サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
GPT-4o
junkonno.hatenadiary.org
もう数年以上前から言われ続けていることなのでしょうが、ASICビジネスは本当につらい。 ASICビジネスとはフルカスタムで顧客の要求するLSIを作り提供する。それに対してASSPビジネスは特定マーケットに独自仕様のLSIを作り提供する。 後者はIntelとかQualcommとかが代表。 以前はASICと言えば特別な機能を実現する花形というイメージがあったけど、今はその地位はずいぶんと落ちた。 仮にASSPがユニクロとかGAPとかの衣料メーカーだとしたら、ASICは大型量販店に収めるPB(プライベート・ブランド)を作る下請け業者という立ち位置になってしまっている。 日本には大手ASICメーカーが複数乱立していた。それは日本が家電業界の雄であったからだと考えている。 2007年度の半導体年間には主要半導体会社が日本だけで26社(うちASIC事業を行っているのが7社)も名を連ねているが、この2年
まさか、土曜の朝一からBlog更新するとは…今朝の日経新聞の一面の活字「パナソニック、三洋買収交渉へ」で目が覚めた。 電池事業を取り込みたい→エネルギー分野へ というのが紙面が予想するパナの意図とのこと。三洋は家電分野でもデジカメOEM分などかなりの勢力。なるほどパナとしては取り込むには良い相手と言える。大株主が三井住友・大和証券・ゴールドマンの金融3社で保有株70%を超えるそうで、ちょうど金融危機のこの状況での交渉は今期最高益を出したパナ側に有利なはず。さすがだ。 半導体に関して言うと1000億程度で売りに出そうとしたが、落札相手がお金用意できずにそのままになってしまった状況にようやく終止符が打たれることになる。パナがどうするのかわからないけど、かなりスリム化するのは間違いないだろう。 業界の人でないと構造がわかりずらいかもしれないけど、三洋はSamsung半導体の大口顧客のひとつ。Sa
前職の上司から「日本でProgram Manager探しているんだけどいい人いない?」と連絡が。他の職種ならまだしもProgram Managerとなると難しい。理由はシンプルで日本ではProgram Managerに相当する職種があまり浸透していないから。 Program Managerの仕事は"プロダクト Manager"に似ている。"プロダクト Manager"は製品そのものについてのManagementを行う(例えばCPUのSpec決めから出荷に至るまでの管理など)。だけど今はそれだけやっていては商売にありつけない。単純にいいものを作っていれば買ってもらえる時代ではないのだ。 そのCPUをどうやって使えるようにするのか、新しいPCのコンセプトにあったソリューションは何なのか、トレンドにあった技術がタイムリーに投入できるのか、などの総合判断ができる情報を提供。またそれを実現するための
単純に梅田さんのコラムに感動した。感動というよりは共感というほうが正しいのだろうけど。 もっと褒めろよ。心の中でいいなと思ったら口に出せ。誰だって、いくつになったって、褒められれば嬉しい。そういう小さなことの積み重ねで、世の中はつまらなくもなり楽しくもなる。「人を褒める」というのは「ある対象の良いところを探す能力」と密接に関係する。「ある対象の良いところを探す能力」というのは、人生を生きていくうえでとても大切なことだ。 ほんわか思っていたことを言葉にしてもらって超気持ちいい!ってかんじ。梅田さんの文章の特徴って、この気持ちよさなんだよなぁといつも思う。そして梅田ファンが多いのはこの気持ちよさが所以なんだと思う。 僕だって君たちを見ていて、悪いところとか、足りないところとか、たくさん見えるよ。でもそんなことを指摘して何になる? 個人的にはここが一番ぐっと来た。 でも本当に言いたかったことって
