サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
大谷翔平
lrandcom.com
ジョナサン・アイブはスティーブ・ジョブズの最も近い友人であり、iPad、iPhone、iPod,そしてMacBook Airなどのデザインの責任者を務めました。 ジョナサンがデザインしたプロダクトは現在、食事をする時、仕事をする時、旅行に行く時など様々な場面で使われていますが、彼いわく、消費者の99%はアップル製品をデザインするのにかかった苦労を知らないとして、次のように述べています。 「80%の仕事はすべて失敗に終わる。大切なのは良くないと感じたら、すぐに作業を辞める勇気を持つ事だ。ジョブズはいつも口癖のように言っていた。”これで十分か?”、”これが正しいことか?” ってね。」 ↑ジョナサン「アップル製品のデザインにどれだけの想いが込められているか、99%の人は知らない。」(Simon D:Flickr) デザインチームはたった18人の小さ
イラスト:リーディング&カンパニー シリコンバレーの革命児で、Yahoo CEOでもあるマリッサ・メイヤーさんが、オフィスを離れて、遠距離で働くことを禁止したことで、インターネット時代の新しい働き方とも言える「リモート・ワーク(在宅勤務)」の未来ついて大きな議論が交わされ始めていますが、これは生産性や経営、そして企業文化という観点から、まだまだ激しい言い合いが続いていきそうです。 ↑日本、アメリカ問わず、まだまだ大きな議論が行われる「リモート・ワーク」(Jay) 実際、世の中には100%良いことも、100%悪いことも存在せず、いきなり明日からYahooのように企業文化を意識した経営を意識しても上手くいかないでしょうし、リモート・ワークの代表格であるシカゴのソフトウェア会社「37シグナル」のように会社を完全にリモートで経営し、社員が毎日顔を会わせないスタイルに急にシフトしても、仕事の効率を落
All photos & illustration by Leading & Company 普段、コンビニなどで200円で売られているレッドブルの原価は10円〜20円ほどなのだと言われます。 では、消費者は残りの190円分は何に対して、お金を払っているのでしょうか? 1984年にレッドブルを創業したディートリヒ・マテシッツがつくった当時の資料には、「レッドブルのための市場は存在しない。我々がこれから創造するのだ。」と書かれており、彼はマーケティングさえ完璧であれば、どんな新しい需要も作り出せると考えていたのです。 ↑レッドブルCEO「レッドブルの需要はない。これから我々が作り出すのだ。」 レッドブルのCEOであるマテシッツ氏は、それを何十年もかけて実現していくわけですが、そう言った意味で、僕たちは、エナジードリンクに対して10〜20円、レッドブルのマーケティングが生み出す精神的付加価値に
All photo illustration by Leading Company 最近、キャンプしたり、大自然の中でコーヒーを入れたりする動画をアップするYouTuberが増えています。 僕の周りにも、ただ自然の中で、普通にご飯を食べているだけの動画なのに「なぜか、ずっと見てしまうんだよね。」とか、「キャンプ動画を見ると、自分もキャンプに行ったつもりになれる」などと言う人達が結構いたりします。 元々、日本人の9割は農民の子孫であることを考えれば、農民のDNAを持っている僕たちが、都会のビルの中にずっと押し込まれて生活していること自体、どこかおかしいことなのかもしれません。 ↑ただ、キャンプしているだけの動画をなぜかずっと見てしまう。 1965年、ロンドン南部のある健康機関が10万人の住民を対象に精神分裂病やうつ病などを含む、人間の精神状態を調べたところ、精神分裂病だと特定された人は11%
