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2024年4月期に放送されたTVアニメ『ガールズバンドクライ』にて、河原木桃香役を演じたギタリスト/声優の夕莉(ゆり)に、作品でのアフレコや2ndアルバム『棘ナシ』の制作についてインタビュー。物語やキャラクターに込めた想いや、楽曲の“ギター的”な聴きどころなどをたっぷりと語ってもらった。 取材・文=鈴木健也 イラスト提供=東映アニメーション ファンの人たちと同じように “ガルクラ・ロス”になっている感じです(笑)。 夕莉(トゲナシトゲアリ) TVアニメ『ガールズバンドクライ』の放送が終わりました。まずは率直な思いを教えてください。 声優初挑戦ということで放送前からかなり長い間準備をしてきたので、「それがもう終わってしまったんだ」っていう、ファンの人たちと同じように“ガルクラ・ロス”になっている感じです(笑)。始まる前は、どういう反応をいただけるのか、めちゃくちゃドキドキしていたんですが、最
円熟味を増すGRAPEVINEのギター・サウンドを徹底レポート|2024年7月13日@日比谷野外音楽堂 2024-09-24 Alternative Rock Rock GRAPEVINEが2024年7月13日(土)に開催した日比谷野外音楽堂でのワンマン・ライブ、“The Decade Show:Summer Live 2024”。多種多様なギターを巧みに使い分け世界観を演出する、田中和将(vo,g)と西川弘剛(g)のサウンドにフォーカスしたライブ・レポートをお届けしよう。 取材/文=伊藤雅景 写真=垂水佳菜 ファン垂涎の楽曲を詰め込んだアニバーサリー・ライブ GRAPEVINEは2014年にポニー・キャニオンを離れ、現在のビクター/スピードスター・レコーズへ移籍。今年(2024年)はちょうど移籍後10周年を迎える節目の年でもある。 今回のワンマン公演は、その周年を記念したアニバーサリー・
BOSSより、ポータブルなサイズのマルチ・エフェクター“GX-10”が発売された。2022年発売の“GX-100”から継承したタッチ操作対応のカラー・ディスプレイと物理ノブといった、使いやすいユーザー・インターフェイスとサウンドを、さらにコンパクトな筐体に凝縮している。 本機の特徴を紹介しよう。 170種類のエフェクトと32種類のプリアンプを搭載 GX-10は、歪み系をはじめ、「スライサー」「ヒューマナイザー」といったインパクトの強い音色まで170種類のエフェクターを搭載。特にプレイヤー個々のこだわりが強い「オーバードライブ」「ディレイ」「リバーブ」といったエフェクトには豊富なバリエーションを用意して、音作りの自由度を高めた。 また、ギター23種類、ベース9種類、あわせて32種類のAIRDプリアンプも搭載した。発音状況でのギター/ベースアンプ全体のふるまいやスピーカーやキャビネットの相互作
Gateballersが新体制となってから初のEP『Virtual Homecoming』を、2024年10月30日(水)にデジタル配信限定でリリースした。インタビュー後編では、EPの制作の裏側について、濱野夏椰(vo,g)と萩本あつし(g)に語ってもらった。 取材・文=小林弘昂 人物撮影=星野俊 関連記事 【前編】Gateballersの濱野夏椰と萩本あつしが語る、バーチャル世界の到来を描いた新EP『Virtual Homecoming』 記事を見る “一番好きなことをやろう”となって、 やっぱりニルヴァーナとレッチリだなと思ったんですね。 ──濱野夏椰 濱野夏椰(左) & 萩本あつし(右) 今回のEP『Virtual Homecoming』は、どういうイメージで制作に入ったんですか? 濱野 タイトルは5年前から決まっていて。どうして『Virtual Homecoming』なのかというと
Gateballersが新体制となってから初のEP『Virtual Homecoming』を、2024年10月30日(水)にデジタル配信限定でリリースした。タイトルどおりバーチャル世界の到来を描いたEPで、近未来的なシンセサイザー・サウンドをギターで表現したり、その逆に90年代風のディストーションで肉体的なビートを描くなど、ギターで表現できる可能性をとことんまで追い込んでいる。今回、ギター・マガジンでは約5年ぶりにGateballersのインタビューを敢行。濱野夏椰(vo,g)と2022年10月からサポート・ギタリストを務める萩本あつし(ex.Layne)に、制作について話を聞いた。インタビュー前編では、メンバーの脱退や濱野の怪我により活動が止まってしまっていたGateballersが再始動するまでのエピソードをお届けしよう。 取材・文=小林弘昂 人物撮影=星野俊 関連記事 Intervi
