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アメリカ大統領選
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2020.12.05 あの時代のオタク状況 カテゴリ:カテゴリ未分類 宅八郎の件で、今、それこそマンガやアニメ、ゲームを楽しんでいることが「当たり前」になっている時代と、彼がメディアで取り上げられ、公然とオタク迫害が行われていた時代とのギャップをふと考えます。 当時私は中学から高校にあたる時代で、学校のいわゆる漫画研究会に所属し、マンガ絵を描いたり、同人誌を作ったり、とはいえ、当時の学校の方針で「体育会系の部に入らなければいけない」というよくわからない規則で軟式テニス部にも所属していた(後半幽霊部員でしたが)タイプ。自宅ではパソコンでゲームを自主製作したりと、そういうタイプで。コミケにも晴海会場時代に夏休みに長野から希望部員で遠征して、なんてこともありました。 で、そこで起きたのが例の宮崎事件。当時にも年に2回、東京でコミケで大勢のオタクが集まるイベントを開ける(当時は10万人ぐらいでしょ
2020.12.04 宅八郎が死んでも恨みは忘れず。 (2) カテゴリ:カテゴリ未分類 人の死を喜ぶ、ということについて。 私は、「亡くなった人を悪く言うもんじゃない」「死体に鞭打つのはみっともない」という感覚が嫌いです。それは「生前にその人間にされた悪行の被害を死という区切りで許せ」という圧力を感じるからです。 オタク評論家の宅八郎 がなくなったということで。個人的には「私のようなオタクに世間的イメージを作り上げた芸人」として、それを面白おかしく取り上げたとんねるずとならんで最悪の芸人だと思い、いまだに許してません。 忘れもしません。とんねるずの「生でダラダラいかせて」という番組内でオタクキャラを笑いにした。が、その笑いというのは「オタクでない側の笑い」であり、いわゆる学校でのスクールカーストの底辺の人間としてオタクをいじって笑うことを「面白いこと」としてあつかった番組でもあり。 当時は
2018.09.18 泣き寝入りされないと困るのは加害者であり。 カテゴリ:カテゴリ未分類 パワハラを受けていた元社員が会社のひどさをネットにさらす、あるいはアニメ業界などで脚本の代金が支払われていなかったことを公表する、といったニュースをネットで見ますが、その際に必ず出てくる意見が「そういったことを表立ってツイッターなどに書くものじゃない、内部の問題は内部で処理すべきだ」と・・・ こういう意見を聞くと、たとえ自分に利害関係がなくても世の中には理不尽や不正があっても、日々の平穏のためお前ら弱い側が泣き寝入りすべき、いやならその業界を辞めろ、という発想の勢力があるんだなと。 その辺はたとえば政治家の不正の追及をする野党に対してなぜか「そんなことをやっている場合か」とか「いくら追求しようと野党の支持率は上がらない」といった、意味不明の擁護。 最初の話に戻りますが、これまで組織内で隠蔽されていた
2016.03.28 日本人のマナー違反とたいして変わらないよ カテゴリ:カテゴリ未分類 中国人観光客のマナーが悪い、という話を聞いたとき、やっていること、たとえばバイキングで食べきれない量の料理を盛り付けてくるとか、ごみを捨てるとか声がうるさいとか、なんだかその手のニュースを見ていて感じたのは 「なんだ、国籍関係ない、日本人でもよく見かける迷惑な人じゃん」 と。それにこの手のマナー違反は日本が戦後海外旅行ブームの時に他国で現地の文化や伝統を無視して、さんざん顰蹙かった歴史があるのを知らないのかなあ? 「旅の恥はかき捨て」ということわざがあるように、この国には昔から旅先ではちょっと羽目を外しても許される、という感覚があります。それって上の「中国人観光客のマナーの悪さ」とたいして変わらないんです。 日本人は昔から品行方正だなんて嘘な証拠は、たとえば国内であっても京都の寺社仏閣で修学旅行の学生
2015.05.30 任天堂のリセット カテゴリ:カテゴリ未分類 任天堂WiiUのスプラトゥーンを遊んでいます。 いろいろ考えることがありますが、任天堂の作り方って「業界を一度リセットすること」を目標にしているなあ、と感じることがよくありまして。 たとえばマリオカートが出たSFC時代、レースゲームと言えば当時はF1のような実車のカーレース、どのゲームもタイムを競うのが普通で、それこそ上手い人と初心者ではまったくゲームにならない差がありました。が、マリオカートで全く別のレース思考(仕掛けのタイミングなど)を売りにしてヒットしました。 また、格闘ゲーム業界が複雑なコマンド、高度な知識を必要とし、完全にマニアの世界になっていたのに対してスマブラのような技のコマンドは全キャラほぼ統一、一対一ではなく複数キャラの乱闘、体力を削るより相手を画面外にはじき出す、といった別のアプローチでヒットします で、
