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画力アップ
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11月も終わりですな. いまとりあえず,出版社に企画が通った単著が1つ,出版社の編集さんと企画を練り中の単著が1つ,まだどこの出版社に出すかも決まっていないけど,共著者たちと企画を練り中の共著が1つ,いまどういう状況なのか私はよく知らない共著が1つあります. 企画が通ったのは,読者層を理系に絞った科学哲学の入門書.科学哲学も哲学らしく結構ヘリクツぽい議論が延々と続くのですが,その辺の議論の意義をなんとか理系の方にも納得してもらえるように書こうという. もう1つの単著もなぜか科学哲学の入門書で(だって向こうから依頼があったんだもん),これはごく一般の読者層をターゲットにして,既存の科学哲学入門書よりずっとレベルを下げて書きましょう,みたいな. で,いまどういう状況かよく知らない共著は応用倫理の教科書.阪大の共通教育の授業で使用するためのもので,たぶん出版社は大阪大学出版になるのではないかと.
日々考えよう前回の続きです. 彼は,自身の立場を「生物学的自然主義」と呼び,これは唯物論でも二元論でもないといいます. まずサールは,「存在論的還元/因果的還元」という区別をします. 存在論的還元とは,たとえば,「この世には,机とかコップとか人間とかいろいろな種類の存在者があるように思えるけど,実はすべて原子からできている」というようなものです.つまり,ある存在者を別の存在者に還元してしまうものです. 一方で,因果的還元というのは,ある現象はある別の現象の結果に過ぎないという還元の仕方です.ここで,問題なのは,科学の歴史においては,因果的還元に基づいて存在論的還元が行われてきた,ということです. たとえば,「虹は太陽光が水滴によってスペクトル分解されたものである」というのは,虹を太陽光が水滴によって分解されるということによって生じる現象として因果的に還元すると同時に,虹を太陽光が分解された
昨日は,いまアメリカで動物行動学を研究している友人が一時的に帰国したので会ってきました. で,本屋で待ち合わせたのですが,その間にチラッと読んだ確率論の本に「逆正弦定理」というのが紹介されていました. たとえば,AとBというふたりの人がコインを使って賭けをします.表が出たらAがBから1万円を,裏が出たらBがAから1万円をもらうとします.コインは完全に1/2の確率で裏と表が出るとします. これをもし,たとえばAならAの,もとのもち金を0として,損得の金額を縦軸をとって,横軸を賭けをした回数にとったグラフを書くと,0のあたりをうろうろするグラフになりそうですが,実はずっと正の領域(得している)か,ずっと負の領域(損している)かというグラフになってしまうそうです. これを逆正弦定理というそうです(なんで逆正弦定理というかは,説明がめんどいので省略). もちろん期待値は0のはずですから,充分な長時
12/17(土)、18(日)に立正大学品川キャンパス9号館B2階1番教室にて以下のシンポジウムを開催いたします。 ご多忙とは存じますが、ご参加いただけると幸いです。 会場アクセスなど詳細は添付のポスターをご覧ください。 九州大学QRプログラム・シンポジウム 「現在」という謎〜時間の空間化とその批判〜 (共催: 山口大学時間学研究所、立正大学仏教学部、日本時間学会) 概要 現代物理学において、時間は「時空間」として空間と同等とみなされ、 そこに特別な「現在」の居場所はないように思える。 一方、私たちの日常には「現在だけがあり、過去はすでになく未来はまだない」 というありありとした実感がともなっていて、「現在」は特別な地位をもつように感じる。 本シンポジウムでは、哲学者と物理学者がそれぞれの視点から 時間の空間化について論じ、「現在」という謎に挑む プログラム 12/17、14:00〜17:3
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