内田勘太郎がブギ連のライブで使用する、K.Yairiのオリジナル・ギターと3本のスライド・バー 2024-10-02 Blues 内田勘太郎と甲本ヒロトによるブルース・ユニット、ブギ連が2024年10月2日(水)に約5年ぶりとなる2ndアルバム『懲役二秒』をリリースした。本記事では、内田勘太郎がブギ連のライブで使用するメインのアコースティック・ギターと3本のスライド・バーを本人の解説付きで紹介する。また、ギター・マガジン2024年11月号では内田勘太郎と甲本ヒロトのアルバム・インタビューを掲載しているので、そちらもあわせてチェック! 取材・文=小林弘昂 機材撮影=星野俊
表紙特集 RAT1台を商売道具に 重厚なスチール・ボックスに身を包んだ無骨なルックスと、唯一無二のディストーション・サウンドで世界中のギタリストたちに愛されてきたProCoのRAT。登場したのは1978年。今や45年以上もの歴史を持つ大定番エフェクターである。 ジェフ・ベックやデヴィッド・ギルモアを始めとするレジェンド・ギタリストたちが愛用したことで知られるRATだが、それだけではなく、椎名林檎の代表曲「丸の内サディスティック」でRATのことが歌われていたり、近年話題の『ぼっち・ざ・ろっく!』では作中のペダルボードにRATをモチーフにしたペダルが置かれていたりもする。つまりディストーションとして、引いてはエフェクターとしてそれだけアイコニックな存在なのだ。 生存競争の激しいエフェクターの世界において、なぜRATはこれほど長い間支持され続けてきたのか、その魅力に色々な角度から迫ってみよう。
たかはしほのか(vo,g)がリーガルリリーで使用する1972年製テレキャスターを徹底解剖! 新作『kirin』のレコーディングでは「17」以外のすべての楽曲で使用したそうだ。使用弦や巻き数、ブリッジ・サドルのセッティングなどの詳細も見ていこう。記事下部では登場楽曲を検討中のフェンダーAcoustasonicも紹介! 取材/文=伊藤雅景 写真(1972 Fender/Telecaster)=星野俊 写真(American Acoustasonic Stratocaster)=スタッフ提供 Guitars 1972 Fender/Telecaster リーガルリリーのギター・サウンドの核 たかはしの絶対的メイン器、1972年製のテレキャスター。新作『kirin』のレコーディングでは「17」以外のすべての楽曲で使用された(「17」はギブソンES-335を使用)。基本的に目立つ改造は施されていない
リーガルリリーの新作フル・アルバム『kirin』が2024年8月に発売された。たかはしほのか(vo,g)の唯一無二のメロディ、ディストーションでかき鳴らすオルタナ・サウンドはもちろん健在だが、今作では新たな試みとして3曲でアレンジャーを起用。今回は、そこで生まれた新たな発見や、ギター・アレンジへ込めたこだわりを聞かせてもらった。 取材/文=伊藤雅景 ライブ写真=藤井拓 音楽との向き合い方そのものに 凄く刺激を受けたんです。 リーガルリリー。左から海(b)、たかはしほのか(vo,g)。 今作『kirin』は、アレンジャーに亀田誠治さん(「ムーンライトリバース」編曲)、石若駿さん(「me mori」編曲/d)、荒木正比呂さん(「ますように」編曲)などが参加されていますが、ギターのアレンジも一緒に考えていったのですか? そうですね。もともと私は亀田さんのロック・バンドに対するアレンジのアプローチ
ギターサウンドを華やかに彩るラックシステム kenのギターから送られる信号は、ラック右下の⑥カスタムルーティングユニットへ入力される。ここからは、ラック内のそれぞれのセクションを解説していこう。 ラックシステムの概要 【Gear List】 ①Shure/AXT400(ワイヤレスレシーバー) ※未使用 ②Furman/PL-Plus DMC J(パワーコンディショナー) ③FREE THE TONE/PC-184(パワーサプライ) ④FREE THE TONE/PMS-16U(MIDIルーティングシステムコントローラー) ⑤FREE THE TONE/PC-76(リモートコントロールインターフェース) ⑥FREE THE TONE/カスタムルーティングユニット ⑦ETA/PD8L(パワーディストリビューター) ⑧KORG/DTR-1(チューナー) ⑨Alesis/Q20(マルチラック) ⑩