2015.05.05 差別的な自称「ノーマルな人間」の方が危険なのだ (36) カテゴリ:カテゴリ未分類 珍しくコメントに反応して 「自分の家の隣に同性愛カップルが引っ越してきたとして、それにいったい何の不具合があるの?」 まず同性愛者であるから、という直接的原因でこちらの生活に支障が出る明確な理由を証明してほしい。同性愛カップルであるから隣の家の住人が被る問題とは何があるの?抽象的な話じゃなくて具体的に。 ・・・何もなかろう? そもそも、なぜ性的マイノリティーと言われる人たちが今まで自分の存在をひた隠しにしていたかを考えればわかる。上の元になった昨日のコメントを平気で書くような人間からいわれのない差別を受けることを恐れたから。自分が同性愛者であると世間に公表した途端、社会的地位を貶めることを平気でする人間が、自分が単にそうではないというだけで 「男と女が愛し合うのが当然。そうじゃない奴は
2015.04.02 ドット絵が懐かしくない世代 (2) カテゴリ:カテゴリ未分類 新年度ということでうちの会社にも新卒の方が入社されました。で、彼らの生まれた20年前というとゲーム業界では初代プレステーションが発売されたころ。 つまり、彼らにとってゲームは最初から「ポリゴンが当たり前」の世代でもあり。30年前にファミコンが発売され、その10年後には3次元的表現を追求する時代になっていた、家庭用ゲームではポリゴンのほうがすでにゲームの歴史では長い、というものでもあり。 冷静に考えると現行機であるPS3が発売されたのが2006年。来年には10年前のお話になる訳で。ですが昨今の据え置きのスペック変化は昔ほど劇的なものはなくなり、むしろ携帯やスマホのゲームが主流になっている。最初に触れたゲーム機がps2の人も結構いる ドット絵というのが昔のゲーム的記号であった世代ではないんだよな、この子たちにと
2015.03.09 野次馬とテレビ局の報道カメラマンの差はまったくない カテゴリ:カテゴリ未分類 ニュースで川崎の殺人事件をネットで個人情報を勝手に広げたり、私刑がまかり通っている問題をTVで取り上げてコメンテーターが「こういったことが横行するのはネットが普及するようになったことによる新たな問題だ~」と、さも困った顔で解説していたけど、だったらマスコミが被害者、あるいは加害者の自宅にメディアスクラムで大勢押しかけたり、卒業アルバムから写真を勝手に放送したり、少年法が適用されるはずの法律を破ってまでネットで仕入れた個人情報を雑誌で公開したりするのは、法的権限がない人間が勝手に断罪、あるいは社会的制裁を与えているのと変わらないと思うのだけど。 しかも、ネットが普及するはるか以前からこういった問題は指摘されているのにメディア側は一向に辞める気配はない。 犯人の姿をネットで中継しようとする野次馬
2015.02.14 そういうやつに限って後始末はしない カテゴリ:カテゴリ未分類 よく雑誌でセンセーショナルな見出しと挑発的な記事を書いて「批判覚悟であえて問題提起した。これによって日本人の論議が深まることを期待する」 って言葉があるけど、食卓のテーブルの上に乗っていきなりケツ丸出しでうんこすることを「問題提起」だと思っている輩がいるんだよな。 で、そういうやつに限って後始末はしない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう いいね!0 シェアする 最終更新日 2015.02.15 00:20:13 コメント(0) | コメントを書く
2015.01.13 「ちょっかいをだして反応を面白がる」連中 (3) カテゴリ:カテゴリ未分類 NHKでコミケの特集番組がありまして。たしかに前回コミケで「NHKの撮影があります、ご協力ください」的なアナウンスがありました。しかし、ずいぶんコミケに対するメディアの見方が変わらざるを得ない時代になったんだろうなと。 というのは、漫画やアニメ、ゲームといったものが生まれたときにすでに豊富にあった世代が社会の中心年齢になっているということは、無理解からくる偏見がだいぶ薄れるということであり。世の中の文化的差別はたいがいこの「そのジャンルに対する知識のなさから生じる不安」が大半ですので。 コミケでやっていることはそれこそ宮崎事件のあった時代と今とでも変わっていない。あの当時もHな同人誌はたくさんあったし、コスプレも、混雑も、オタクが引き起こす会場のトラブルも、素人同士が互いに作った本を売り買いす
