い4000Kの白色光が⾃動点灯する。ユースケースとして、⽞関や庭、⾞庫、裏⼝等に設置することで、⼿動でライトを点灯する手間が省けるほか、防犯にも最適だと同社は説明している。 スタイリッシュなデ
Image:Samsung 米国家安全保障局(NSA)は、インターネットなどデジタルスペース上でユーザーがスマートフォンをハッカーなどの手から守るための方法を解説する文書で、毎週スマートフォンの電源を切り、再起動することを推奨。主にスピアフィッシングとゼロクリック攻撃を防げる場合があるとしている。 これはForbesが2020年のNSA文書から見つけ出したもので、まだホームボタンがあった頃のiPhoneとサムスンのGalaxyスマートフォンを対象とした古い情報だ。ほかの推奨事項としては、充電コードは純正品を使用すること、可能なら生体認証の使用を検討するといった基本的な、またはいまとなっては少し時代遅れ感のあるものが含まれているが、いまでも通用する考え方と言えるだろう。 スマートフォンはPCと同様にOSの上で様々なアプリを動かし、搭載されている様々なハードウェアを制御している。そのため、たと
テクノロジー モバイル 来春後半からAppleウォレットの身分証明書機能を日本展開 iPhoneでマイナンバーカード、対応モデルは?何ができる?取材でわかった現状と今後 Appleウォレットの身分証明書機能を米国以外で初展開へ 日本のICカード身分証であるマイナンバーカードが、来春後半からiPhone(iOS)のAppleウォレットアプリに登録して電子証明書として使えるようになる。アップルが5月30日に行った発表の内容について、取材でわかった情報を伝えよう。 スマホで利用できるマイナンバーカードは、2023年にグーグルのAndroid端末が「スマホ用電子証明書」サービスとしてアップルに先駆けてこれを実現した。Androidのサービスはマイナンバーカードに内蔵するICチップの利用に対応している。 アップルはデジタル庁と連携しながら、iPhoneのAppleウォレットにマイナンバーカードの「券
モバイル コンパクトなSE好きにはどう受け止められるのか 「iPhone SE4」、有機ELやFace ID搭載でも8万円以下に収まる? Image:Wachiwit/Shutterstock.com アップルの次期廉価版スマートフォン「iPhone SE4」が準備中であることは、著名アナリストやサプライチェーンからの有力情報が相次いだこともあり、ほぼ確実視されている。が、iPhone 14標準モデルをベースとする=有機ELディスプレイやFace IDが搭載されるとの予想から、第3世代からかなりの値上げになるとの懸念もある。 そんななか、アップルは米国でのiPhone SE4の開始価格について、500ドル以下を目指しているとの噂が報じられている。 リークアカウントの@Revegnus1によると、iPhone SE4の米国価格は第3世代と同じ429ドルに据え置かれるか、約10%の値上げになる
ゲーム 権利者が許可しないゲームのダウンロードは違法 iPhone用レトロゲーム機エミュレータ、App Storeで入手できるものまとめ Image:robtek/Shutterstock.com 今年4月、アップルはApp Storeレビューガイドラインを更新し、名指しでレトロゲーム機エミュレータを解禁した。その後、すでに何本かの人気エミュレータが相次いで登場している。以前から定評あるエミュレータがiOSに移植、ないし非公式アプリストアにあった既存のアプリがアップルの承認を追加した格好である。 記事執筆時点(5月20日)時点でApp Storeにて入手できる(近日配信予定を含む)人気エミュレータをざっと紹介しておこう。 Delta 初代NES(海外版ファミコン)やスーパーファミコンおよびNINTENDO 64、初代ゲームボーイからニンテンドーDSまで、幅広い任天堂製レトロゲーム機を網羅。
エンタメ EUのAI法に対応 ソニーミュージック、AI強化目的の「無許可のコンテンツ使用」を700以上の企業に警告 Image:Sony Music ソニー・ミュージックグループ(SMG)、はAI開発企業および音楽ストリーミングサービス各社に対して、自社のコンテンツをAI強化学習に使用することを「オプトアウト」すると宣言した。 これにより、SMGのコンテンツをAI開発に使いたい開発者は、明示的に許可を得なければならなくなる。SMGは、700ものAI開発者や音楽ストリーミング企業に書簡を送っており、その書面には、送付先企業がすでにSMGの著作権を侵害している可能性があると警告しているとのことだ。 書簡はさらに、不正使用がないことを確約するか、すでに使用されたSMG所有のコンテンツに関する情報を開示し、「当該SMGコンテンツが、貴社もしくは貴社の関連会社、または貴社に代わってその作業を請け負っ
サイエンス テクノロジー いったん嘘をつくようになるとやめられないとも AIはすでに「人を騙す能力」を身につけている? 新たな論文発表 Iamge:Stokkete/Shutterstock.com ここ数年、AIの発展は著しい。文章を書き、膨大な量のデータを処理し、プログラムコードを書くことも可能になった。完璧とまではいかないまでも、一部の人々にとっては作業の生産性向上に大きく役立っていることだろう。 しかし、そのAIはいつまでも人に従順ではないかもしれない、と不安になる報告も出てきている。新しい研究論文によれば、様々なAIシステムが、「真実以外の結果を達成するために、他者に偽の信念を抱かせる」技術を体系的に学習していると報告されている。 この論文では、外交をモチーフとするボードゲーム『Diplomacy』で生身のプレイヤーを凌ぐほどの実力を示すMetaのCICEROのような、特殊な用途
