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全国1億2千万の「常磐もの」ファンの皆様、朗報です。福島で行われている試験操業のエリアが拡大され、これまで福島第一原発沖20km圏内の自粛エリアが「10km」に縮小されることになりました。原発事故により大きな影響を受けてきた福島の漁業ですが、また一歩、本操業に向けて前進したことになります。 福島県沖の試験的漁 1日からの海域拡大を決定(2017年2月28日/NHK) 東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと、福島県沖で行われている試験的な漁について、福島県漁連は海底のがれきの撤去が終わったことなどから、3月1日から漁をする海域を広げることを決めました。福島県沖では、福島第一原発の事故のよくとしの平成24年から、安全性が確認された漁場と魚介類について、順次、試験的な漁が行われていますが、原発から半径20キロ圏内では、漁の自粛が続いています。 これについて、福島県漁連の会議が開かれ、1日から漁
福島の漁業関係者、それから「常磐もの」ファンの皆さまにとっては非常に大きな吉報といっていいでしょう。原発事故後、国の出荷制限がかかっていた福島県産のヒラメとマアナゴについて、国は、6月9日に出荷制限を解除しました。特にヒラメの解禁は、福島県の試験操業が新たなステージに入ったことを示す大きなニュースといっていいと思います。 ヒラメとマアナゴ出荷制限解除(NHK NEWS WEB / 2016.6.9 ) 原発事故の後、国の出荷制限が出されていた福島県沖でとれるヒラメとマアナゴについて、国は、魚に含まれる放射性物質が安定して基準値を下回っているとして、9日、出荷制限を解除しました。 福島県沖でとれるヒラメやマアナゴは、原発事故の後、一時期、国の基準を超える放射性物質が検出されたため、平成24年の6月に国から出荷制限が出されていました。 出典:NHK NEWS WEB―福島県の主力魚種だった「常
風評被害や福島からの情報発信についての自分なりの考えを個人のブログに掲載したところ意外にも反響があったので、こちらにも少し加筆修正した上で掲載しておこうと思います。風評被害や情報発信について考えるきっかけになればと。 ここ最近、2冊の本を読みました。ダニエル・カーネマンの『ファスト&スロー』と、中谷内一也の『リスクのモノサシ』です。福島の風評被害について多少なりともカジってる人はもう既に読んだことがあるかもしれません。この2冊、行動心理学や認知心理学の観点から、人間がどのように情報を認識するのかを丁寧に解説していて、直接福島の原発事故後の風評被害を取りあげた本ではないものの、人間の認識のメカニズムや、風評被害が起こる構造を理解するのにとても役に立ちました。 私は、2012年からは市内のかまぼこメーカーの営業として3年働き、2013年からは市民による福島第一原発沖の海洋調査チームを共同運営し
みなさんこんにちは、いわき市小名浜の小松理虔です。SNSでは福島についての様々な情報や言葉が乱れ飛んでおりますが、この場では実際の「データ」をベースに福島県の海の状況をアップデートして頂きたく、民間調査の最新データを紹介したいと思います。 2013年の冬から、いわき市の水族館「アクアマリンふくしま」の協力頂きつつ、有志たちと「いわき海洋調べ隊 うみラボ」という民間の海洋調査チームを組んで、福島第一原発沖の魚の放射線量などを測定する活動をしています。活動も3年目に入りました。 今年もようやく活動が始まりまして、遅ればせながら、5月1日に今年初の調査を行ってきました。調査に合わせて放射性物質の計測も行いましたので、今回のエントリでは計測結果などを中心に紹介したいと思います。 海洋調査については、ぜひ、うみラボの公式サイトをご覧下さい。福島第一原発沖で、どのような感じで調査が行われているのかを知