「お前!」と連呼する母親と泣きながらすがりつく5歳児ほどの男の子に出会った。 時折いたたまれない気持ちにさせる親を公の場で目にする時があるが、今回は本当に一声かけようか悩みに悩んだ。 母「お前、いいかげんにしろよ、そんなこと言うならもう知らない」 子「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい」 母「ああ、もういいよ。もう行かない。帰る。」 子「やだーーーー やだーーーー やだーーーー お願い! お願い!」 母「お前、もう、 いや、 うるさい! お前、もう だまれ!」 子「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい…」 母「お前なぁうるせんだよ。ほんと。あたまきたから 今日ご飯なしな」 子「…」 (無言でむせび泣くのみ) 本当に見ているだけでつらい。 何があったのか皆目検討がつかない。母親も一生懸命なのはわかる。子育てが大変なのもわかる。まだ若いのに化粧っけもないその容姿から一生懸命に生き抜い
ここ最近「絶対に見てください!」と不思議なほど多数の方々から薦められている攻殻機動隊。もともとStar Trek The Next Generationをこよなく愛する私は、その中に登場してくるボーグ系の世界は大好きというのもあるのですが。 最近暇を見つけては少しづつオンデマンドTVのVODサービスで攻殻機動隊を見て勉強をしています。皆が薦めてくれる理由は、近未来の世界を詳細につづるこの作品は情報共有がより進んだテクノロジーでなされた場合の提言が随所にちりばめられているからのようです。映画マトリックスの世界観に多大な影響を与えたものとしても有名だそうです。 前置きが続きますが、その攻殻機動隊の中では通信デバイスが体内に組み込まれていて、常に仲間達やデータベースがオンラインで脳内に直結されています。特別警察隊である主人公達はその機能を通常の情報共有システムとして利用して効率的に問題解決を行っ
Googleでおなじみになった20%ルール。これを真似て採用しているベンチャーは多いそうで、実はうちもそのうちの一社だ^_^ ただ謳うはまではできてもそれを徹底する事は難しい。最終的には形骸無実化してまう傾向が強いそうで、実はうちもそのうちの一社だ^_^; 今回組織変更などをしたきっかけに、この20%ルールを下記のようにアナウンスをしたところ、開発陣から様々なFeed Backをうけた。 就業時間の20%を本業以外の関心を持つ分野に使う事を奨励する。 20%の時間のとり方は各自の判断に委ねられるが事前に上長の承諾を必要とする。 例) 一日の就労時間のうち20%を毎日利用 週五日のうち、まる一日を割り当てる 一ヶ月のうち、4日連続で集中して利用 連続利用の最長を2ヶ月貯めての8営業日連続利用を限度とする 20%ルール利用者は、取り組む内容について可視化できるようにし、月に一度はその結果報告を
まだパブリックにしていない情報共有サービスを使って社内と一部の人でテストを兼ねて利用しています。そこで見つけた記事(ハッカーと画家の著者でも有名なPaul Graham氏のインタビュー)で興味深いものがありました。他の人たちは違うところに注目をしているようですが(他人の興味との違いがわかるのもまた面白い^^) Paul: 私がスタートアップのファウンダーに言っているのは、最初からビジネスモデルにあまり重点を置くな、ということだ。出だしで一番大切な仕事は、何であれ人々が求めるもの作り出すことだ。それができなければいくら巧妙なビジネスモデルを考え出しても役に立たない。 もちろん最後にはビジネスモデルが必要になってくる。しかし今までの経験からすると、人気のあるサービスから収益を上げる方法を考え出すのは、人気のあるサービスを考え出すよりはるかに簡単だ。 毎日ビジネスモデルで頭を捻り続けている私にと
1994年私が新卒入社したころ、社内でメールアドレスを持っていたのは一部だった。電子メールは”電子手紙”という意識が強い年配層も多く、”拝啓、貴社益々ご清祥の…”ではじまる内容も散見していた。そんな時代だった。 56kモデムを利用したパソコン通信インフラがベースであったため、メールの内容は簡潔に必要最低限にしぼることが美徳とされていた。そういった通信環境の問題もあり送信相手は必要な人だけに必要な情報だけを送るべし、という暗黙のルールが存在していた。 劣悪な通信環境から現在のブロードバンド時代においてもこの文化は現存している。 前職の会社では社長宛てのメールは3行以内でないと怒られた。(もちろん毎回それだけですべての説明ができるわけではないので要約を3行でまとめ、補足として詳細内容を箇条書きにするという方法を大抵の場合つかうのだが…) 忙しい受信者の為に効率よく情報処理をしてもらうため、送信
