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ここで、上でちょっと触れた「賽本引」と「手本引」について少し踏み込んで説明しておこう。 近代の日本に起こった新種のカルタ賭博として、「賽本引」と「手本引」がある。両者についてはウィキペディアに詳細な説明が掲載されており、基本的にそれの活用を勧める。したがって、ここではウィキペディアが書き洩らしている点を補足するように説明するにとどめたい。 まず、「賽本引」と「手本引」の発祥の時期であるが、明治年間に研究を深めた尾佐竹猛の「加留多賭博の三大系統」では、カルタ賭博として「メクリ系統」「カブ系統」「花加留多系統」とある中の「カブ系統」の横に「賽……オッチョコ(賽本引)(大阪、奈良)」とあり、「現今関西に行わるるオッチョコ(賽本引)はカブに賽の加わったので将来益々盛んになりそうであるからこれまたカブ系統に加えてよかろう」[1]とするが「手本引」には言及されていない。明治後期に関西で、まず「賽本引」
暑中お見舞い申し上げます。 ごあいさつに間が開きましたが当館は元気に活動を続けております。 昨年に引き続き「持綩天皇」(じえんてんのう)から「持統天皇」(じとうてんのう)へ」のブラッシュアップに努めています。女性天皇の謚号(送り名)をめぐる歴史秘話です。 また、これと別に、新原稿として、幕末、明治期の兵庫県淡路島の人々の活躍を活写した「幕末明治の淡路島の人々」をアップしました。当時は動乱の時代でしたが、地元の社会の発展のために尽力した方々を描きました。あわせてご覧ください。 最近、従来の日本史を「陸の日本史」と呼び、これと別に、日本史を16世紀、17世紀の海域東アジア史の一環として理解する「海の日本史」の研究が盛んです。当館も、すでに論文「海域アジアのカルタ文化」でお示ししたように、日本のカルタ文化を海域東アジアのカルタ史に広げて検討しています。ご期待ください。 令和6年6月21日 館長
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