Photo by LC.inc ブキッビンタン、マレーシアで言う渋谷スクランブル交差点のような場所なのだろう。ここでは、街、アーティスト、そして、市民が上手にインタラクションすることで、居心地のいい空間を作り出されている。 日本はどんどん近代的になるにつれて、「路上で楽器を演奏してはいけない」とか「公園で花火をしてはいけない」などと、色々なものをどんどん禁止していっています。 ↑街とアーティストと市民が一つになるクアラルンプールとそれを拒む渋谷。(LC.inc) バブルの頃のように、国民の有り余る力を抑えるという意味で、禁止事項を増やすのであればまだ理解できるでしょう。 しかし、活気がないと言われている現代においては、むしろ逆に禁止事項を徐々に解除していく必要があるはずなのに、今はそれが逆に向かってしまっている。 ニューヨーク、ロンドン、そして、ベルリンなどでも、路上演奏という文化的な土壌
All photo illustration by Leading Company 中国の深センから電車で1時間ほど行ったところに、約8000人の画家が住む大芬(ダーフェン)という場所があります。 ここでは、ホテルの受付や部屋に飾ったりする名画の複製(コピー)が大量につくられており、世界の複製画の約6〜7割がつくられていることでも有名です。 名画のコピーに限らず、少し前の中国と言えば、「theコピー大国」でした。 ブランド物からソフトウェア、そして、アニメのキャラクターまで、様々なものをコピーすることで成長してきましたが、中国のシリコンバレーとも呼ばれる深センの街を歩いてみると、もうコピー大国といったイメージはありません。 ↑昔の中国はコピー大国だったが、現在の深センにコピー大国のイメージはない。(LC.inc) ECのアリババはアマゾンを、検索エンジンのバイドゥはグーグルを、家電メーカー
All photo illustration by Leading Company 2018年4月8日放送の「サンデーモーニング」で野球解説者の張本勲氏が、投手と打者の「二刀流」でメジャーに挑み、先発の投手ながら3試合連続でホームランを打って、ベーブ・ルース以来88年ぶりの偉業を成し遂げた大谷翔平選手を次のように批判しました。 「ホームラン?まぐれなのか、アメリカのピッチャーのレベルが落ちたのか。まあ、両方だと思う」 もちろん、張本氏以外にも、日本の野球界からは「プロを舐めるな!」、「マンガの世界。」、「自分の適正を見極めるための『お試し期間』にしておくべき。」、「両方中途半端に終わるだろう。」、「二軍であればいけるかもしれない。」などと言った多くの批判が寄せられたようです。 ↑二刀流なんて両方中途半端に終ろうという意見が多かった。(イラスト by LC) 日本には、「二足の草鞋を履く」、
イラスト :リーディング&カンパニー よく1万時間努力すれば、誰でもその分野のプロになれると言われます。 そして、「No Pain No Gain」という言葉の通り、若いうちはとにかく量をこなすことが大切だと、日本で言う「努力」という言葉は、どうしても、抽象的なスポーツ根性論に持っていかれてしまいがちです。 しかし、私たちは1万時間の努力どころか何万時間も車を運転しているのに大して車の運転が上手くなっていませんし、同じ仕事を5〜10年続けて、1万時間という量はとっくに超えているにも関わらず、その分野のプロになるどころか、まだ経験が少ない新人にあっさりと追い抜かれてしまうことも珍しくありません。 ↑1万時間など、とっくに超えているはずなになぜ大した成果が上げられないのだろうか? 遊びや趣味であれば、大して身を入れてやっていないからだと言えるでしょう。 ところが起きている時間のほとんどの仕事に
宮﨑駿「若さ、貧しさ、無名さは創造的な仕事をする3つの条件。」アーティストは自殺することはあっても、殺されることはない。 アメリカの著名な科学者、トーマス・クーンによれば、本質的な発見によって、新しいイノベーションを起こせる人のほとんどは、年齢が若いか、その分野に入って日が浅い人なのだと言います。 ジブリの宮﨑駿監督は、ニューヨーク近代美術館で、記者に「若いアニメ作家へのアドバイスを」とコメントを求められた際に、毛沢東の言葉を引用して、「若いこと、貧乏であること、無名であることは、創造的な仕事をする三つの条件。とにかく良いものをつくり続けること。」とアドバイスを送りました。 もしかすると、創造性な仕事をする環境としては、成功に満たせている環境よりも、成功できるかどうかという不安を抱えている状態の方が意外と適しているのかもしれません。 最近、アップルが時価総額1兆ドル(112兆円)を超えた世
