そして、このような背景の中、追い打ちをかけるように発生した世界的な出来事が今回のコロナウイルスによるパンデミックです。 2020年3月9日には約1年2ヶ月ぶりに日系平均株価が20,000円を下回り、この記事を書いている3月22日現在、その下落は16,000円台という歴史的な水準にまで至っています。 多くの投資家にとって、日系平均株価が20,000円を下回るという状況は景気悪化のひとつの指標とされていますので、一時的な状況である可能性はあるものの、現状としてはかなり厳しい段階に突入していると言えます。 この状況はすでにリセッション(景気後退)と呼べるステージに入っており、前回のリセッションは約10年前のリーマンショックの時でした。 経営破綻の企業が増える ホテルやクルーズ船、外国人に人気のある地域の飲食店など、すでにいくつかの企業の経営破綻が報道され始めていますが、潜在的に自転車操業のような