テクノロジー アップルはこれまでもプライバシーを重視してきました アップルは巨大IT企業で唯一、自社AI訓練の著作権問題がない? Image:Framesira/Shutterstock.com 2月に行われたアップルの今年最初の決算報告で、ティム・クックCEOは「iOS 18」に触れなかった。その一方で、AIについては2度も言及。同氏は発言の中でアップルがAIに「膨大な時間と労力」を費やしているとし、その詳細は「今年のどこかで」発表されると述べた。その機会はアップルが毎年開催している世界開発者会議、WWDCになるはずだ。 そしてアップルは、生成AIを合法的に訓練する唯一の巨大テクノロジー企業かもしれない。 大規模言語モデル(LLM)を使用した生成AIチャットボットは、OpenAIの「ChatGPT」、マイクロソフトの「Copilot」、Googleの「Gemini」などが次々と話題になっ
ゲーム 通称「スイッチ2」は超解像技術やレイ再構成でゲームの表現力を底上げ? Nintendo Switch後継モデル、サムスン製の第5世代V-NAND採用でゲーム読み込みを高速化か Image:Sadie Mantell/Shutterstock.com Nintendo Switch後継モデル、通称「スイッチ2」に関する噂話や自称リークは数多く届けられてきたが、「CPUやGPU性能は控えめにして、機械学習により表現を底上げする」方向性以外は、ほぼ謎に包まれている。 そんななか、スイッチ2のゲームカード(ソフトのカートリッジ)や内蔵ストレージには、従来より大幅に高速なサムスン製の第5世代V-NANDが採用される可能性が浮上している。 ゲーム業界の求人情報を調べることで知られるDoctre81は、2019年まで在籍していた元サムスン電子デバイスソリューション事業部シニアディレクターのLin
Image:Chikena/Shutterstock.com アップルの次期廉価版スマートフォン、通称「iPhone SE 4」に関しては、様々な噂話が届けられてきた。それらを総合すると「ほぼiPhone 14標準モデル、ただしシングルカメラ+USB-C搭載」といったところだ。 これまで専ら、話題がホームボタンなしの全画面、ノッチ(画面上部の切り欠き)等のデザイン面に集中していたなか、新たに詳細なスペックに関するリーク情報が発信されている。 リークアカウントの@negativeoneheroは「iPhone SE 4で噂されるスペック」をX上にシェアしている。 iPhone SE 4 rumored specifications: – Size and weight: 148.5 x 71.2 x 7.8mm, 166g – Appearance: 7000 series aluminiu
テクノロジー 修正された模様ですが、まだ行き届いていない環境もあるかも X、投稿された文中の「Twitter.com」を勝手に「X.com」に書き換え。リンク先偽装に悪用の可能性を指摘される いまだ「Twitter」と呼ばれることが多く、むしろTwitterという方が話が通じるのだが、イーロン・マスクが買収したSNSは現在「X」という名前になっている。 とはいえ、ウェブの様々な場所に埋め込んで拡散されるSNSの仕組み上、サービスのURLを簡単に変えることは難しいのか、いまだXのサービスは「twitter.com」ドメインで運用されているのが実際のところだ。 ただ、マスク氏は投稿に含まれるサービス名やURLが、いつまでも旧名の「Twitter」であることが気に入らないのかもしれない。最近、何人かのXユーザーが、XのiPhoneアプリで表示したとき、投稿に含まれるURLの「twitter.co
PC 指紋の付きにくさも魅力的 「M3 MacBook Air」1か月レビュー。試してわかった“活きる使いこなし” 15インチのM3搭載MacBook Airを約1か月間使ってみた アップルは、最新のApple M3チップを搭載するモバイルノート「MacBook Air」を3月に発売した。15インチのモデルをアップルから借りて、1か月間ほど試した筆者の体験をレポートする。 AppleシリコンはAI対応。生成AI系アプリケーションの動作が快適 AppleシリコンにはM1チップの頃から機械学習(Machine Learning)モデル、言い換えればAIモデルの処理に特化するNeural Engineが統合されている。アップルは「M3チップファミリー(上位のPro/Maxを含む)のNeural Engineによる処理は、M1チップファミリー(M1 Pro/Max/Ultraを含む)よりも最大60
