土屋正忠元代議士は、2021年10月21日に「菅直人元総理、3.11福島原発事故で冷却のための海水注入にストップをかけ、日本を危機に陥れた人物」と題する文章をブログに掲載し、ツイートしました。 ブログの趣旨は、東日本大震災で福島原発が全電源喪失により冷却できなくなった際、いったん始まった海水注入を菅直人が指示して中止させようとしたが、これが実行されていれば福島原発の原子炉全部が制御できなくなり、日本の3分の1が放射能汚染されていただろうというものです。 しかし、これは事実ではありません。海水注入は2011年3月12日19時4分に始まりましたが、そのことは官邸には知らされていませんでした。同日18時前から、菅直人をはじめとして、経済産業大臣、原子力安全委員長、原子力安全・保安院の幹部、東京電力の幹部らが協議していましたが、原子力安全委員長が海水による冷却を提案し、これについては菅直人をはじめ