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アメリカ大統領選
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テーブルゲームインザワールドのおのさんが発表した、 今年度のドイツ年間ゲーム賞受賞作、 "ドミニオン"についての論評はたいへん興味深い内容でした 時期的に不利といわれる昨年のエッセン発表時されたにもかかわらず、 人気が衰えるどころかむしろ加速を続ける稀代のモンスタータイトル”ドミニオン”の威光が、 複数の根拠を以て語られ、その帰結として、 「年間ゲーム大賞の権威の証明として持ち出された」という考察には説得力があります 唯一カルカソンヌとの類似性については、 今のドミニオンのように爆発的な支持が当時あったかどうか、 わたしにはわからないのですが(注)、 両者ともゲームじたいの面白さとユーザーからの強烈な後押しが相まって、 「幸福な一致」に至ったという経緯に共通のものがあるようです ドイツゲーム賞の基本姿勢をここであらためて考えてみると、 選考される作品は自国産業に寄与する(国内製品、一定規模
先日のブログのコメント欄で共感のお言葉をいただきまして、とても嬉しくなりました というのも実はわたし自身が、わたしの周囲のゲーム愛好者の間で囁かれる、 近年の年間ゲーム賞に対する冷笑的な扱いに不満を抱いていたからです なかでもよく聴く批判は、「もっとよい作品があるのになぜ選ばない」というもの 言葉には発されないですけれど、それは選考委員にたいする、 「見る目の無さ」を責めるような不遜な態度に近いものが混じっているように思われます そして、"カタン"や"エル・グランデ"、"ティカル"等が大賞に輝いた、 かつての”全盛期”の復活を願っているふしがあります しかしわたしには、選考委員の目が節穴だとは思えないのです 実際の統計がわからないので、完全な推測になるのですが、 選考委員には過去にこれらの"傑作"を大賞に選んでしまったことによって、 業界の将来的な危機を経験したのではないかと考えています
めずらしく、同じジャンルの文章が続きます 昨日の文章を書く契機となったのは、 コマンドマガジン73号に掲載された短いコラムでした 過去の自己批判から始まり、 ゲームルール(システム)の可能性と限界を模索し続けることが、 このホビー(ウォー・シミュレーション)にいま必要なことではないだろうか、 という檄文にも似た文章です 「‥80年代に多くのプレイヤーが離れたのは彼らの責任ではない 70年代以前の(古い)ゲームが持つ限界に、 無責任な不備を唱え、可能性を検証することもなく、 彼らを古臭いと嘲笑し、目新しいルール、詳細なルールを見て すごいすごいとはしゃいだ、 幼稚なデザイナーとプレイヤー、即ち我々全員の責任だ‥」 激越な内容ですが、辛うじて当時を知るものとして、 正鵠を射ていることは確かだと思います そして、ボードゲームの現状は、 まさにこの文章のそれに近いと言わざるを得ないのではないでしょ
某誌に掲載された記事の全文となります 元々は「王への請願」の紹介記事だったのですが、 このゲームはダイスゲームの今後の可能性を占う上で、 ある意味指針となる作品ではないかと(勝手に)思っていたものですから、 その点を論考してみた次第です 拙い考察であることは承知のうえです 将来、spielbox誌やknucklebones誌でも通用するような、 本格的でわかりやすいゲーム記事が国内で、 もっと増えて貰えれば、このホビーはさらに発展すると思うのですが‥ 「王への請願」とダイスゲームの可能性 先日、或地方のゲームサークル関係者が一堂に会して、2006年度のお奨めゲームを選ぶことになりました。その席でわたしは「王への請願」が相応しいのではないかと推薦したところ概ね好意的な反応が返ってきました。実際、あまり話題になってはいないものの、ゲーム愛好家の間で根強い支持を得ているようです(と思っていたら2
本日の「ほぼ日」のタイトル文章で、 モノポリーについての興味深い話題がありました ゲームのなかでの交渉について、 たとえそれを断る理由をうまく云えなくても、 断ってしまってかまわないのではないかという要旨でした それでなければ、「言論的な力ずく」に負けてしまう、と とても漠然とした文章なので、真意を正確に読みとることは難しいのですが、 わたしには、整然とした論理にとらわれない、 直感的、感情的なものであっても、交渉の判断要因にして構わない、 そういう意味に思えました ボードゲームを遊んでいると、たまに窮屈に感じることがあります たとえばそれは、トップを走っているプレイヤーを牽制するための一手を、 有言無言のうちに求められていることに対してであったり、 有効な最善手を選択しなかったことにたいする、 他プレイヤーの困惑した態度を垣間見たときだったりします もちろん、難しい問題が孕んでいることは
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