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円安とは
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図書館総合展の一日目に行きまして、なんか書かなきゃいけないような気になったので書いてます。 私が参加したのは、「財政危機をチャンスに変える思考と戦略〜低成長時代の図書館サービス指導理念」だったのですけど、結局図書館ってなんのためにあるのよ?図書館員ってなにをする人なのよ?っていういつもの疑問がベースになって、それぞれの経験から好き勝手言うみたいな内容でしたね。上山先生から出されたエアロプレインモデルとか図書館突然死説とかハコモノ積極利用の提案とか岡本さんのオープン志向への誘いとかビジネス支援批判とかはおもしろかったですね。同じ日に行われた「10年後の図書館と大学」の方のかたつむりさんとこのレポートとどろぶねさんとこレポートを読んでもやっぱりベースは一緒で、みんな好き勝手言ってるみたいですね。今は業界全体でのブレインストーミングの時期なのかもしれません。 これからいよいよ図書館戦国時代の佳境
第1回ARGフォーラム「この先にある本のかたち」(長尾真 国会図書館長×金正勲・津田大介・橋本大也+内田麻理香)に行ってきました。 詳細な報告はかたつむりさんとこにあります。 いつもありがとうございます。 以下は感想です。 自分が取ったメモを元に興味を持ったことをつらつらと。 長尾館長の話 電子図書館を含んだ出版のビジネスモデルや目次階層構造のはなしは、自分の予想していたはなしとほとんど同じだったので納得。検索が便利になるなあという程度。 書物の解体に関しても話されてました。長尾館長が想定しているのは、他人の文章を引用するためや、他人の文章を批判するために書物が利用されるときの話でしょうかね? これに関してはフォーラム参加者のほかの方の感想に ●検索の単位が図書のレベルからより細かいものになってきている(というかなるべきである)というのはそうだと思うが、FRBRでいう「著作」のレベルを把握
主催者のひとりのご意見を読んだので、 これについてちょっと付け足しを。 開催主旨についてだいぶわかりやすくなりました。 ありがとうございます。 とりあえず「前向きにいこうぜ」ってことだと飲み込みました。 でも、以下の部分はイベント運営をする上の決断としては妥当だと感じますが、委託問題に直面しているひとりの内部職員としてはすこし残念でもあります。 U40は、アルバイトさん、委託スタッフ、指定管理者スタッフなどなど、図書館に関わりのあるすべてのヒトが集う会にしたいのです。だから会費1500円なのよ。 委託問題を口に出せば、その人たちと、正規職員との間でどうしても溝ができるでしょう。でも、未来の図書館像を描く上で、こんな溝が必要ですか。 むしろ、彼ら彼女らの話をどんどん聞かないといけないではないですか。 だから、委託問題などの雇用問題は禁止なのです。 私は図書館の未来(夢?)のひとつの選択肢とし
なんかこんな論争があったようで。 でもなんでこんなに論争になるのかよくわからないです。 わからないので久々に書いてみます。 出る杭は打たれるなんていうのはどこの社会にでもある話だから、ベテランに杭を打たせないようにというのはそんなに不思議な配慮じゃないのでは。むしろ閉塞感が叫ばれる業界では必要な配慮かもしれないですね。 打たれようがつぶされようが戦い続けるなんてそんな気骨のあるやつばかりいる業界じゃないし、図書館業界の人のかなりの人々が行政の人間なんだから前例主義が跋扈してて、同調圧力が強いのは予想できるのではないでしょうか。 もしこれまで杭が出てきたときにそれ以外の人間が杭とフェアに議論してきたのなら、いま図書館業界はこんなにあせってないでしょ。人、もの、カネが充足してて文句も言われなかった組織が、労力を使ってゼロベースで議論するなんてことをするはずがないと思いますよ。 あと、集まると愚