2015.01.09 相手が同じ土俵に乗ると誰が決めた? (1) カテゴリ:カテゴリ未分類 フランスで発生した風刺マンガに対する抗議のテロ、新聞など報道機関は「表現の自由に対する冒涜だ」と世界中で非難を上げました。 で、考えるのですけど、「他人に対する風刺という形であればメディアという名目が立てばひどいことを書いても許される」という思い込みを一方的に持っているんじゃないかと。わかりやすい例だと週刊誌の見出し。芸能人の悪口、誹り、誹謗中傷としか思えない言葉が多々並んでいて、それは「自分たちは攻撃されない」と思っている場所から石を投げつけている行為と何も変わらず。 そして、メディアの側は忘れているかもしれないけど、相手側の攻撃が自分たちの土俵で行われる、なんて約束はどこにもない。今回のテロやネットを使ったサイバー攻撃、場合によっては名誉棄損の裁判といった行動に出られる。「言論に対する抗議は言論
2014.09.03 「違う!」と声を上げていかなくてはいけない (1) カテゴリ:カテゴリ未分類 TVタックルの例のアニメを犯罪と結びつけるような番組に関して、ネットで「ああいうものに反応すればするほど奴らの思う壺、視聴率や話題に貢献するだけだから無視するべき」という意見がありましたが、それは違うと思う。 それって無視すると真実にされるんです。それを歴史の証人として30年ほど前の宮崎事件を知っている自分のような古いオタクはよく知っています。 当時はネットもなく、世の中TVや新聞の言うことがすべてであった時代。我々オタクがどんなに「それは違う!」と叫んでもメディアは取り上げない、世間にはまったく広がらず。逆にとんねるずのお笑い番組で「宅八郎」という気持ち悪さを売りにした芸人なども含めてイメージを完全に作られた。それまでオタクというのはせいぜい漫画、アニメが好きな内向的でおとなしい、クラスに
2014.08.20 小林幸子さんに見習うべきこと (6) カテゴリ:カテゴリ未分類 今回のコミケである意味一番話題をさらったのは演歌歌手:小林幸子さんがサークル参加、というやつで。で、どうなることかと思ったら実に誠実&模範的な行動に賞賛の嵐。さすがデビュー後なかなか芽が出ず、15年も下積みで地方の営業回りを経験した方はいろんな意味でわかっているな、という。 で、その中で気になった意見。これは小林幸子さんのサークルが、というのではなく、ツイッターで彼女の行動があまりにもプロフェッショナルであることに対して「小林幸子さんはすばらしい、それに比べて他の大手サークルはなんだ」「あの回転の良さはプロ、他の大手サークルも見習え」というもの。 ・・・あれ?それって買い手側に「お客様意識」が出ていませんか? 大手サークルであっても、基本は素人がその日だけ店番に立ってやっているケースがほとんど。慣れない会
2014.07.22 オタク差別が悪くて人種差別をよしとする人 (3) カテゴリ:カテゴリ未分類 昨今あった幼女誘拐事件でメディアが執拗に「オタクの犯行」を強調するのはけしからん!オタク以外のDQNがやってもこういう報道はされない、こういうことから本来事件とは関係ない無意味な差別が生まれる。犯罪は個人の罪でアニメもマンガも何の関係もない! ってツイッターでまっとうな書いてた人が、普段は在日外国人は犯罪者的ヘイト文を書き散らしている人間であることにげんなり。ツイッターの履歴を読んでみたら、何か犯罪があるごとに「在日の仕業」とか何の根拠もなく断言している。 自分が言っていることは同じ無意味な差別の温床になることを何もわかっていないのだろうな。 自分もオタクだけど、オタクすべてがいい人だと思っていない。自分の好きなものに固執するあまり独善的になり、他人に多大な迷惑をかけて遁走する人間なんてコミケ
2014.07.02 自分の身の丈にあったことしかやらないし、できない。 (18) カテゴリ:カテゴリ未分類 自分が最初にゲームっぽいゲームを作ったのは確か小学4年生ぐらいのころ、当時のパソコン雑誌に掲載されていた「砦の攻防」というプログラムを、内容もわからずただリスト通りに打ち込んで動かした経験だと思います。 小学4年生と言ったらプログラム教育はおろか英語すらまともに知らない、本当に文字の羅列をただ入力していたころで。で、その原体験が今のゲーム開発に従事するきっかけになったと思います。 ゲームを作りたい 上の文章を読んで思ったのは「ゲームを作る才能があるとしたら、プログラム技術でも、優秀なアイデアマンでもなく、単純に自分の持っているもので何とか形にする、最初から最後まで通しで作る才能」だと思ってます。 特にプロじゃない、同人などでゲームを作っている人はそれこそ学生にもたくさんいる。そうい