いわき市小名浜の小松理虔です。2012年から15年春まで地元の蒲鉾メーカーで営業・広報担当として働いてきました。現在は、フリーランスで、いわき市内の生産者や中小企業の情報発信や営業などを支援しています。今回は、その立場から福島県産品の安全性のPRについて、とりわけ「測る」ことについて取り上げたいと思います。 本題に入る前に、福島の食に関する調査結果などをご紹介します。 まずご紹介したいのが、放射性物質に対しては厳しい姿勢で臨んでいるコープの陰膳調査。陰膳調査というのは、家族人数よりも1人分余計に食事を作り、それを2日分(6食+おやつや飲み物なども含め)保存して検査センターに送り、放射性物質を測り続けるという調査です。県内の100の家庭が対象で、手間はかかるものの、実際にどの程度食事によって放射性物質を摂取しているのかがわかる調査です。 それによれば、調査した100の家庭中、1kgあたり1ベ
先日、原発事故で避難した住民に対して内閣府が行った家族構成に関する調査結果が公表されました。それによると、避難を経験した2万人のうち約4割の家族が、避難などによって家族が分散したと答えていたことがわかりました。 約4割が家族分散=原発事故避難で2万人調査(時事通信 2015/12/18) アンケートに答えた家族のうち、実に5割が、2011年3月11日から4月末までの間に「家族構成が変わった」と答え、さらに、このうち約8割が「一緒に暮らさなくなった家族がいる」と回答したということです。原発事故による家族離散の実態が改めて浮き彫りになった調査となりました。 もちろん、家族構成が変わるというのは、進学や独立など、どこに暮らしていても起こりうることですが、先祖代々引き継いできた土地を不条理な形で奪われ、知人や友人、親戚やご近所づきあいといった地域コミュニティまでもが引き裂かれるなかでの家族離散、ご
いわき市小名浜の小松理虔です。アンコウは鍋より友酢和え派です。 福島県の漁業資源が回復しているというニュースがここのところ増えてきました。そして、その資源の回復に歩調を合わせるように、福島県の行政サイドからも「資源管理型漁業」を模索する動きが始まってきました。 マダラ個体数5倍の衝撃休漁でマダラの生息数増加(福島民友 2015/11/26) 水産総合研究センター(横浜市)は25日、本県を中心とした太平洋沖のマダラの生息数について、2014(平成26)年時点で、震災前の2010年時点と比べ5倍以上に増えたことを明らかにした。 出典:福島民友太平洋北部マダラ未成魚、休漁で回復(みなと新聞 2015/12/9) 太平洋系群の推定資源量は2013~14年に26万トン。15年に19万トンと減少したものの、高水準で推移している。水産総合研究センター東北区水産研究所は「震災後に福島沖の漁業が鈍化(試験操
いわき市小名浜の小松理虔です。今年10月のことになりますが、東京電力福島第一原子力発電所の視察に参加してきました。そのことについて取り上げてみようと思っています。3分くらいで読み終わる記事ですので、よければ最後までお付き合い下さい。 あらかじめ断っておきますが、私はこれから「原発の状況が少しずつ改善していることを確認できた」という主旨のことをここに書きます。しかしだからといって、東電や政府が免責されるわけではありませんし、福島の食の安全や将来のエネルギーの問題は、別口でしっかり語られるべきです。そこは分けてお読み頂ければ幸いです。 今回の視察は、元東電社員で原発構内の視察コーディネートなど様々な活動を行っている一般社団法人アプリシエイトフクシマワーカーズの吉川彰浩さんに声をかけて頂きました。福島県民として目を背けることのできない問題でもあり、やはり自分の目で確認したいと思っていたところに声
全国的にはご存知の方は少ないかもしれませんが、福島県議選が11月15日に投開票されました。 中央のマスメディアをザッピングしてみると、どうも「自民後退」というようなニュアンスで報じているところが多いようですが、実際のところはどうだったのか。わたしの住んでいるいわき市選挙区の動向を地元目線で取り上げつつ、いわきから今回の福島県議選の検証を試みたいと思います。皆さんの床屋政談の足しにでもなれば幸いです。 結局は自民の微増結論から言ってしまえば、福島県議選で「無所属で立候補」した議員が3名ほど自民党から追加公認を受けました。自民は、選挙結果が出た直後は「2減」だったのに、この追加公認によって「1増」となり、29議席を獲得したことになります。自民の後退ではなく「前進」という結果になりました。 この3名の出自や支持母体を見れば何となく想像がつくことではありました。が、中央のメディアは「自民後退」とい