よく、何か新しいスキルを身につけて、そのスキルで食べていけるようになるためには、最低1万時間の努力が必要だと言われます。 1万時間という時間は、仮に1日も休まず毎日意識的に100%の力をつぎ込んで5時間練習に取り組んだとしても、5年という莫大な時間がかかり、現実的にこの練習量をこなすには相当の根気が必要になってくることでしょう。 作家のジョシュ・カウフマン氏はこの「1万時間の法則」に対抗して、もちろん、それで食べていけるほどの実力はつかないが、文章の書き方や英語の習得、そして飛行機の操縦まで、基礎スキルの習得のために、ほんの20時間投資するだけで、驚くほどにスキルは上達するのだと言います。 もちろん、1万時間コミットできれば、それに越したことはないのでしょうが、人生の時間は限られていますし、そもそもの目的がプロの料理人になってお店を開くことではなく、ただ、自分にとって大切な人たちに美味しい
漫画に描かれたことが、5年後のビジネスになる「イノベーターは漫画を読み、サラリーマンはビジネス書を読む。」 image:L&C ひと昔前までは、「マンガやアニメなんかを見ていると、ろくな大人になれないぞ!」というのが、親が子供に対して言う決まり文句でした。戦後当時、マンガは子供に悪影響を与えるとPTAがグラウンドにマンガ本を積んで、燃やすなんてことも日常茶飯事であり、当時の子供たちは大人に隠れて漫画を読まなければならなかっと言います。 しかし、現在では「スラムダンクは現代の軍記物」、「モンキー・D・ルフィの『D』はドラッカーだった」など言われるように、マンガ家が描く「if(もし◯◯だったら)」という想像の世界で、ストーリーの表現力があまりにも強力でリアリティーがあるため、マンガが読者の世の中の見方を大きく変化させ、あくまで想像の世界であったマンガが、現実の世界でも大きな影響を持つようになっ
undefined NaN, NaN著者:夏目 力/SAMPLEホーム記事を読むサービス・会社概要
イラスト:リーディング&カンパニー よく起業したばかりの方の名刺を見ると、名前が毛筆で大きく書かれていたり、「◯◯で幸せな世の中をつくります」などと言った夢のような言葉が名刺に書いてあることがあります。 実際、上場企業や長く続いている会社になればなるほど、名刺には名前と連絡先だけといったようにシンプルなものが多いですが、これはいちいち余分なことを言わなくても、実績と歴史を積み重ねてきているという自信の表れなのでしょう。 別に実績や歴史がなければ、信用がないというわけではありませんが、その人を信用するという意味では、未来の夢を語るよりも、その夢を実現させるために過去に何をやってきたか、もっと言えば、その夢を叶えるために過去3日間何をしていたかを具体的に聞く方がよっぽど説得力があります。 ↑多くの場合は、夢言葉だけで、まだ大して何もしていないことが圧倒的に多い お金は信用を数値化したものだと言
キングコング西野「SNSは1万人リーチを狙うのではなく、1対1を1万回やれ!」1万回やって成功しない企業はない。 イラスト:リーディング&カンパニー 1998年、当時はまだ珍しかったホームページをいち早く立ち上げ、メディアを通じてではなく、自身の言葉で直接ファンにメッセージを伝えていた中田英寿さんは、現在SNSなどは一切やらず、ケータイもガラケーで、情報を頻繁に配信することにあまり面白みを感じられないのだとして次のように述べています。 「情報って価値だと思うんですね。ネット社会になって誰もが発信できる時代だと、情報自体の価値がすごく薄れてきちゃう。だからこそ、その中でどうやって異なる価値を出せるかが重要になってくる。」 「SNSをやっていないのも、本当に厳選された情報を、最適なタイミングで、最適な場所に出したいから。僕は、1998年にホームページを始めたんですけど、その頃はネットがあまり普
イラスト:リーディング&カンパニー 仮に今あなたが30歳だとして、80歳まで残り50年の人生を生きると仮定しましょう。 一日24時間のうち睡眠や入浴、そして食事など、絶対に必要な時間が一日10時間ほどだとすると、自由に使える時間は14時間程度ということになり、あなたの人生の残り時間の計算式は次のように表すことができます。(1) 14時間 (1日に自由に使える時間)× 365日(1年) × 50年(あなたの残りの人生) =約260,000 時間 当たり前ですが、失ってしまった時間は二度と取り戻すことができない貴重な資源で、これを分かりやすくお金という概念で考えると、あなたの財布には今約26万円というお金が入っていて、決して増やすことのできない資源を毎日、毎日14円(1時間=1円)ずつ切り崩して生活していることになります。 ↑あなたの時間という資産は、あと26万円しかない 本物のお金であれば、