2014.07.10 2次創作には明確な基準がある (7) カテゴリ:カテゴリ未分類 同人関係の話題で最近「2次創作はどこまでOKなのかわからない、そこを明確にしてほしい」という意見をネットで見るようになりました。が、これは昔からはっきり明確な基準があります。 それは「権利者が許すかどうか」です。 はあ?それがわからないからこまってるんじゃないか!という方もいるかと思いますが、実はこれが本当にすべてなんです。どこかの会社は許しているからほかも大丈夫、などということはない、いや、同じ会社であってもこういう同人は許すけどこういうのはダメ、と、個別に権利者は自由に選択できる。そして、そこに「横暴」という言葉は存在しない。権利者の一存ですべて決定される。自分もそうあるべきだと思う。たとえば最近だと艦これは同人誌に関しては比較的寛容ですが、規約の中に「プレイヤーに選択肢があるゲームはダメ」であると明
2014.06.09 99%の駄作、凡作があるからこそ1%の歴史的傑作が生まれる (6) カテゴリ:カテゴリ未分類 国会で「劣悪なマンガを表現の自由という名の下に野放しにしていいのか」といっていた議員がいたけど、こういう人は世にある低レベルなもの、未熟なもの、稚拙なもの、取るに足りないものを市場に出さないようにすれば世の中が「いい作品ばかり」になると思っている、創作活動をしたことのない、単なる客側、消費者の側でしかない人間なんだろうな。 たとえばわかりやすい例だとコミケ。あの空間はそれこそプロ顔負け、あるいは本業のすざまじいレベルの高い作品もあれば、デッサンどころか線もおぼつかない稚拙な作品も一同の場にある。ジャンルもどエロから高尚な思想、下品なギャグ、地道な研究本、その他あらゆる趣味が混在し、だからあれだけの熱気がある。サークルスペースの机半分を確保したら、どんなレベルの人も出展できるし
2014.05.13 それがどれほど恐ろしいことかは何も考えていないんだろうなあ カテゴリ:カテゴリ未分類 ネットにあった「今回の騒動の責任を取ってビックコミックスピリッツは休刊にしろ!」って意見が、放射能問題より怖い自分。この発言をしてる人ってそれがどれほど恐ろしいことかは何も考えていないんだろうなあ・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう いいね!0 シェアする 最終更新日 2014.05.13 12:09:46 コメント(0) | コメントを書く
2014.04.15 2chはそんなもの (3) カテゴリ:カテゴリ未分類 昨今の2chをめぐっての管理権限攻防を見ていると「グレーである部分で法律をのらりくらり躱していた元管理人が今になって法律を盾にしようとしている滑稽さ」が際立って。 元々ひろゆきは2chとは無関係、という立場であるから裁判の負けによる資産没収などから逃れてきた、にもかかわらず、今回の反乱で「2chは自分のもので多額の管理費を支払ったにもかかわらず一方的に権限を奪われた、法律に基づいて・・・」ってのは筋が悪すぎる。 財産を隠すため名義だけ貸していたはずが名義人に銀行口座を凍結されて大慌て、みたいな恰好でしょうが。 そして、2chの内容をそのままコピーするサイトを新たに立ち上げるという嫌がらせを行い、これに対して旧2ch側が特定サーバーからの自動データ吸出し遮断、これに対して~と、もうどうでもいい争いになっていて。 元々
2014.04.09 善意を恒久的に続ける義務はありません カテゴリ:カテゴリ未分類 あるフリーソフトのお話。 そのソフトは元々開発者が自分が楽をするために個人的に開発したもの。で、同じような苦労をしている人がいるのでネットで流してみた。 評判は大変よく、やがてそのソフトを利用したシステムやサービス、そのソフトで仕事のやり取りをする人もいるようになった。 やがてWindowsの世代更新が行われる。しかし、そのソフトはあたらしいOSには仕組みが違うため対応していない。使えなくなってしまう。一応、代用できる有料のソフトは世間にはあるが、以前のものを引き継いだ形のフリーソフトはない。 で、それに対して開発者はそれを開発する気はなく、ましてや過去、一部利用者による心無い誹謗中傷まで受けるような状況にまったくやる気をそがれている様子。開発者は自分のBlogをすでに数年前に更新停止している。コメント欄
