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新しい博物館定義、日本語訳が決定しました [2023.1.16] 2022年8月開催のICOMプラハ大会にて、新たな定義案が採決されました。ICOM日本委員会では、これまで4回のconsultationで日本委員会としての意見の取りまとめにご協力いただいたメンバーを中心に、会員からの意見を取りまとめ、検討・調整の上、仮訳に代わる正式な日本語訳を決定しました。必要に応じてご活用いただければ幸いです。 ICOM日本委員会による日本語確定訳文 “博物館は、有形及び無形の遺産を研究、収集、保存、解釈、展示する、社会のための非営利の常設機関である。博物館は一般に公開され、誰もが利用でき、包摂的であって、多様性と持続可能性を育む。倫理的かつ専門性をもってコミュニケーションを図り、コミュニティの参加とともに博物館は活動し、教育、愉しみ、省察と知識共有のための様々な経験を提供する。” ICOMプラハ大会で
100年後に残す現在のモノとコト——コロナ禍における吹田市立博物館の取り組み [2021.2.24] 吹田市立博物館 五月女賢司 1 .はじめに 大阪府の吹田市立博物館では、2020年2月から新型コロナウイルス感染症に関連する地域資料の収集を行っている。これは、現在のコロナ禍に関連する資料を後世に残す必要性を感じて始めたものである。収集の必要性を感じた大きな理由の一つとして、コロナ禍を受け100年前のスペインかぜに関連する地域資料が吹田市内に残っているかどうか調べたところ、現在の吹田市域に関連する資料については見つけることができなかったということが挙げられる。そのため、「100年後の人々に新型コロナ関連資料を残す」というコンセプトのもと収集を始めた。収集対象には、比較的残りやすい行政系の資料も含めているが、重点的な収集対象としているのは、役割を終えるとすぐに廃棄の対象とされてしまうことの多
博覧会と博物館 2025年に大阪には「いのち輝く未来社会のデザイン」という生命科学とSDGsを主要なテーマとした万国博覧会がやってくる。1970年に千里丘陵で行われた前回の大阪万博では「人類の進歩と調和」がテーマとされ、アポロ12号が持ち帰った月の石を始め、数多くの未来的な科学技術が展示された。「太陽の塔」はこの中にあって、内省的なテーマを秘めた人類史的、地球史的なテーマを持つ展示として例外的だったようだ。筆者も現場を体験しているはずだが、迷子になった記憶しかない。産業見本市であった「博覧会」は明治以来ずっと産業発展と結びついており、その中で70年万博も、85年つくば科学博も例外ではない。テクノロジーの見本市、的な性格は多くの人にとっての博覧会イメージだろう。沖縄海洋博や大阪花と緑の万博、愛知万博も多少トーンを環境問題に寄せつつも、基本は産業の未来を語り、あわせてツーリズムイベントとして大
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