内田勘太郎と甲本ヒロトによるブルース・ユニット、ブギ連が2024年10月2日(水)に約5年ぶりとなる2ndアルバム『懲役二秒』をリリースした。本記事では、甲本ヒロトが愛用するHOHNERのダイアトニック・ハーモニカを本人の解説付きで紹介する。また、ギター・マガジン2024年11月号では内田勘太郎と甲本ヒロトのアルバム・インタビューを掲載しているので、そちらもあわせてチェック! 取材・文=小林弘昂 機材撮影=星野俊 関連記事 内田勘太郎がブギ連のライブで使用する、K.Yairiのオリジナル・ギターと3本のスライド・バー 記事を見る Kohmoto’s Diatonic Harmonicas HOHNER Marine Band Crossover(Left) / Special 20(Right) シチュエーションのよって使い分けるHOHNERのハーモニカ 甲本が愛用するHOHNERのダイア
スティーヴィー・レイ・ヴォーンが生涯愛し続けた絶対的メイン・ギター“No.1”。本器に搭載されたピックアップや弦高などの詳細なセットアップは、すでに公になっているものも多いが、今回は改めてその真実を深掘りしていこう。1985年からスティーヴィーが亡くなるまで、彼のギター・テックを務めたルネ・マルティネスの証言とともにお届け。 文=細川真平 Photo by David Redfern/Redferns 諸説あった“No.1”の製造年 スティーヴィー・レイ・ヴォーンは1983年にメジャー・デビューし、1990年にヘリコプター事故で亡くなった。その7年の間に彼が遺したものはあまりにも大きい。そのプレイとトーンに多くのギタリストが惚れ込み、影響を受け、憧れ、今でもそれらを追い求め続けている。ジョン・メイヤーやケニー・ウェイン・シェパードがその筆頭と言っていいだろう。また、スティーヴィーよりも上の
ジェフ・ベックが1978年の来日時に使用した、1954年製(と思われる)サンバースト・フィニッシュのストラトキャスターを深掘り。時期によって違うストリング・ガイドの位置はジェフの好みに合わせたものなのか、はたまたネックごと交換していたものなのか。様々な角度から考察してみた。 文=細川真平 Photo by Paul Natkin/Getty Images 奇妙な位置に取り付けられた羽根型のストリング・ガイド 今回は、ジェフ・ベックが1978年のスタンリー・クラークとの来日ツアーの一部で使い、1980年の“There And Backツアー”ではメイン・ギターとした、1954年製(と思われる)サンバースト・フィニッシュのストラトキャスターをご紹介しよう。 1980年12月の日本武道館公演での写真。(Photo by Koh Hasebe/Shinko Music/Getty Images)
ジェフ・ベックが1978年にスタンリー・クラークを伴って来日した際に使用したストラトキャスターは、ホワイトのボディにローズ指板のネック、エレクトロニクスにはSCHECTER製のアッセンブリーが組み込まれた1本だった。キャリアのごくわずかな期間でしか登場していないため、本器の詳細は不明。現在得られている情報から、このストラトの仕様を考察していこう。 文=細川真平 Photo by Koh Hasebe/Shinko Music/Getty Images パーツの年代がバラバラな“SCHECTERアッセンブリー・ストラト” ジェフ・ベックは1978年に、ジャズ/フュージョン畑の超絶ベーシスト、スタンリー・クラークを伴って来日した(ドラムスはサイモン・フィリップス、キーボードはトニー・ハイマス)。ジェフはスタンリーの75年のアルバム『Journey To Love』で、タイトル曲のほかに「Hel
“ペンタ一発”の発明者! モダン・ブルース・ギターの父、T-ボーン・ウォーカーの生涯 2024-08-20 Blues Legends 毎週、1人のブルース・ギタリストに焦点を当てて深掘りしていく新連載『ブルース・ギター・ヒーローズ』。今週から、“ペンタ一発”の発明でギターの歴史を変えたモダン・ブルース・ギターの父、T-ボーン・ウォーカーの特集がスタート! まずは、後年のブルースやロックに多大な影響を与えることとなる、彼の一生涯を紹介しよう。 文=久保木靖 Photo by Michael Ochs Archives/Getty Images ブラインド・レモン・ジェファーソンの手を引いたダラス時代 “ペンタ一発”……なんと素晴らしい響きか。昨今の多くのロック〜ブルース系ギタリストが最初に身につけるこのアドリブ手法を“発明”し、流通して間もないエレクトリック・ギターを手に大々的に世に広めて
