お披露目イベントで稀世の香りを楽しむ安野さん 宮城県涌谷町のふるさと納税返礼品として扱われている純米大吟醸酒「稀世(きせい)」のお披露目会が、同町のわくや天平の湯であった。稀世は、町出身で声優・歌手の安野希世乃さんがプロデュースした。お披露目会はコロナ禍などで控えられてきたが、醸造4年目となる今年は初めて参加者を募って実施した。 県内外から安野さんのファン約50人が参加。安野さんや酒造りに携わった人たちの話を聞き、出来栄えを味わった。稀世の酒かすに漬けた鶏肉や豚肉、金ニラなど同町産の食材だけを使った料理も提供された。 試飲した安野さんは「今までで一番おいしいお酒。フルーティーでジューシーで女性でも飲みやすい」と笑顔を見せた。水戸市の公務員槍崎貴士(うつぎざききし)さん(30)は「爽やかでまろやかな酒。食事もおいしく、涌谷に興味を持った」と話した。 お披露目会前日には酒米を約40アールの水田