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衆院選
iraqhope.exblog.jp
この半年間、イラクは最悪でした。 ここ数日は日本のテレビでもニュースに取り上げられるようになりました。 けれど、気になることがあります。 「アルカーイダ系過激派組織の残虐画像」ばかりが取り沙汰されて、 またしても事の本質に触れることがないままになってはいないでしょうか? 視聴者は久しぶりに見たイラクの映像に恐怖おののき、 無意識に「対テロ」を支持する流れがつくられている気がします。 イラク政府が公開した空爆映像は、 「対テロ攻撃」として再び国際社会のお墨付きを得ることに成功しているようです。 「アルカーイダ系過激派組織の残虐画像」というのが何度も報道されるなら、 この半年、政府が送ったシーア派民兵がスンニ派市民に対し、 残虐の限りを尽くしたこともテレビで報道してほしい。 この10年、政府が「反テロ法」を使って、 不当逮捕、拷問殺害、処刑、刑務所内レイプなどを行ってきたことも。 テレビで流れ
イラクで先天性異常が増えていることのニュースです。 因果関係がどうのこうのという前に、「明らかな異常」がどの程度あるかを認識していかなくてはならないようです。 ファルージャの場合、2004年の総攻撃の時に作られた調査グループなどがその後も人体への影響などを調べてきていて、私の所にも以前に数回報告書が送られてきていました。 私がここに付け加えておきたいのは、ラマディの母子病院でも同じような現象が起きているということです。今年の春に母子病院を訪れた時、病院側が奇形児や無脳症の多さに驚いていました。ラマディは、病院機能が復活したばかりで、ファルージャに比べて医療スタッフも機材も医薬品もまばらな状態ではありましたが、写真データは取っているということでした。以下の記事にも掲載されているような赤ちゃんはラマディでも多数認められるようなのですが、調査が全般的に遅れている(なされていない)というのが大問題
しばらくこのブログから遠ざかっていたため、みなさまにはご心配をおかけしておりました。お気遣いのメールをくださった方々には、返信もできませんでしたが、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。 この2年半、ずっとイラクのことばかり考えていて、死者の無念を晴らしたいとの一念でイラク報告会をやってまいりました。イラク情勢が急速に悪化し、報告すべき事柄が次々と増えていき、しかもどれひとつとっても良い知らせはなく、死体の検証と暗殺団の動向を調べる日々でした。そして、この数ヶ月の間に、私の友人たちが殺され、拷問され、捕らえられ、行方不明になるということが続いていました。セキュリティ上、その詳細をここに記すことも難しく、何より自分自身が完全に「デスモード(DEATH MODE)」になっていました。流行りの映画ではないですが、デスノートに名前を書いてみんなを殺すか、自分を殺すか。なんて、馬鹿
2023年 01月 03日 5周年記念ポップアップストアin札... 難民のことをもっと知ってほしい。彼ら彼女らがどんなふうに、どこから、どんな想いで、必死に逃げてくるのかを知ってほし...
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