漠然とした思いとして、技術がうまく利用されていないという気持ちが強い。 新技術を利用するための「学ぶ」という行為は極限まで最小にしなければならない。 すでにある技術を一般大衆に利用してもらうようにするという”技術”こそが今、求められているのだと強く感じる。 「お父さん、これ知ってる? すごい便利なんだよ!」 と言ってもらえるものが必要なんだ。 今風の情報収集方法についていけないだけで ”いけてない”レッテルを貼られてしまっては、その人の本質的なすごさ を見過ごしてしまう。 別にRSSだとかBlogがどーだとかというのは、どうでもよくて、そこにある情報そのものが価値なのだ。 やはり我々テックサイド側に必要なのは 「テクノロジーはわかんないけど、そこに普通に参加できる」 というサービスを提供すること。 とことん使いやすくしてあげて 喜んでもらえるものを提供する。 やっぱこれだな。
毎年10月1日に交付されるアメリカ就労ビザ、そのなかでももっともなじみの深いH1-Bは、その当月に6万もの枠がなくなってしまう年があるほど、いつも逼迫した状況にある。 そんななかで 米国が技能ビザ発給制限数を大幅緩和へ,ハイテク労働者・移民の確保を狙う 今回の上院が可決した内容は,「H-1Bビザの発行数を年間11万5000まで引き上げること」「EBビザの上限を引き上げると共に重要分野については上限を除外すること」「自然科学・技術・工学・数学の大学院学位を保有する労働者の受け入れについてはH-1BとEBビザの上限の例外とすること」の3点である。 は朗報であるし、とりわけ 「自然科学・技術・工学・数学の大学院学位を保有する労働者の受け入れについてはH-1BとEBビザの上限の例外とすること」 はビザで苦労をした者からみたらとても羨ましい制度だ。 「これでは日本の優秀な人材がアメリカに流出してしま
UIEジャパンを開業して一ヶ月が経ちました。Blogだけで人集めをしたり、様々な新しい試みを持って今までにない会社造りを心がけてきました。おかげで会社一丸となってまとまりが出てき始めています。 ただ気になることは、皆はりきりすぎて時には討論に熱くなり過ぎて殺伐とした雰囲気などになる傾向が出始めてきたことです。(皆自分に自信があるが故にどうしてもぶつかりあってしまう…^_^;)そこで新たな環境作りの一環としてメイドさんを雇うことにしました。 さすがに従業員一人にメイドさんひとりをつけるところまではできていませんが、すばらしいパフォーマンスを出した方には専属メイドをつけるという事も視野に入れています。 試みに先週からメイドさんに数人きてもらうようにしたところ、非常になごやかな雰囲気となり、アイデアも柔軟なものが出てくる傾向がみられ、私としては非常に満足しています。 これからも新しい試みをUIE
オフィス開業の少し前から入社予定者のコミュニティで話題になったBlogがありました。 その名も… UIEngineだ 結構Deepな内容にまで言及して一日に5〜6更新ぐらいしていたので、てっきり入社予定者の誰か、あるいは社内の誰かが匿名でやっているのであろうとあまり気にせずにいたのですが、そのうち誰でもないことが判明。 ほどなくして、あるきっかけから先日リアルで”UIEngineだ”さんにお会いすることができました。「あの更新度はもしかしてニート?あるいは学生?」と実は思っていたのですが(^^ゞ きちんとかなりしっかりしたお仕事をお持ちでした。それとは別にUIEngineのファンになったので勉強をはじめてついでに何かの手助けになればと思い、このブログを始めたとのこと。。。 なんともはや、もう私としては感動ですね。 もっとUJMLなりUIEngineのよさを知ってもらって・使ってもらって、”
エンターテイメントと言うと娯楽そのものに発想が行きがちであるが、UIE Japanで提供していくデジタル・エンターテイメントはそのカラをやぶりたいと思うし、Web2.0時代であるからこそ可能なエンターテイメントを実現していきたいと思う。 概念的な話しからするとエンターテイメントとは「楽しい事」であり、「楽しい事」とは娯楽という範囲内だけでなく「嬉しい事」でもあるべきでだと思う。子供が産まれる事をエンターテイメントと呼ぶのは不謹慎であるとは思うが、産まれた子供をあやして喜びを感じるという行為はエンターテイメントと呼んでもいいのではないかという事だ。 ◆ 世の中には日々様々な複雑な問題が発生する。それを解決するにあたって問題を”解消”できうる方策を提示する事が”問題解決”の唯一解ではないはずだ。例えば震災にあった人々に仮設住宅とライフラインを提供するというのは問題”解消”に向かう手段として当然