いわき市小名浜の小松理虔です。 2012年の冬から、有志たちと「うみラボ」という民間の海洋調査チームを組んで、福島第一原発沖の魚の放射線量などを測定する活動をしています。今年も8回ほど海洋調査を行いました。昨年との比較のデータなども出てきましたので、こちらでご案内したいと思います。福島の海の今を理解するための判断材料としてご利用頂ければと思います。 調査の模様については、うみラボのブログなどを参考にして頂ければと思いますが、漁師の方の協力を頂き、船で福島第一原発沖に向かい、楽しく魚を釣って、ついでに放射線量も測ってしまおうという活動でして、いわき市の水族館「アクアマリンふくしま」の協力を頂きつつ調査・計測を行っております。運営については、恥ずかしながら手弁当でありまして、今のところどこからも活動資金は頂いておりません(涙)。 ここで紹介するものは、海洋学者でも生物学者でもない一般市民の私た
福島の漁業の完全復活の日も遠くはない。そう思わせるニュースが2つ、立て続けに報じられました。 まずは、福島県が継続している魚介類のモニタリング調査で、今年2月に採取したすべての検体が国の基準値を下回ったというニュース。月間で1検体も基準値超えがなかったというのは調査以来初めてとのこと。これはまさに「吉報」ということになりましょう。 魚介のセシウム、全て国基準値以下に(朝日新聞/2015.3.20) 東京電力福島第一原発事故後に県が沿岸海域で続ける、魚介類1キロあたりに含まれる放射性セシウム濃度を調べるモニタリング検査で、2月に取った全ての検体が、国の基準値(1キロあたり100ベクレル)を下回った。月間で1検体も基準値を超えなかったのは、調査を始めた2011年4月以降で初めて。 19日、いわき市であった地元漁業者の会合で県水産試験場が示した。それによると、2月は696検体を取り、基準値超えは
福島県民にとって大変喜ばしいニュースが2つありましたね。 福島県の平成26年産の新米の全袋検査で、基準値を超えたもの1つもなかったという検査結果。そして、福島県で先天的な異常を持って生まれる新生児の発生率が全国と変わらなかったという調査結果。福島県の「真実」を伝える、非常に大事なニュースです。 26年産新米基準超ゼロ 風評払拭へ大きく前進 放射性物質検査(福島民報/2015.1.9) 東京電力福島第一原発事故に伴うコメの全量全袋放射性物質検査で、昨年12月末までに計測した平成26年産米の約1075万点全てが食品衛生法の基準値(1キロ当たり放射性セシウム100ベクレル)を下回った。一般的に新米とされる生産年の12月末までの検査で基準値超過ゼロを達成したのは初めて。 出典:福島民報先天異常新生児 全国と同等 原発事故後 福島県が2万人調査(読売新聞の記事をもとにしたtogetterまとめ/20
朝日新聞の謝罪会見報道が吹っ飛ぶほどの怒りを覚えるニュースが飛び込んできました。10月9日に告示される福島県知事選で自民党福島県連が擁立していた鉢村健さんが、立候補を取りやめると発表したのです。 自民党福島県連が擁立を決め、鉢村さんも出馬を宣言した後になって、自民党本部が「鉢村氏では勝てない」と判断、党として推薦しないことを決めたからです。自民党本部の「鉢村下ろし」に、県連が屈した形になりました。 知事選を巡っては、佐藤県政下で副知事を務めた内堀雅雄さんが、副知事を辞して立候補を表明していますが、民主党福島県連が内堀支援をすでに表明しており、さらに、自民党も内堀候補に「相乗り」する方向で調整が進んでいるといいます。鉢村さんは自民党本部によって完全にはしごを外されることとなり、10月の県知事選への出馬を断念しました。 自民、鉢村氏の擁立断念 分裂回避、内堀氏に相乗りへ(福島民友/2014.9
イオンモールが正式事業者に決まった小名浜港背後地の再開発計画。今年4月、いわき市とイオンモール株式会社が正式に開発事業の基本協定を締結したことが全国ニュースなどでも報じられました。いわきの復興まちづくりのシンボルとして、今、大きな注目を浴びています。 いわき市とイオンモールが基本協定 28年春開業へ(福島民報 2014/4/18) いわき市のアクアマリンふくしまや、いわき・ら・ら・ミュウなどを連携させ、にぎわい創出を目指す市の小名浜港背後地再開発で、イオンモールが整備する大型商業施設は4階建てで、東日本大震災を教訓に津波避難ビルの機能を持たせる。市と同社が17日、開発基本協定を締結し、開発事業に着手した。平成28年春の営業開始を目指す。 出典:福島民報同計画については、今年中に建設予定地を更地にし、2015年内にテナント募集と建築工事を進め、2016年春にグランドオープンというタイムスケジ
