キヤノンがローリングシャッターとグローバルシャッターの両方の欠点をカバーする電子シャッターの特許を出願している(特開2017-59998、2017年3月23日)。この発明は、ローリングシャッター歪みを補正すると同時に、グローバルシャッターでのS/N比やダイナミックレンジの問題を解決するものである。具体的には撮像はローリングシャッターで行い、グローバルシャッターでローリングシャッター歪みを補正することを同時に行うもの。イメージセンサーの構造としてはグローバルシャッター用画素とローリングシャッター用画素を用いて、グローバルシャッター画素からの情報で位置ずれを検出し、位置合わせをして出力する。ここで言う位置合わせとはローリングシャッター歪み補正のことである。この電子シャッターのイメージセンサーの実施例は図のように、ベイヤ配列のRGGBのうち、Gの1画素をローリングシャッター用、もうひとつのG画素