少しブックハンティングの話を。ブックハンティングを、図書館員が捉えられてない蔵書に対する学生ニーズを把握するため*1と、イベントを通した図書館の宣伝のために使い、学生の購入希望制度と分業したらどうかなと思って考えてみた。 ブックハンティングの使い方 ターゲットを学部の1、2年生などでまだ本格的に研究していない学生とか、これまでの蔵書構築方針で買っているような大学図書館の蔵書に関心がない人にする。 予算はブックハンティング用に組み、その予算の元で購入する資料に関しては独自の蔵書構築方針を定める。(これはけっこう大変だろうな。) イベント的な要素を大きくして、大々的に宣伝する。 ブックハンティングで買った資料は通常の新着棚とは別置して、学生が選びましたとアピールする。借りていった学生に感想なんぞを書いてもらえば、それもくっつけたい。貸出された回数なんかもくっつけたら面白いかも。*2 学生の購入
おもしろくないはなしをします。 朝日新聞で取り上げられたのと、東京の図書館をもっとよくする会の記事が出たので盛り上がった話題みたいだが、なんか読んでいるうちに頭がこんがらがらってきた。混乱しているのは私だけかもしれないが…。 id:humotty-21:20080124さんが丁寧にまとめてくれているので(感謝)、1つ1つの記事はその辺を読んで貰いたいのだけど、もともと練馬区立図書館が貸出履歴の保存期間を延長したのは、レコメンドサービスのためではなく、資料の汚破損対策のためだった。 「資料の汚破損対策のために」貸出履歴を保存することと、「レコメンドサービスのために」貸出履歴を保存することを区別して考えたい。「レコメンドサービスのための」貸出履歴の保存の仕方は例えば、doraさんの記事や田辺さんの記事など色々考えられるのだろうが、これらの貸出履歴の保存方法はどちらも汚破損対策には使えない。利用
相変わらずみなとみらいは無機質で不思議なところだった。午前中は1つフォーラムに出て、午後はシンポジウムに出た。とりあえずざっと書いておこう。 テクノロジー&マーケティング&デザインドリブンでこんな図書館できるんじゃない −Web2.0時代にみる図書館の社会的機能−2007年11月8日10:30-12:00 午前中のフォーラムは進行役もパネリストも皆さんベンチャー企業の社長さん達でした。あまりまとまりのない話し合いだったし、時間配分も失敗していたのだと思うけど、社長さん達が夢想する図書館に対する2つの提案は考える必要あるなと思った。 1つは、図書館の予算の話。いうまでもなく図書館の予算は今どんどん削減されているわけで、その一方でサービスはこれまでよりも充実させなければならない。んじゃあどうするかというときに簡単に思いつくのが、じゃあ自分でお金を集めましょうということだ。ここで寄付
EBL(Evidence Based Librarianship)についての雑誌の記事(情報の科学と技術 Vol.57, No.5(20070501) pp. 226-232*1)を読んだ。その名の通り、根拠に基づく図書館業務。でもこれだけじゃあさっぱりわからん。カレントアウェアネス-E No.97 2006.12.20に分かり易く述べられているので、ちょっと拝借。 図書館業務に関する回答可能な「質問」を設定し,それを解決するエビデンスを発見し,評価し,活用し,意思決定に適用させる。エビデンスとして統合されるものは,利用者からの報告,実務者の観察,あるいは研究結果から抽出された事実である。このエビデンスの評価に基づいて,図書館の様々な業務,すなわち蔵書構築,レファレンスサービス,利用者教育,マーケティング等を行っていく。 なんだかいまいちつかみづらいですが、つまり「科学」的根拠に基づいた
東京芸術大学には民族音楽学者の小泉文夫の蔵書、楽器等の資料を集めて管理している小泉文夫記念資料室があるのですが、その資料室の管理体制が変わり、資料室の資料が散逸してしまう恐れがあるという話をミュージシャンの大友良英さんのブログで読みました。ほかにも何人か学者の方々がこの話について書いています。*1この署名運動の発起人である西原 尚さんの文章だけではいまいち詳しいことはわかりませんが、西原さんによると大学側は経済的理由から管理体制を変更しようとしているとのことです。 現在国立大学は経費削減に努めていますし、図書館も例外ではありません。当然このような資料館にも矛先が向くことは考えられます。ただ経費削減のためだけにそんな大幅な管理体制の変更をするのかというのがちょっと疑問です。資料の保存のためというならまだわかりますが…。たしかに助手を置かなければ人件費は削減できますけど、それだけならなぜ資料館
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