母が家を出て行ってしまい たった一人で過ごした期間があったの。 その後施設で過ごし再び育った家に 戻るのだけれど庭の花木がとわの支えに なるのよ。 『とわの庭』小川 糸 (著) 新潮文庫あらすじ盲目の少女とわは、大好きな母と二人で暮らしている。 母は本を読んでくれて、庭の木や草花、飛んでくる鳥などから移りゆく季節を教えてくれた。 しかし、ある日母はいなくなった。 孤独な闇の中で生き延びた少女は、そこから自分自身の人生を歩き出す。 母の愛と庭からの恵みを糧にたった一人で生きる少女幼い頃から目が見えないとわ。 しかし愛情をたっぷりと注いでくれる母との暮らしは、とわにとって満ち足りたものでした。 庭には季節の巡りがわかるようにと沈丁花や金木犀など香りのする木をたくさん植え、「とわの庭」と名づけました。 また、母はとわにたくさんの本を読み聞かせて、世界を広げてくれたのです。 生活に必要なものは週に