イラスト by リーディング&カンパニー 日本を代表する経営者と言えば、必ず名前が挙がり、かの孫正義さんも自身が最も好きな起業家だと断言する本田宗一郎は、30分に30回「バカヤロー」と部下を怒鳴り、声よりも先に手が出て、ボルト1本の設計ミスをしただけで2発も殴るような、徹底して仕事には厳しい人でした。(1)(2) ちょっとでも気にいらないことがあると、工具で従業員の頭を殴って従業員がコブを作るのは当たり前、蹴り飛ばされて半日も動けなかった従業員もいたため、創業時は入社しても3人に2人は数日で逃げ出してしまったそうです。(3) 宗一郎の秘書も多くの人は続きませんでした。何人もの秘書が辞め、事前に道の混み具合を考えず「ただ運転するだけ」のハイヤーの運転手に対しては、「もう来なくていい」と、とにかく叱りつけるなど、現在は20世紀を代表する経営者として語り継がれていますが、まだ駆け出しの頃は好かれ
矢沢永吉「20代で苦労した者だけが30代で夢の世界を見ることが出来る」人生の80%は35歳までに決まる。 イラスト by リーディング&カンパニー アメリカの心理学者、メグ・ジェイさんによれば、20代は人生の中で最も重要な10年間で、人生を決定づける出来事の80%は35歳までに起こり、2/3の収入の伸びは、初めて仕事についてからの最初の10年間で決まってしまうのだそうです。 大抵、20代の人達はとにかく自分の好きなことをやって、30代になってから人生について真面目に考えればいいだろうと思いがちですが、ほとんどの場合、20代で行なっていた事は30代で少し軌道修正される程度で、ほとんど変わりはせず、なにげに過ごしている20代の瞬間瞬間が将来にまで大きく影響し、人生の大部分を決めてしまっていることに多くの人は気づいていません。(1) ↑一生を語る上で、重要な体験のほとんどは20代で起こる。 近年
J.K.ローリングが書けるのは1日約500文字「文章とは書き手が苦労して書けば書くほど、読み手はラクに理解できる。」 Matthew Bloomfield_CC_Flickr 村上龍さんは、10年の構想期間を設けて、200冊を超える書籍や資料に目を通し、さらに関係者に大量のインタビューを行うことで、著書「半島を出よ」という小説を仕上げたそうです。(1) また、司馬遼太郎さんも「竜馬がゆく」を書くにあたって、神保町にある古本屋で、トラック1台分の本や資料を買ったというのはあまりにも有名なエピソードですが、何かを書く時は、捨てる情報が多ければ、多いほど作品の質は上がり、実際はたった1%のことを伝えるために、調べた情報の99%を捨てるぐらいの覚悟がなければ、本物のライターや作家になるのは難しいでしょう。(2) つまり、文章を書くためには、99%は捨てる情報を頭の中に大量にインプットして、頭のなか
17時半に退社すれば利益は倍増「日本の会社の97パーセントは、これだけ働いても、4000万円の利益すらあげられない。」 Mary Lock/Flickr 日本の労働時間が他の先進国に比べて圧倒的に長いことはよく話題になりますが、仕事の生産性に関しても、日本は1994年以降、先進7ヶ国の中では最下位となっており、あののんびりしているイタリアや、プライベート第一で鮮やかに遊んでいるイメージがあるフランスよりも生産性が低いという現実を知ると少し悲しくなってしまいます。 また、年間の生産性は、グーグルが従業員一人あたり1259万円なのに対し、日本の大手企業であるパナソニックは300万円、日立製作所は311万円と4倍近くの差があり、意味合いは違いますが、世の中で最も無駄がない組織が生死をかけて戦う軍隊なのであれば、無駄が多く、生産性が低い日本企業は本当の戦争であれば、とっくに全滅してしまっているのか
