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■こども食堂のこれまで 近年、頻繁にメディアに登場する「こども食堂」は、子どもが一人でも利用できる無料、もしくは低額の食堂とされており、2016年時点で全国約300か所だったこども食堂は、2018年現在、2289か所にまで広がりをみせている(※1)。子どもの7人に1人が相対的貧困状態(※2)、その数約280万人とされる中、こども食堂は「子どもの貧困支援」という一面が強調されてきたが、その多くは民間主体であり、取り組みは様々だ。高い子どもの貧困率を示す大阪市西成区(※3)にある3か所のこども食堂を取材すると、子育て支援や、子どもと地域住民による交流など、様々な役割・一面が見えてきた。 ■各こども食堂の特色 「にしなり☆こども食堂」は、地域の児童館などで働いてきた川辺康子さんが、生活環境などが気になる子ども達と出会い、2013年に開設された食堂だ。主に週4日開催されており、子どもも大人も無料で
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