『くらのかみ』小野 不由美 (著)講談社文庫あらすじ小学六年生の耕助は、二年生のときに亡くなった母の親戚の家へ、父親の想一とともにはじめて訪れた。 この「本家」で後継を決めるために親戚筋が集まるのだと言う。 年の近い子供たちが本家で顔を合わせ広い座敷を探検し、蔵座敷であるゲームを始める。 すると確かに四人で始めたはずなのに気付けば五人になっていた。 さらに後継の資格を持つ大人のお膳に毒が盛られ、夜中に人魂が現れたり、読経の声が聞こえたり。 これは祟りなのか。 そして増えた一名は座敷わらし?子供たちが謎の解明に挑むミステリー。 「5人目」の正体と怪異の謎父親の想一に連れられて、はじめて母の親戚である「本家」へとやってきた耕助。 この本家の家長が病に伏しているため跡継ぎを決める話し合いが行われるのです。 条件は「子供がいること」。 何故かこの家筋は子供のうちに亡くなることが多いのだとか。 それ