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ノーベル賞
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ここで、上でちょっと触れた「賽本引」と「手本引」について少し踏み込んで説明しておこう。 近代の日本に起こった新種のカルタ賭博として、「賽本引」と「手本引」がある。両者についてはウィキペディアに詳細な説明が掲載されており、基本的にそれの活用を勧める。したがって、ここではウィキペディアが書き洩らしている点を補足するように説明するにとどめたい。 まず、「賽本引」と「手本引」の発祥の時期であるが、明治年間に研究を深めた尾佐竹猛の「加留多賭博の三大系統」では、カルタ賭博として「メクリ系統」「カブ系統」「花加留多系統」とある中の「カブ系統」の横に「賽……オッチョコ(賽本引)(大阪、奈良)」とあり、「現今関西に行わるるオッチョコ(賽本引)はカブに賽の加わったので将来益々盛んになりそうであるからこれまたカブ系統に加えてよかろう」[1]とするが「手本引」には言及されていない。明治後期に関西で、まず「賽本引」
新年おめでとうございます。 昨年は、『ものと人間の文化史189 百人一首』(法政大学出版局)の出版準備と前後の雑事に明け暮れた年末、そして年越しになってしまいました。論争誘発的な内容にしましたが、各方面からのお励ましをいただき感謝にたえません。 なお、同書では、当初は第一章が「歌集『百人一首』誕生の謎」で、第二章以降が「かるた」史でしたが、紙幅の関係で旧第一章を削り、「かるた」史だけに集中しました。そこで、削除した日本文学史的な原稿を同じ題名のままで今回このサイトに掲載しました。ご覧いただければ幸いです。 このサイトも、スタートから5年経ちました。少しずつですが知られるようになり、国の内外から様々なお便りやご依頼をいただけるようになってきました。外国から、このサイトに掲載した画像資料について、学術論文転載の許諾申請のお便りをいただくと、デジタルにしてよかったと思えます。また、最近では、和泉
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