という全6話のドキュメンタリーを観ることができる。(日本版のナショナル・ジオグラフィックでも最初の2話を観ることができる。) 最初に警告が出るが、体調の悪い時に観ることはおすすめできない。建物に突っ込んでくる飛行機の音、火災で逃げ場を失い、上階から落ちてきた人が、下の建物の屋根や地面に叩きつけられる音が辛い。ひっきりなしに聞こえてくる「その音」を北棟の1階で聞いている消防隊員たちの表情が辛い。 全6話を通じて辛い話が多いが、時々、顔を出すユーモアで少し救われたような気分になる。第2話のスタンリー・プライムナスとブライアン・クラークのやり取りとか。元救急隊員のチャック・セレイカの話が最終話の第6話で紹介されているのも、視聴者にとっては救いといえるだろう。 「あの日、人々を救った英雄はいない。でもあの時、天使がいた」という印象を受ける。第1話で、発災当初、北棟89階に閉じ込められていたリン・シ