サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
大谷翔平
jp.pronews.com
サンワサプライは、HDMIケーブルをマグネットで簡単着脱できる8K/60Hz、4K/120Hzに対応したL型HDMIアダプタ「500-HD030」を発売した。同社公式サイトの販売価格は税込2,200円。 同アダプターを使うと、HDMIケーブルをマグネットで簡単に着脱が可能になる。HDMIケーブルが固くて抜き差しが大変、テレビやモニターの裏のHDMIポートにうまく挿さらないといった悩みを解決できるという。
クラシックカメラと言えども、電池と無縁の機種はごくわずか。シャッターなどの制御に電池を必要としない機械式カメラでも露出計用に電池を使う製品は意外と多く、電池なしでその性能を100%発揮できるカメラは少数派だ。また旧いカメラでは、使用電池が製造中止になっていることが多く、カメラを選ぶ際は確認が大切だ。 水銀電池は1995年に生産終了。酸化銀電池がこれに代わる フィルム巻き上げなどに大量の電力を使用するカメラが登場する以前、カメラに使う電池は丸くて薄い形状をしたいわゆるボタン電池と呼ばれるタイプが主流だった。なかでも旧製品の多くが採用する水銀電池は、長期間に渡って安定した電流が得られるうえ安価。カメラ用電池として理想的な特性を備えていたが、1960年代後半になると電極に使用している酸化水銀が環境に与える問題が顕在化。1970年頃から水銀不使用の酸化銀電池を採用するカメラが増え始める。だが当時は
コニカミノルタのデジタル一眼レフ初号モデル「α-7 DIGITAL」。発売開始は2004年11月である。ミドルレンジに位置付けされるもので、フォーマットはAPS-Cサイズ。当時、同じクラスのデジタル一眼レフとしては、「キヤノンEOS 20D」(2004年9月発売)、「ニコンD100」(2002年6月発売)、「ニコンD70」(2004年3月発売)、「ペンタックス*ist D」(2003年9月発売)などが存在していた。それまで同社にはデジタル一眼レフがなかっただけに、旧ミノルターユーザーをはじめ多くのコニカミノルタユーザーが、この「α-7 DIGITAL」の登場に心底安堵したことは言うまでもない。筆者自身も本モデルの登場に心躍るものがあったことを記憶している。 αマウントのデジタル一眼レフとして最初に登場したのがこの「コニカミノルタ α-7 DIGITAL」。APS-Cサイズ有効610万画素の
Blackmagic Designは、「ビギナーズガイド DaVinci Resolve 18」の日本語版をリリースした。同社Webサイトよりダウンロード可能。 同書は、DaVinci Resolve 18を段階的に実践できるトレーニングガイド。高速作業向けにデザインされたカットページを使用する、高速の編集方法を習得できる。そのほか、従来のエディットページでより洗練されたプロジェクトを作成する方法や、DaVinci Resolveの名高いカラーコレクションツール、Fusion VFXツール、Fairlightオーディオツールについても学べる。ハリウッド級の映画やビデオの作成を今すぐ始められるとしている。 ■概要 業界標準の編集ツールを使用してプロジェクトを編集する方法。 上書き、挿入、置き換え、最上位トラックに配置、末尾に追加などの編集機能を使用して編集する方法。 コンテクスト・センシティ
日本初の個人クリエイターによるAdobe Firefly制作事例:ウルトラセブン×Adobe Firefly-クリエイターの創造性を拡張する生成AIの世界 ウルトラセブン×”Adobe Firefly” – クリエイターの創造性を拡張する生成AIの世界アドビは、Inter BEE 2023の最終日にオープンステージにおいて「Adobe Day」と題したプレゼンテーションを開催した。終日にわたって行われた5つのプレゼンテーションはいずれもほぼ満席で、立ち見が出るほどの盛況ぶりだった。 「ウルトラセブン×"Adobe Firefly" – クリエイターの創造性を拡張する生成AIの世界」は、いま話題の生成AIのテクノロジーについて取り上げたセッションだった。前半にアドビの生成AIであるAdobe Fireflyの紹介を行い、後半にはUKPHOTO代表取締役の中西学氏が登壇し、ウルトラセブンをフィ