イラストbyリーディング&カンパニー 20世紀における最も重要な経済学者、ジョン・メイナード・ケインズは1930年に書いた「わが孫たちの経済的可能性」というエッセイの中で、将来、ロボットやテクノロジーの急激な発達により、2030年には人々は週に15時間働くだけで(1日3時間程度)、生活基準を維持できるようになると書いています。(1) これが良いことなのか、悪いことなのかは、その人の置かれている状況によって異なりますが、これをポジティブに捉えれば、やりたくもない仕事をする時間が減って、自由に遊べる時間が増えることになりますし、ネガティブに捉えれば、今やっている仕事がテクノロジーに奪われ、あなたは仕事を失うことになることでしょう。 ↑2030年には、1日3時間働くだけで、今の生活基準を満たせるようになる。 サッカーを引退後、 約3年という時間をかけ、世界100ヶ国以上を周り、さらにその後、日本
(illustration by L&C) ソビエトとの冷戦に勝ち、1990年代、少なくてもあと100年は、どの国も太刀打ちできないだろうと言われていた超大国アメリカがここ数十年で急激に力を失い、一歩ずつ確実に衰退の道を辿っています。 アメリカは世界中に軍隊を配置し、政治、経済、そしてエンターテイメントなども含めて、人類の歴史上最も影響力を持った国であり、かつて歴史上最も大きな力を保持していたローマ帝国と比較しても、アメリカの存在は比べものにならないほど巨大なものになっているそうです。 ↑人類の歴史上、最も影響力を持った国、アメリカ。 しかし、アメリカはアフガン戦争、イラク戦争、サブプライム、そしてリーマンショックなどを通じて、たった10年前後で世界中の信用を失ってしまいました。 現在のテロとの闘いに勝っているのは、アメリカと同盟国だと答えるアメリカ国民はわずか18パーセント、 1964年
(illustration by L&C) 日本文藝家協会のある一説によれば、文章を書くだけで食べていける人は日本で55人しかいないそうです。(1) 確かに最近では、ブログやSNSなど様々なところで文章を書き、それを何か別の形で収益に繋げるのが当たり前になりつつありますが、アメリカのデータを見てみても、ブログだけで家族を養えているのは全体の17%で、逆に8割以上の人たちはブログで毎月1万円も稼げておらず、ブログ大国と言われ、世界的に見てもブログを書く人が多い日本では、その数はさらに少なくなってくるでしょう。 ↑ほとんどのブロガーが毎月1万円も稼げていない。 近年、SNSが普及し、人々のコミュニケーションが喋ることから「書くこと」へと大きく移行しつつあります。 しかし、それにともなって人々の文章力がどんどん上がっているかと言いえば、むしろそれは逆で、文章全体を考慮しない、まるで会話言葉のよう
(illustration by L&C) 普通、メディアに出る著名人というのはその人が俳優であれ、歌手であれ、もしくは経営者などの複数の肩書を持っていたとしても、「この人は◯◯の業界で活躍する人だ」という何となくイメージがついているのが普通です。 ビジネスの世界でも金融のプロや飲食のプロなど、国境が無くなり、世界の50億人がインターネットで繋がる世の中では、労働市場で高く評価され続けるために、それぞれの専門的な知識を身に付け、「私は◯◯のプロフェッショナルです」と胸を張れるようになることが、大切だという声がよく聞こえてきます。 ↑高く評価されたければ、「専門知識を身に付けろ!」という声があとをたたない。 しかし、著名人の代表格とも言える福山雅治のプロフィールを見てみると、シンガー・ソングライター、俳優、ラジオパーソナリティ、そしてカメラマンなど書かれており、専門化するどころか、逆にジャン
(image:Flickr/Petras Gagilas) 長い間、それぞれの業界で大きな影響を持ち続け、世界的なブランドとして知られるコカ・コーラとナイキが、少し前まで聞いたこともなかったブランドに少しずつその地位を脅かされ始めています。 1949年創業のアディダスは70年近い歴史、1968年創業のナイキにも50年近い歴史がありますが、1996年創業でたった20年の歴史しかない「アンダーアーマー」というスポーツメーカーが現在急激に売上を伸ばし、2014年にはアディダスを抜き、アメリカNo.2のスポーツブランドにまで上り詰め、さらに、あるモルガン・スタンレーのアナリストは、世界的に見ても、売上No.1のナイキを射程圏内に収めたのではないかというレポートを発表しました。 ↑創業20年のアンダーアーマーが、ナイキを王者から引きずり下ろす。 (Twitter/Under Armour) アンダー