YouTube楽曲のコードを自動分析! 演奏からバッキング・トラックを自動生成! ギタリストなら知っておくべき、Spark40の凄ワザ2選! 2024-08-16 Positive Grid Spark40は、小型ギター・アンプに先進のデジタル機能をぎっしり詰め込んだ、自宅練習に最適のアイテム。今回は、スマホ・アプリと連携させたSpark40を活用した練習の楽しみ方を紹介します。 文=ワタナベダイスケ 写真=小原啓樹 自動作曲やコード分析までやってのける超・未来派アンプ。それが“Spark40” 前回はデジタル・アンプとしての基本機能を中心に解説した、Positive Grid Spark40の入門特集をお届けした。 今回はその第2弾として、スマホ・アプリ経由でのネット連携ができるからこそ可能となった、便利な2つの機能を紹介しよう。 それが、自分の演奏を機械学習して伴奏を自動生成してくれる
ジェフ・ベックの名盤『Wired』のジャケに写る、ストラトキャスターの謎を追え! 2024-08-07 Legends ジェフ・ベック『Wired』のジャケに写る、謎の白いストラトキャスター。ここでは本人の証言や当時の写真/映像などを手がかりに、この“謎ストラト”をアレコレと推測! はたして驚きの鑑定結果とは!? 文=細川真平 このジャケットのストラトは、何年製のどういった個体なのか? ギター名盤は数々あるが、ジャケットにギターが写っていないものも多いし、(ギター好きの視点からして)ジャケット写真が凄く良いと思えるものは、案外少ないように思う。その中で、文句なしに“死ぬほどかっこいい”ジャケットが、ジェフ・ベックの『Wired』(1976年)だ。 白のジャケットを着て、白/ローズのストラトキャスターを弾くジェフ。その躍動感のある写真をより生き生きと見せる、光の帯の加工。もとの写真が良いのは
毎週、1人のブルース・ギタリストに焦点を当てて深掘りしていく新連載『ブルース・ギター・ヒーローズ』。今回はフレディ・キングの歌心あふれるプレイを支えたギブソン・ギターの名器、ゴールドトップのレス・ポール、ES-345、ES-355を紹介しよう。 文=久保木靖 Photo by Frans Schellekens/Redferns 【特集】フレディ・キング〜豪放磊落な“テキサス・キャノンボール” 特集を見る 活動初期を支えたゴールドトップのレス・ポール フレディ・キングがシーンの第一線に躍り出た1960年代初頭に手にしていたギターは、初期の代表作『Let’s Hide Away And Dance Away』(1961年)のジャケットで軽々と構えているギブソンのレス・ポールだ。 1953〜1954年製と思われるゴールドトップ期の個体で、P-90ピックアップを2つ搭載し、ブランコ・テールピース
65年製のネックとWarmothボディの組み合わせ レコーディングで使用したのは、Mummy-D(RHYMESTER)とのユニット“マボロシ”でもメイン器として愛用していたストラトキャスター。フェンダーの65年製ネックに様々なボディを付け替えており、現在は購入時と同じくWarmothのアッシュ・ボディを組みわせている。ボディはチェンバード構造になっているため非常に軽量。マスター・ボリューム&マスター・トーンというシンプルなコントロールにカスタマイズされているのもポイントだ。ギラついた音からイナたいサウンドまで作りやすいとのこと。 1977 Greco LP Type P-90に換装した国産ゴールドトップ 4〜5年ほど前に、ゴールドトップの見た目を気に入って手に入れたというGrecoのレス・ポール・タイプ。製造年は1977年だと思われる。もともとミニ・ハムバッカーが搭載されていたが、“シング
Q:そもそもDAWって何? A:歌や楽器の演奏を録音/打ち込んで楽曲制作ができるソフトウェアです。 DAWはDigital Audio Workstationの略で、ディーエーダブリューやダウと呼ばれます。 ギターを始めとする楽器の演奏を録音したオーディオ・データや、ソフトウェアの音源を使った打ち込みデータ=MIDIデータを扱って楽曲制作が可能です。 多くのDAWはPCで動作しますが、近年ではスマートフォンやタブレット用のアプリも登場し、その性能も上がってきています。 DAWの種類によって対応するOSが違うため、自身の使っているPCがWindowsなのかMacなのか、はたまたLinuxなのかによって、その環境に合ったDAWを選びましょう。 同じDAWでも、搭載する機能の違いによっていくつかのバージョンが存在することがあります。中には無償で使えるバージョンもあるので、まずは試してDAWに慣れ