モバイル 【連載】佐野正弘のITインサイト 第102回 「Galaxy S24」で“SIMフリー”大幅強化、サムスンが日本市場に抱く危機感 4月に入り、夏の商戦期に向けたスマートフォン新機種発表が徐々に始まるシーズンとなったが、その先陣を切ってスマートフォン新機種の投入を発表したのがサムスン電子である。同社は4月3日に、フラグシップモデル「Galaxy S」の2024年モデル「Galaxy S24」シリーズ2機種を、日本市場に向けて発売することを発表した。 「Galaxy S24」シリーズ国内発売から見える日本市場戦略 Galaxy S24シリーズは、従来力を入れてきたカメラの強化だけでなく、自社独自のAI技術「Galaxy AI」を活用した、新しい機能を数多く搭載しているのが特徴。文字起こしに対応したボイスレコーダーや、音声通話を他の言語に翻訳してくれる「リアルタイム通訳」、さらには撮影
Image:University of Rochester 米ロチェスター大学の研究者ランガ・ディアス氏は、昨年8月に発表した「常温超伝導」を実現したとする論文の正確性に関する懸念から受けていた第三者委員会による調査の結果、「研究不正行為」に関与していたと認定された。 問題となった研究は、窒素を加えた水素化ルテチウムが室温で超伝導状態、つまり電気抵抗がゼロになるという、通常では考えられない特性をもつと報告していた。しかしその後、この主張に疑問を持った他の科学者らが、研究内容に矛盾点があることを指摘し、論文は撤回されることになった。 昨年、常温超伝導を実現すると呼ばれる物質に関する論文が、いくつかあったたことを覚えている人も多いだろう。その中でも最も大きな話題になったのは、韓国の高麗大学の研究チームによるもので、ラナーカイトとリン化銅を組み合わせた「LK-99」と称する物質についてのものだ。
Image:Pe3k/Shutterstock.com 最近にわかにNintendo Switchの後継モデル、通称「スイッチ2」の発表・発売時期に関する噂が相次いでいる。海外メディアEurogamerなど複数の情報源が2025年初頭に発売説を唱えた直後に、日経新聞が「2025年3月にも発売へ」と報じていた。 そんななか、スイッチ2の価格が399ドル~499ドル(約6万円~7万5000円)になる可能性が高いとの予想が報じられている。 もちろん任天堂はスイッチ2の存在を公式に認めていないが、その仕様に関しては多くのリーク情報や推測が届けられてきた。 ざっくりまとめれば、NVIDIAの未発表SoC「T239」(車載用チップTegra Orin=T234のカスタム版)を搭載。NVIDIAのAmpereアーキテクチャを採用し、1280基のCUDAコアを内蔵、サムスンの8nmプロセスで製造するといっ
PC 超解像技術の利用ハードルを下げる可能性 NVIDIA、AMD、インテルの“超解像技術”、Windows 11が統合へ。新API「DirectSR」発表 Image:Piotr Swat/Shutterstock.com ここ数年、ゲーミングPCでは超解像技術の利用が活発化している。システム内部では低解像度で描いて負荷を減らしつつ、AIによりアップスケーリングすることで見かけは高解像度にするものだ。一方、GPUメーカーがそれぞれ独自規格を打ち出すことで、乱立していた感があった。 そんななか、マイクロソフトがNVIDIA、AMD、インテルの超解像度機能を統合し、ゲームを開発しやすくする新たなWindows API「DirectSR」を発表した。 同社のプログラム・マネージャーであるジョシュア・タッカー氏はブログ記事で、これをゲームとSR(超解像技術)間の「ミッシング・リンク」と表現し、「
PC Microsoftアカウントなしでセットアップしたいです イーロン・マスク、Windows 11のセットアップに苦戦。マイクロソフトCEOに改善要望 Image:Tada Images/Shutterstock.com 大富豪のイーロン・マスク氏は先週末、新品のWindows 11搭載PCのセットアップを自ら行っていたようだ。そしてその途中でMicrosoftアカウントを要求されたことに腹を立てていた。 マスク氏はMicrosoftアカウントを有しておらず、また「彼らのAIに私のコンピューターへのアクセスを与え」たくないため、この要求に従いたくないとのことだった。 マスク氏がX(旧Twitter)にその旨を投稿したところ、Xのクラウドソースによるファクトチェック機能であるコミュニティノートを通じて「Windows 10では可能だった」とマスク氏が述べるMicrosoftアカウント入力
AV 初代モデルは「未来」ではなく「未来のプレビュー」 まだApple Vision Proは未完成、「理想型まで4世代かかる」との社内情報 Image:Ringo Chiu/Shutterstock.com 一般的に新たなカテゴリーの初代製品はバグや欠点が残っていることが避けがたく、ことアップル製品の初物買いは、リスクや未熟さも込みで楽しむものだといわれる。アップルが今月初めに米国で発売した空間コンピュータ「Apple Vision Pro」は、その究極の形だろう。 それはユーザーのみならず、アップル社内で本製品に関わっているチームの一部は、理想の形に達するまでには4世代かかる可能性があると考えていると、著名ジャーナリストが伝えている。 アップルの内部事情に詳しいBloombergのMark Gurman記者は、自らVision Proを約1週間使ってみたという。ざっと感想をまとめてみる
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