手のひらサイズでモニター付きのジンバルとして一世を風靡した「DJI Osmo Pocket」が、約3年ぶりに新製品「DJI Osmo Pocket 3」として発売開始。スマホやミラーレスカメラさえ凌駕する、脅威の進化を遂げた全貌をレビューする。 1インチセンサーに4K120P、10bit Log収録、音声(DJI Mic 2)は32bitフロート録音、タイムコードシンクロの化け物がやってきた ついに出た、ついに出た、ついについに出た!DJIからOsmo Pocketシリーズの最新バージョン、DJI Osmo Pocket 3(以下:Pocket 3)が発売になった。 筆者は、発売前のテストファームウェアからテスト撮影をするチャンスを得て、1週間以上、毎日Pocket 3を使い込んできた。出荷バージョンでは多少の違いがあるかもしれないが、そこはご了承いただきたい。 さて、見出しにも書いたが、
ジャパンマテリアルは、米国Apantac社の新製品として、PCやプレーヤーに最適なEDID情報を提供する「HDMI EDIDエミュレーター(型番:EMEDID-EW-H-2)」を、2023年9月28日に発売する。 本製品は、4K60pに対応している。 コピー機能を強化し、ディスプレイやプロジェクターなどの表示機器のEDID情報を取得して最大3種類保存可能。 AVシステム設計の必需品・EDIDエミュレーター AVシステムの構築時には、ディスプレイやプロジェクターなどの表示機器、PCやプレーヤーなどのソース機器だけでなく、切替器・分配器・延長器など様々なデバイスが必要とされる。 一方で、PCや高性能なプレーヤーは、起動時にシンク機器のEDID情報を正しく読み取り最適な映像信号を出力する技術が備わっており、中間に設置されたデバイスがこれらの情報を正しく伝達できないと、最適な映像が得られないケース
ブラックマジックデザイン、「Blackmagic Camera」発表。iPhoneでシネマライクな劇場映画品質の撮影を実現 Blackmagic Designは、Apple iPhoneにデジタルフィルムカメラコントロール機能を追加するBlackmagic Cameraを発表した。AppleのApp Storeから無償でダウンロード可能。 Blackmagic Cameraは、iPhoneにデジタルフィルムカメラのコントロールとオペレーティングシステムを追加し、ハリウッドの劇場映画と同じシネマライクなルックを誰でも作成できるようになるという。インターフェースは、Blackmagic Designの受賞歴を誇るカメラと同じ、直感的かつユーザーフレンドリーな仕様。プロ仕様のデジタルフィルムカメラと同様の操作性が得られるという。 フレームレート、シャッターアングル、ホワイトバランス、ISOなどの
アドビは、Adobe Expressの最新バージョンの一般提供をデスクトップ版にて開始した。 Adobe Expressデスクトップ版は無料で利用可能。モバイル版は近日中に提供開始予定。Adobe Creative Cloudを契約の場合にはAdobe Expressプレミアムプランが含まれており、Adobe Expressの有料コンテンツや機能を利用可能。また、エンタープライズ向けのAdobe ExpressとAdobe Fireflyは現在提供中。 AIファーストの思想で設計された最新バージョンのAdobe Expressには、写真、デザイン、動画、ドキュメント、生成AIの分野でアドビが提供する人気ツールの精度を受け継ぐ新機能が集約されている。魅力的なSNS動画コンテンツの作成、画像の修正、PDFの読み込みと編集、デザインのレイアウトなどの作業が素早く簡単に行えるという。 Adobe
映画「怪物」近藤龍人カメラマン、佐藤光チーフにインタビュー〜DJI Ronin 4Dが採用された理由とは? ◼️ストーリー 大きな湖のある郊外の町。息子を愛するシングルマザー、生徒思いの学校教師、そして無邪気な子供たち。 それは、よくある子供同士のケンカに見えた。しかし、彼らの食い違う主張は次第に社会やメディアを巻き込み、大事になっていく。そしてある嵐の朝、子供たちは忽然と姿を消した― ◼️スタッフ 監督:是枝裕和 脚本:坂元裕二 音楽:坂本龍一 撮影:近藤龍人 撮影助手:佐藤光 照明:尾下栄治 特機:実原康之 DIカラリスト:佐竹宗一 製作:東宝、フジテレビジョン、ギャガ、AOI Pro.、分福 制作プロダクション:AOI Pro. 配給:東宝、ギャガ ◼️公開日・公開情報 2023年6月2日(金) より全国ロードショー ©2023「怪物」製作委員会 映画「怪物」オフィシャルサイト いよ