ついに才能が開花! UKブルース・ロックへの大きな影響 1959年、ソニー・トンプソン(p)との出会いがフレディの運命を大きく変える。トンプソンは1940年代から活躍するR&B界のベテランで、当時はKing系Federalレーベルの看板ミュージシャンであった。 彼の口添えでフレディはFederalとの契約に漕ぎつける(同時期にフレディがバックを務めたシル・ジョンソンの口利きという説もある)。 当初は、レーベルからフレディの好みではない曲の演奏を押し付けられて窮屈な思いをしたようだ。 そんな中、もともと好きだったウェスタン・スウィングのインスト曲「Remington Ride」をジャムっていたところ、レーベル側に気に入られインスト路線を模索することに。すると「Hide Away」がR&Bチャートの5位、ポップ・チャートでも29位というヒットを記録。 これを受けて、歌入りの『Freddy Ki
綿花摘みの仕事で入手したお気に入りのギター インスト・ナンバーで女性ダンサーを狂ったようにシェイクさせたかと思えば、スロー・ブルースでは汗と唾を飛び散らしながら熱唱。横っ腹に構えられたギターのストラップは、たすき掛けではなく右肩にちょこんと引っ掛けられ、右手指先に注目してみると、サム・ピックとフィンガー・ピックで弦を爪弾くようにプレイしているが、チェリー・レッドのギブソン製ES-345から放たれる太く歪んだサウンドはドライヴ感満点だ。 アメリカのR&B専門のテレビ番組『The!!!! Beat』(1966年)のアーカイブには、そんな伝説的なライブ・パフォーマンスが残されている。その豪快なプレイ・スタイルから、彼はテキサス・キャノンボールと呼ばれていた──。 フレディ・キング(出生名はフレデリック・クリスチャン)は1934年9月3日、テキサス州ギルマーに生まれた(3大キングの中でもっとも若く
見るものを圧倒するマーシャルの壁! 実際に鳴らされているのはこの中の2台! 来日公演のステージには、31台のヘッド(!)と16台のキャビネットが用意されていた。写真はステージ上手(イングヴェイ立ち位置)側のアンプの壁である。結線はされていないが、31台すべてが通電されており、スタンバイ状態になっていた。 Marshall 1959SLP メイン・アンプは100W出力のリイシュー・モデル、1959SLPを使用。ドライ・サウンド用だ。背面のシリアルから1993年5月製造の個体と推測される。 インプットはHIGHの1を使用。各ツマミの位置は、LOUDNESS1がフル、TREBLE、MIDDLEが共に12時過ぎ、BASSゼロ、PRESENCE1時で、おそらくストラトのハイ・ミッドを意識したセッティングだと思われる。 また、側面には大量のピックが刺さっていた。イングウェイは頻繁にピックを交換するため
MR.BIGのニュー・アルバム『TEN』のリリース(2024年7月12日)が目前に迫る中、ギタマガではポール・ギルバートにインタビューを決行! 『TEN』でのギター・プレイや使用機材について、たっぷりと語ってもらった。その内容は“MR.BIG特集”として近日公開予定なので、お楽しみに! 本記事はそこから少し脱線し、取材時にポールが語ってくれたマキタのドリルについてのトークを抜粋してお届けしよう。 取材・翻訳=トミー・モリー Photo by Tim Mosenfelder/Getty Images ずっと気になっていた質問をさせて下さい! あなたとビリー・シーン(b)が使っている重要な機材に、マキタの電動ドリルがあります。そもそもなぜドリルでギターをプレイをしようと思ったのですか? レーサーXの頃の話なんだけど、バンドの人気が少し出てきて取材を受けるようになると、メディアから速弾きのことば
「天国への階段」を再現するための特注だった! ジミー・ペイジのダブル・ネックEDS-1275 2024-07-03 Legends 1961年の登場以来、世界中で長きにわたり愛され続けているギブソンSG。その逸話や魅力を、ギタリストとの物語をとおしてお届けする“ロックの歴史を作り上げた、伝説のSG特集”。今回は番外編として、レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジを象徴するダブル・ネックのSG、EDS-1275を紹介しよう。 文=細川真平 Photo by Ed Perlstein/Redferns この世で最も有名なダブル・ネックのSG ジミー・ペイジが「天国への階段」(「Stairway To Heaven」)をライブで演奏する時に使用したことで有名なダブル・ネック・ギター、ギブソンのEDS-1275。“SGダブル・ネック”とも呼ばれるが、実際にはモデル名に“SG”とは付いていない。なので
