ラーメン好きにとって「麺屋武蔵」は特別な存在だろう。創業は1996年。以来、ラーメン大好き人間たちを魅了してきた名店である。 創業者は、アパレル出身の異端児。その創業者からバトンを受け継ぎ2013年11月11日に社長に就任したのが、今回登場いただく矢都木二郎氏である。ちなみに11月11日は、ラーメンの日と呼ばれている。 インスタントラーメンをつくる小学生1年生。 矢都木は1976年11月19日、埼玉県伊奈町に生まれる。実家は、歯車を製造する工場を営んでいた。兄弟は4人。矢都木は次男坊である。 「小さい頃から食べる事に並々ならぬ関心を持っていた」と矢都木。小腹が減ると、インスタントラーメンをつくって食べていたそうだ。 小学校1年といえば、ガス台に背が届くかどうかの頃だろう。鍋に湯をわかし、麺を茹で、スープの素を入れる。インスタントラーメンを巧みにつくる子どもをみて「将来、ラーメン屋になるんじ