ボリュメトリックキャプチャとボリュメトリックビデオとは? ボリュメトリックキャプチャとは、被写体を3次元で動画のように撮影・計測する手法である。ボリュメトリックキャプチャで作成されたデータはボリュメトリックビデオと呼ばれる。英語「Volumetric Video」を直訳すると「容積のある動画」になる。 写真は2次元の静止画であり、動画は2次元の静止画に時間方向のデータがあるのに対して、ボリュメトリックビデオでは3次元データに時間方向のデータもあると説明すれば、実写撮影技術として最先端領域であることは伝わるだろうか。国内外でこのボリュメトリックに関する撮影方法(キャプチャリング)、利用方法(2D映像や3Dデータとして)、伝送方法(送受信、圧縮)の研究開発やスタジオ開設が行われている。 360°の3Dボリュームビデオ撮影を実現 ボリュメトリックキャプチャを行うほとんどのボリュメトリックスタジオ
はじめに iPad=タブレット向けに登場した編集ソフト「DaVinci Resolve for iPad」(以下:iDR)は、2022年12月22日に公開を開始した。出荷される前から話題を集めており、具体的な用途も関係なくお祭り状態だ。ベンチマークを測るような検証は他の動画サイトにまかせて、本記事では「使うにあたって」の内容で書いていきたいと思う。 筆者を自己紹介すると、NLE(Non Linear Editor=ノンリニア編集システム)業界に住んで30年が見え始めてきたおじさんだ。使う側/生み出す側/売る側/構築する側/教える側を経験し、NLE創世記からいくつかの転期を見させていただいた。 今回のiDRはNLEの抱える課題の一つに一石を投じるものと思っており、転期の1つと思っている。今回はその視点でレビューを書きたい。 DaVinci Resolveに関しては、2009年9月のBlack
タローマンとは? 2022年7月下旬にNHKの深夜に放送されるや否や、SNSで話題になっている番組「TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇」(NHKにて随時再放送中。詳しくは番組HP参照)。 番組公式HPに書いている番組説明は… 岡本太郎が世に送った唯一無二の〈作品〉群、そして心を鼓舞する〈ことば〉たち。両者ががっぷりと組み合い、超感覚的に岡本太郎の世界へと誘います。10話それぞれのタイトルは「芸術は、爆発だ!」「真剣に、命がけで遊べ」など、太郎のことば。それをテーマに「なんだ、これは!」という特撮映像が展開します。 主役は〈TAROMAN〉(タローマン)。正義の味方ではなく、シュールででたらめなやりとりで奇獣と戦います。対峙する奇獣たちは、〈疾走する眼〉〈駄々っ子〉など太郎の作品を造形化。 番組後半は、山口一郎さん(サカナクション)が登場。各回の〈作品〉と〈ことば〉について、太郎への愛を込め
ブラックマジックデザインのクラウド対応デバイス体験レポート。国内でも「Blackmagic Cloud」サービススタート DaVinci Resolveのクラウドコラボレーション機能が国内でも利用可能に 筆者は、アーティスト系ミュージックビデオや企業、地方のプロモーションビデオの制作、ライブ配信の案件を中心に取り組んでいるビデオグラファーである。ツールはDaVinci Resolveが中心で、Editページ、 Colorページ、Fairlightページをメインで使用し、ワンストップのサービスを提供している。特に編集ツールに関しては3年前からDaVinci Resolveに完全移行している。ノンリニア編集ツールは、Final Cut Pro、Adobe Premiere、DaVinci Resolveの順番に経験をしてきて、オフライン編集に関しては断トツでDaVinci Resolveの操作
