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脂肪には多価不飽和脂肪酸(P):一価不飽和脂肪酸(M)、飽和脂肪酸(S)と3種類あります。体内のコレステロールを増やしやすくするのは飽和脂肪酸を多く含む食品、逆に体内のコレステロールを下げる働きがあるのは不飽和脂肪酸を多く含む食品です。 多価不飽和脂肪酸は植物油や魚油に多く含まれ、一価不飽和脂肪酸はオリーブ油に多く含まれています。どちらも血液中のLDL(悪玉)コレステロールを下げる働きがあります。飽和脂肪酸は動物性の脂(肉の脂や乳脂肪)に多く含まれ、LDL(悪玉)コレステロールを増やします。また、魚油は中性脂肪を低下させます。 脂肪分の多い肉類や脂肪分の多い乳製品を控え、植物油、魚介類を摂取することで脂肪酸のバランスが整います。また、トランス脂肪酸の過剰摂取は動脈硬化を促進させますので、トランス脂肪酸を含むマーガリンやショートニングなどの過剰摂取は避けましょう。 油は炒めたり揚げたりする目
概要・病因 シェーグレン症候群は、涙腺、唾液腺をはじめとする全身の外分泌腺に慢性的に炎症が起こり、外分泌腺が破壊されてドライアイやドライマウスなどの乾燥症状が出現する病気です。 本来、細菌やウイルスなどの外敵から身を守るための免疫系が自分自身を誤って攻撃する、自己免疫という現象が重要な原因のひとつと考えられています。これまでの研究によって、様々な自己抗体(自己抗原に対する抗体)の出現や、自己反応性リンパ球(自己抗原に反応するリンパ球)の存在が明らかになっていますが、何故自己免疫が起こってしまうのかについてはいまだ完全には解明されていません。 シェーグレン症候群は、関節リウマチや全身性エリテマトーデスなど他の膠原病の合併が見られない「一次性シェーグレン症候群」と、他の膠原病に合併する「二次性シェーグレン症候群」に分けられ、その比率は6:4で「一次性シェーグレン症候群」が多いとされています。さ
疾患概念・病態 SLEは原因不明の全身性自己免疫疾患であり、抗核抗体(anti-nuclear antibody, ANA)をはじめとする多彩な自己抗体が出現し、それに関連してループス腎炎をはじめとする多臓器病変が進展する。多くの病態はグルココルチコイドや免疫抑制薬により改善するが、寛解と再燃を繰り返しながら難治性の経過をとる場合もある。極めて多様な臨床像を呈するため、治療は個々の患者における臓器障害の分布や程度によって判断する必要がある。 その病態生理も非常に多様であり、遺伝的素因および環境因子が絡み合いながら進展し、多彩な自己抗体の産生とその抗体自体、もしくは抗体と抗原が結合した免疫複合体により多臓器の障害がもたらされるという考えは広く受け入れられている。どのような過程でそれぞれの抗原特異的な免疫応答が誘導されるかは未だ明らかではないものの、T細胞やB細胞の質的および量的な異常による獲
痛みの原因を知るため検査と診断40歳以上で「膝の痛み」でお悩みの方は全国で800万人(推定)。その大部分は、変形性膝関節症によるものです。 変形性膝関節症とは、膝の関節の軟骨の質が低下し、少しずつすり減り、歩行時に膝の痛みが出現する病気です。平地での歩行は大丈夫でも、階段で膝が痛いために困っている、歩行時の膝の痛みはないけれど、正座は膝が痛くてできない、などが初期の変形性膝関節症の症状です。さらに変形性膝関節症が進むと、次第にO脚が進んでいき、階段のみでなく平地での歩行にも支障をきたすようになります。旅行などの特別なことではなく、日常生活上で支障をきたすようになると、かなり変形性膝関節症が進行している可能性が高くなります。 順天堂における変形性膝関節症の「診察」は、診察室に入る前から始まります。それは、レントゲンなどの検査ではありません。 変形性膝関節症で当科を受診される方はほぼ全員、「膝
※医師の急な都合により、変更となる場合がございますので、予めご了承ください。 外来担当医の詳細は各科外来へお問い合わせください。 大代表:03-3813-3111 2025年1月1日現在 ※総合診療科は2020年4月6日(月)より1号館1A外来で診療を行います。
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