トヨタが考える“利益”とは健康な体から出るウンチ「もうこれ以上、数字はウソをつかないとか言って、職場から人間味を奪うのはやめろ。」 (illustration by L&C) 不況になり、すぐに結果を求める人たちが増えるにつれて「マッキンゼー流の◯◯」、「ハーバード式の◯◯」など欧米式の問題解決や意志決定の大切さを説く本がやたと目につくようになってきました。 また「数字は嘘をつかない」と、過去20年で理論やビジネスモデルを重視した経営手法が一気に増え、「効率化」や「スキルの標準化」、そして「パフォーマンスの最大化」など目に見えるものだけを重視し、目標を急速に短期化させることで、日本人特有の「上手く説明できないけど、この先に何か臭います」といった直感や数値に表せない人間の感情、そして先人やご先祖さまのおかげで今の自分があるといった、目に見えないものを信じようとする力が低下し、「短期的に結果さ
とっさにスマホを取り出してすべてを写真に収めようとする人達「お願いだから、人生の大切な瞬間をすべてレンズの中に収めようとしないで。」 パリのルーヴル美術館に行った時、モナリザの絵をなんとか写真に収めようと、みんな必死になっていたのが今でも記憶に残っています。 最近、フェアフィールド大学のHenkel氏が発表したリサーチによれば、写真を撮ることはその出来事を、「思い出」として残しておく働きを鈍らせるらしく、自分の「思い出」の記憶をテクノロジーに委ねてはいけないと警告を出しました。 ↑美術館はいつもこんな感じ。 Henkel氏が発表した内容によれば、人々は誕生日や結婚式など、重要な瞬間には決まってカメラを取り出して、何枚も写真を撮りますが、脳の機能がカメラのアングル調整やシャッターを切ることだけに集中してしまうため、写真として残すことはできても、その時の感情は長期間、心の中に留めておくことはで
歳をとってからの最大の後悔は“歯”「歯のメンテナンスをしていない98%の日本人は確実に歯を失い、利便性や笑顔で歯医者を選ぶ人は、歯医者に殺される。」 日本は先進国でも特に虫歯が多い国として知られ、30歳ぐらいまでには虫歯、もしくは虫歯等で治療した歯が一人あたり平均10本、45歳頃までには、半分近くの歯が虫歯になってしまい、さらに日本人の約8割は歯周病に感染していると言われています。(1) 特に歯周病は気づかないうちにどんどん進行してしまい、医師で現在104歳になられる日野原重明先生は『Presient』誌の中で、「歯と糖尿病を患うと取り返しがつかない」と述べており、後の健康上の後悔の中でも、「歯のメンテナンスをしっかりしておけばよかった」というものが他の運動や医療的なものを抑えて堂々の一位となっています。(2) ↑日本人の歯の半分近くが虫歯、約8割が歯周病に感染。 人間には基本的に自己治癒
結局、映画やドキュメンタリーなんて、全部洗脳のための大ウソ「アンジェリーナ・ジョリーが、年間8億円をかけて世界を旅しながら子供を育てる本当の理由」 イラスト:リーディング&カンパニー 「アイデアと移動距離は比例する」という言葉があります。 人間は生きるために環境の変化に対応しようとするため、短い期間に移動を繰り返すと、景色、街並、空気、気候、人、言葉、音、色、そして匂いなど様々なものによって五感が刺激され、この五感が極限に敏感になった状態こそがアイデアを生み出す「クリエイティビティの源泉」になると言われますが、ここ数十年で世の中に溢れる情報の量は数百倍以上に増え、とにかく情報を取り込めば偉くなった気になる「情報デブ」がどんどん増えてきています。 2015年の国土交通省のデータによれば、一年間に海外に行く日本人の数は約1,621万人です。 しかし、これは他の先進国からすれば相当低い数値で、日
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『リーディング&カンパニー株式会社』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く