「V-02HD MK II」最速レビュー!USB STREAM出力対応とAUDIO IN端子増設でパワーアップ V-02HDがパワーアップ!"MK II"で、なにが変わったのか? 2018年12月に発売されたRolandの2チャンネル・マルチフォーマット・ビデオ・ミキサー「V-02HD」は"V-1HD(2015年12月発売)の弟分"的な製品として、V-1HDを上から縦に真っ二つに切ったような「ビデオ・ミキサーとは思えない超コンパクトサイズ」(外形寸法:幅160mm×奥行108mm×高さ51mm)で、その当時の"世界最小"2チャンネル・マルチフォーマット・ビデオ・ミキサーとして大きな関心を呼びました。 また、業務としてライブ配信に関わるエキスパートたちがこれまで想像するビデオ・ミキサーそのもののサイズ感だけでなく、10万円を下回る手軽な価格で発売されたことも大きなインパクトも与えました。 当
東映ツークン研究所リアルタイム合成システム「LiveZ」視察。モーショントラックとディープラーニングで生み出す未来 txt:小林基己 構成・写真・動画:編集部 背景不要なシステムリアルタイム合成システムを実現 名前が示す通り東映ツークン研究所は、東映大泉撮影所内に作られた東映デジタルセンターの最新撮影技術を探求している研究機関だ。モーションキャプチャー、フェイシャルキャプチャーやバーチャルステージの設計なども行っている。今回はバーチャルスタジオの特集ということでツークン研究所が今開発している「LiveZ」(ライブズ)を紹介してもらった。 左からテクニカルデザイナーの坂田大季氏、プロデューサー/研究開発コーディネーターの貞木優子氏、VFXスーパーバイザーの小林真吾氏、テクニカルデザイナーの大川拓樹氏 伺ったスタジオは、天井の高い10m四方ほどの空間にトラスが組まれモーションキャプチャー用のV
ブラックマジックデザインは、2021年8月14日に「DaVinci Resolve 17の夏休み特別オンライン無償トレーニング」を開催する。 同トレーニングは、編集・合成・カラー・音声の基礎を1日で集中的に学べるプログラム。ZOOMを使ったウェビナー形式で、無償版のDaVinci Resolveで参加可能。DaVinci Resolveを初めて使用する方や、学生、編集ソフトの移行を検討している方に最適な内容だとしている。トレーニングへの申し込み・詳細確認は以下の通り。
映画やテレビの現場ではゼンハイザーMKH416が定番マイクだ。YouTubeでは同社のMKE600が「神マイク」と称されている。そのマイクを手に入れたが、なぜかいい音にならないと悩む、そんな人はいないだろうか?今回は、定番マイクとその音質について解説したい。 定番マイクを買ってみるとわかること まず、ビデオグラファーにとって高級マイクの購入は、かなり勇気が必要だと思う。かつて私も若い時、マイクの投資は清水の舞台から飛び降りるような気分だったのを良く覚えている。 世界中の録音技師が愛するMKH416。テレビのような声を録るならマイク先端から60度くらいの画角。映画のような微妙な声を録るには30度くらいのピンポイントな画角で使う 私が最初にMKH416を買ったのは、まだ30代だったと思う。当時はカメラの方が面白く、色々なカメラを物色していた。ただ、テレビのレギュラー番組を持つことになって、音の
ニコン「Z 7II」「Z 6II」レビュー。Blackmagic RAW対応で動画カメラとして使い勝手向上 Nikon Z 7II / Z 6IIがBlackmagic RAWに対応 以前、「サンディスク エクストリーム プロ ポータブルSSD」を使用したBlackmagic RAW(以下、BRAW)の収録レビューを書かせていただいた。同時に、Blackmagic Video Assist 12G(以下:BMVA12G)と連携することで、Blackmagic Design製のカメラ以外にもBRAWに対応できるカメラがあることをお伝えした。 その際に対応可能なカメラとして Nikon機は入っていなかったが、記事掲載に前後して一部のNikon機でもBRAWでの収録が可能になったという情報が入った。2021年になり、さらにNikon Z 6IIもファームウェアアップデートが行われBRAWへの対応
■ATEM Mini Extreme 価格:税込125,180円 ■ATEM Mini Extreme ISO 価格:税込162,580円 問い合わせ先:Blackmagic Design ATEM Miniシリーズに8入力を実現した新モデル登場 ATEM Mini ExtremeとATEM Mini Extreme ISOは8入力を持つスイッチャーである。キーヤーとしてDSKを2系統、USKを4系統持ち、PinPとしても2画面を標準で搭載している。そして配信エンコーダーであり、録画できるレコーダーでもある。12V 5A 60WのAC/DC電源が用意されている。 ISOに至ってはプログラム録画以外に8入力を個別に同時記録ができ、収録後に編集ソフトでスイッチングポイントの変更を自在に行うことができる。 サイズはATEM Miniを2台並べるよりは小さいといった感じだ。 パワフルな機能だけに放