厳しい状況が続いている福島の漁業ですが、久々の明るいニュースといっていいかもしれません。震災直後から続く漁の自粛によって、福島沖の漁で網にかかる魚の量が、震災前の3倍になっているという調査結果が、先日、河北新報で報じられました。 福島沖漁自粛で魚増加 網にかかる量3倍に(河北新報 2014/3/22) 東京電力福島第1原発事故の影響で漁業が自粛されている福島県沖で、タラやカレイ、アンコウなどの取れる量が事故前に比べて約3倍になっているとの研究結果を福島県水産試験場のチームが21日までにまとめた。漁の自粛で主に定着性の魚が大幅に増えたとみられる。(中略)同試験場の山田学主任研究員は「(事故前後で)引き網時間が大きく変化しているので、この倍率で魚が増えていることを示しているわけではないが、増加していることは確かだ。本格操業に向け、増えた魚が減らないよう資源管理に取り組みたい」と話している。 出
イオンにやってくる客をどう誘導させるのか・・・。 年間800万人のお客さんがやってくる・・・。 イオンの進出は小名浜にとって最大のチャンスだ・・・。 今月、いわき市小名浜で開催されたまちづくり団体の総会。多くの商店主が集まり、町内に建設が予定されている「イオンモール」についての説明会が開かれていました。建設の是非を問う段階はすでに終わり、話の主題は「どう商店街と連動していくのか」に移っており、商店主たちの目は、モールが完成する2年後に向けられています。 建設が予定されているのは、水族館「アクアマリンふくしま」に近い、福島臨海鉄道小名浜駅の敷地。貨物列車専用のターミナルを駅舎ごと西に数百メートルほど移設し、空いた場所に、復興のシンボルとして地上4階建てのショッピングモールを建設しよういう計画です。 建設予定地は、震災で甚大な津波被害を受けましたが、建物の解体や整地が進められており、予定通り進
皆さん、突然ですが、「いわき市」といえば、何を思い浮かべますか? 「メヒカリ」とか「広い」とか「アンモナイトセンター」とか「小名浜」とか、よいところがたくさんあるいわき市ですが、一番に思い浮かべるのは、やはり、全国に名を轟かせる「スパリゾートハワイアンズ」という方が多いでしょう。 まずは、なんといっても映画『フラガール』の大ヒットがありました。震災後も、ハワイアンズの現役フラガールが全国行脚する様がテレビなどで繰り返し放映されましたね。私も、フラガールの活躍に涙した1人です。 そういえば、2006年に『アド街ック天国』でいわきが特集されたときには、番組タイトルが「いわき」ではなく「常磐ハワイ」となっていました。「常磐ハワイ」なのは「常磐ハワイアンセンター」時代を知る視聴者への配慮でしょうが、「いわき」よりも「ハワイ」が先行するところに、首都圏の方のいわきに対するイメージが現れているような気
はじめまして、いわき市小名浜在住の小松理虔です。 このたび、こちらでブログを書かせて頂くことになりました。いわきならではの旬のネタをお届けできればと思っております。どうぞよろしくお願いします。 初回は何について書こうかなとあれこれ思案していたところ、2月13日(木)の「福島民友」のニュースがどうにもこうにも釈然としないので、福島県のかまぼこメーカーに勤める一社員の立場から、この問題をざっくりと書いてみます。 福島県産品「買わない」30% 首都圏消費者の意識調査(福島民友 2014/2/13) 県商工会連合会は12日、昨年12月に首都圏の一般消費者を対象に行った県産食品などに対する意識調査の結果を発表した。県産品を「買わない」と答えた消費者は30.2%で、前回調査(2012年9月)の30.4%と比べほぼ同水準だった。首都圏の消費者の県産品に対する意識はこの1年間でほとんど変化がなく、本県への
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