『テスカトリポカ』佐藤 究 (著)角川文庫あらすじメキシコのカルテルに君臨した麻薬密売人のバルミロは敵対組織の攻撃を受け、ジャカルタへ逃亡し身を潜めていた。 そこで日本人の臓器ブローカーと知り合い、日本に渡り新たなビジネスを開始。 一方、川崎で生まれ育った少年、コシモはバルミロにその力を見出され、彼らのビジネスをめぐる犯罪に巻き込まれていく。 悪魔のビジネスの裏には滅亡した王国、アステカの神の影が潜む。 麻薬密売人と孤独な少年を古代神がつなぐ裏切り者はためらいなく殺害する。 そんなバルミロはアステカの神を信仰する祖母によって育てられ、その教えを受けてきました。 麻薬カルテルに君臨しましたが、敵対組織に襲われ兄弟や家族を殺されます。 何とか逃げのびたバルミロはエル・コシネーロ(調理師)と名乗りジャカルタで潜伏中に日本人の臓器ブローカーと知り合います。 売主へと臓器提供者を運ぶ仕事をしている末