txt:曽我浩太郎(未来予報) 構成:編集部 初めてのオンライン開催となったSXSWだが、日本からは1000人近くの方にご参加いただいた。日本の参加者の方々には、SXSWにとっても初の実験的な試みであったOnline XRを率先して盛り上げていただき、新たなイベント体験の地平が拓かれたと感じている。 カンファレンスセッション・ピッチ・スクリーニング・ショーケース・展示会など、SXSWの従来からのコンテンツの多くがオンラインで開催されたが、今年は行われなかった名物アワードがある。それは2007年にTwitterが受賞したことで知られる「SXSW Interactive Innovation Award」だ。 毎年発表される"ブレイクアウトトレンド"。2021年は? Interactive Innovation Awardの中で発表される、その年に一番話題になった「ブレイクアウトトレンド」。過
txt:荒木泰晴 構成:編集部 はじめに 現代のデジタル動画カメラは高感度化が著しく、基準ISO感度ISO800はフツーで、ISO2000の機種もあるようです。 この傾向から、数種類のNDフィルターが内蔵された動画カメラも販売されています。 パナソニック「AG-AF105」の内蔵NDフィルター。標準感度ISO200、24Pシャッタースピード1/50秒。1/16NDを使うと、ISO12相当になる。これでピーカンの屋外でF11程度に収まる AG-AF105のマイクロフォーサーズマウント内部の回転式NDフィルター 爺が判らないのは、「ここまで高感度化する必要があるのか」ということです。 まさか、スタジオや室内でライティングをしないプロはいないだろう、と思っていたら、「デジタルなら照明は必要ないか、少しでいいんだから、予算を削るよ」、と言われても断れないんだそうですね。クリント・イーストウッド監督
txt:小林基己 構成:編集部 ソニーα7S IIIの魅力を開発者に聞く 2020年11月の話になりますが、民放キー局オンエアの深夜ドラマをソニーα7S IIIで撮影する機会に恵まれました。今回、α7S III選択した理由はいくつかあって、オートフォーカスの性能の高さ、高感度での高画質、コンパクトさ、この3点が決定の理由でした。 このドラマの企画が始まる直前にPRONEWSのα7S IIIレビュー記事でデモ機を使用し、渋谷の夜を舞台に複数のキャストに協力してもらいながらショートフィルムを撮影しました。その時のAF性能と高感度の画質の高さに手応えを感じ、今まで鬼門とされてきたドラマ撮影にAFを使用する勇気をもらいました。 2020年10月5日に公開した「解像度を捨てて「S」の称号を引き継いだ4Kシネカメラの完成形α7S III」 AFに頼らざるを得なかったのは、物理的な理由が多いかもしれませ
txt:渡辺健一 イラスト:渡辺あやね 構成:編集部 映像において人の声は非常に重要である。だが、撮影場所によっては声を明瞭に録音することが難しい場面もある。そこで今回は雑踏の中で人の声を明瞭に録音する技術を解説する。 雑踏で声を録るのは難しい 雑踏の中でインタビューをしたり、ドラマなどで台詞を録ることは少なくない。しかし、背景の音で声がハッキリ聞こえないというトラブルは非常に多い。編集時に救うことも非常に困難である。 それゆえ、撮影時に最適なマイク操作が必要になるのだ。この連載でも、声が不明瞭になる原因を解説してきたので、軽く復習しておくと、マイクというのは画角とピント範囲というものがあって、それを外すと声が不明瞭になる。一般的には、普通のショットガンタイプのコンデンサーマイクの場合、被写体までの距離は50cm程度が最適なピント範囲であって、それを超えると声がボケてゆく。 ボケの原因は、
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『PRONEWS : デジタル映像制作Webマガジン』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く