ほとんどの曲は、この10個のコードが基本! | ギター作曲100の裏ワザ:020 2024-07-02 ギタリストならではの、目からウロコな作曲法があふれ出す! 文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく *この記事は書籍『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』(2010年/リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。 使っていいコードが覚えにくい場合は? ➡ 「m」は隣と隣に住んでいる ここまでの連載で何となく知ったコードを、頭の中に順番に並べてみてください。これは、Cキーにおいてよく使うコードなので、このまま進行として弾くことに慣れてしまうといいでしょう。 Cコードの隣と隣をチェック! そして、気が付いてほしいのです。Cの隣とその隣が「m」ということに。覚えやすいでしょう? この進行の続きとして、Cに行く前にはGをセブンスのG7にすると、落ち着く
豪快でファンキーな持ち味のアルバート・キング。無骨とも言えるギター・プレイゆえ、ブルース界はもちろんのこと、ロック・フィールドへ与えたインパクトも大きかった。ありきたりのブルースではない、個性的なメロディやリフを持つ曲が多かったことも様々なカバー・バージョンを生んだ要因であろう。時代の流れに沿うようにソウルやファンクへも対応していったが、アルバートのプレイ・スタイルは“頑固一徹”に終始。そんな究極の15曲を堪能あれ! 文=久保木靖 アルバートの“頑固一徹”なプレイが吠える名曲15選 【プレイリスト収録曲】 ①「Let’s Have A Natural Ball」 ②「Don’t Throw Your Love On Me So Strong」 ③「Oh, Pretty Woman」 ④「The Hunter」 ⑤「As The Years Go Passing By」 ⑥「Personal
新世代のシンガー・ソングライター/ギタリスト、崎山蒼志の連載コラム。1人のミュージシャンとして、人間として、日々遭遇する未知を自由に綴っていきます。 月一更新です。 デザイン=MdN これからはリフが、来ます 前回の連載の際に綴った、Burnyのエクスプローラー・タイプ(エルボー・カット)を購入しました! 試奏した晩には購入を決意していました。憧れのエクスプローラーにテンションが上がります。 子どもの頃から父親の影響もあり聴いていたメタリカのジェイムズ・ヘットフィールドが、ESPのエクスプローラー型のモデルを弾いていることでその存在を知って、潔い見た目に子どもながらに心惹かれていました。 そこから10年弱経って、オーストラリアのバンド、キング・ギザード&ザ・リザード・ウィザードがスラッシュ・メタル調のアルバム『Infest The Rats’ Nest』(2019年)を出した時、メンバーの
1961年の登場以来、世界中で長きにわたり愛され続けているギブソンSG。その逸話や魅力を、ギタリストとの物語をとおしてお届けする“ロックの歴史を作り上げた、伝説のSG特集”。第4回は、ブラック・サバスのトニー・アイオミ。彼とギブソンSG&SGタイプの物語をお届けしよう。 文=細川真平 Photo by Ian Dickson/Redferns 偶然手に入れることが出来た左利き用のSGスペシャル ロックの楽曲において、リフの重要性は言うまでもない。リフこそがロックをロックたらしめていると言っても過言ではないほどだ。 だからこそ、ロックの名曲と名リフは切っても切れない関係性があるが、ブラック・サバスの楽曲群は、レッド・ツェッペリンと並ぶほどに名リフの宝庫と言っていいだろう。 リフ・メーカーとしてのジミー・ペイジとトニー・アイオミを大雑把に比較すると、ペイジのリフには躍動感があり、アイオミのリフ
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