先週からプチ単身赴任状態で日本出張やら国内出張やらが続くので一ヶ月ちょっとこの状態が続く。そこで妻が家庭内コミュニケーションの為に家庭内ブログを立ち上げたのだ(ちなみに”はてな”はエンジニア色が強いからイヤと言われた) 以下が昨日のエントリー、ちょっぴり泣いた。 題名:パパ / 2005年09月13日(火) 朝と夜になると、「パパはぁ?」と聞いてくるあにたん*1。 夜、隣のおうちから音がすると 「パパだー!」とうれしそうに2階に走って行こうとする。。 今朝、出かけるために私がガレージを開けると、 それまで出かけるのを嫌がって隣の部屋にいたあにたんが、 急いでやってきて、「パパだ!」とガレージのドアを開けて、 アレ?っていう顔をしていた。。。 うるうる〜 パパ、早く帰っておいでよぉ〜 日本の猛烈サラリーマンの方々から「あまいっ!」と叱責を多数頂きそうではあるが、仕事が始まる前に3週間の休暇中
産業の米も最終章に入った様だ。 意外な事に半導体製造を行う会社は未だに20社ほど国内に残っている。イヒ!で知られる旭化成や、音楽機器で有名なYAMAHAなどもそれにあたる。 しかしながら大手半導体社の最終生き残りとしては東芝を除く全てが今回の合併会社に集結する事になる。 ここで一番重要なメッセージは、半導体産業そのものよりも家電メーカーを中心とする日本のエレクトロニクス産業の構造改革が求められるという事につきる。 日本の強みは、カスタムメイドのチップを格安で手に入れ、人的にも時間的にも大きなアドバンテージを得ながら世界と戦ってきた。これが故にスペック競争時代には大きな差別化を出す事ができたのだ。そしてそれを支えてきたのが日の丸半導体という構造。 この構造を下支えしてきた半導体社が崩れてきているのは、複合的な理由だと思われる。 1)格安でかつカスタム品を提供してきたため、汎用品を大量に提供す
9月からUIEvolution社でお世話になることになりました。これまでの半導体畑から一新、ソフトウェアの会社です。先週末に退職したばかりで3週間の休暇が始まったばかりだと言うのに仕事がしたくてうずうずするほど楽しみです。 そもそもこの会社に転職するきっかけはCEOである中島聡氏とBlogを通じて知り合ったことから始まりました(出会うまでの詳細はこちら)。 今だから言えるのですが、Golfをした後で何気にUIEvolution社の業務内容を教えてもらいながら中島氏の描く夢を聞いていたら自然と話が盛り上がり、気づいたらいつシアトルに来る?みたいな話になってました。(中島氏と初めて出会って7時間目ぐらいの話です(^^ゞ) SanJoseに戻った翌日信頼する先輩にこの話をしたところ、「じっくり考えてどうすべきか判断をしたい」という私に対し 「こういう話は考えすぎると判断が鈍ることもある、直感でい
約5年間勤めたNVIDIA社を退職しました。人生2度目の退職です。 一度目は日本企業であったが商社ということもあり、しかも半導体専門商社の為比較的人の出入りが頻繁ではあった為まぁすんなり行きました。ただ海外駐在の身分からの脱藩的・退職であった為、それなりに苦労があったし未だに「ご迷惑をお掛けした」という気持ちがぬぐい切れない部分があります。 しかして今回の退職劇。。。あっさり…です(^^ゞ いや〜びっくりしました。「2週間前に通知したらそれでいい」とは聞いてましたがまさにそのとおり!月曜の朝、深刻な顔をして上司に話をしたら Congratulation!! ですって。。。「Junがいなくなるのはつらいし、さみしいけど、君の門出を祝福するよ」と硬い握手。さすがはシリコンバレーさすがはアメリカ。人類皆兄弟・どこにいってもまた繋がる・下手をしたらお客になっちゃうかも…という共通認識のなせる技。(
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『遅咲きブログ少年 @はてな』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く