2014.03.28 昔のアニメに魂があったのではない (1) カテゴリ:カテゴリ未分類 最近何かお勧めのアニメない?と聞いて「最近のアニメはつまらない、志がない、安易な萌えや腐女子受け、露骨な性的描写でオタクに媚びをうっているだけ~」と言っているオタクより、立て続けに5、6作品今季の「自分が今、面白い作品」を言える人間の方が、よほど「今のアニメに詳しいオタク」だよ。 ましてやネットで上がっていた「アニメの制作現場に女が入ってきてからおかしくなって~」の論調はバカとしか言いようがない。昔からどれだけの「名作」といわれる作品を女性が支えていたか知らないだけ。 自分の好きなタイプの作品が減ったこと=業界の衰退、怠慢ではない。10年に一度の傑作が毎年出る訳がない。記憶はつまらない作品は忘れ、名作だけ残る。そして美化される。 昔のアニメに魂があったのではない。数を見ることによって自分がその魂に共感
2014.03.14 だから同情も憐れみも感じない。 カテゴリ:カテゴリ未分類 『黒子のバスケ』脅迫事件初公判で渡辺被告が主張した犯行動機 この犯人の行動原理が「自虐」と「社会という漠然としたものに対する恨み」である、だからどうにもならない、という恐ろしさを感じます。 たまたま今回はその攻撃の矛先が「黒子のバスケ」に向かっていただけで、たとえばアキバで起きた無差別殺傷事件になっていたかもしれない。しかも、個人の内面で蓄積された狂気だから、こちらの予防ができない。社会全体の問題、として考えてはいけない、極めて個人的な暴走の刃はいつ、自分に向けられるかわからない。 >「最後に申し上げます。こんな人生やってられないから、とっとと死なせろ!」 これはこの男の偽らざる言葉だと思う。けど、まったく心に響かない。それは死んで楽になろうとしているから。そしてこの男を「不器用な人間だった」とは思わない。本当
2014.03.04 石原慎太郎が国会議員で本当によかった (9) カテゴリ:カテゴリ未分類 石原慎太郎、衝撃発言「皇居にお辞儀するのはバカ」「皇室は日本の役に立たない」 国歌斉唱で起立しない教師を処分しながら、自分はノウノウとこの発言。 この人に関しては今更どうしょうもない人であり、むしろ選挙で選ぶ人が何を持ってこの人を支持するのかの方を聞きたいぐらいですが。政治方針とか思想の好みではなく、よくわからないけど「石原慎太郎」という知名度で入れているとしたら・・・ で、この方の考察をされたこのページにすごく納得したのです。 石原慎太郎都知事の精神構造について思う事 まさにその通りで、この人には自分の中での「高貴」と「低俗」の基準がある。その基準は、自分の知っているもの、理解があるもの、得意分野に関しては他人に押し付けて、理解できないもの、興味がないもの、不見識なものは「低俗」として扱う。そこ
2014.03.03 「海賊と呼ばれた男」とワタミの差 カテゴリ:カテゴリ未分類 本屋大賞などを取った「海賊と呼ばれた男」を読みました。以下、ネタバレありの感想。 この物語は一代で大手の石油会社を作り上げた主人公の物語です。次から次へと訪れるピンチ、そのたびに持ち前の反骨精神と人道主義、そして運によって切り開く。実にマンガのようなわかりやすい展開に面白く読んでいたんです。途中までは・・・ この「途中まで」というのは、このイケイケの主人公の行動って、現代でいうところのブラック企業の代表として語られる「ワタミ」元社長とどこが違うのか?という部分で。たとえばこの主人公は社会にある既得権や縄張り意識的なるものを打ち破る時「私利私益のためではなく天下国家のために」という言葉をよく使います。 が・・・このことって上記のワタミ社長がよく言っている言葉なんですよね(W.社会のために、世の中のために、お客様
2014.02.20 「コミュニケーション能力」とは図々しさ (4) カテゴリ:カテゴリ未分類 コミュニケーション能力とはなんだろ?と思った出来事。 ウチの母親はとにかく「初対面の人の懐にすぐ入っていける人」で。たとえば、以前、観光で浅草見物をしたときに「趣味でやっている日本舞踊に使う扇子が欲しいから」ということで舞踊小道具を売っているお店に行ったんです。そこの店員のオバちゃん、言っては悪いが無愛想というか。「冷やかしなら帰ってくれ」っていう雰囲気を漂わせている。母が扇子の模様やオススメなどを聞いても「素人が・・・」みたいな扱い。はたから見ていた自分はなんだか感じが悪いなあと。 で、ちょっと一人で店内を10分ぐらいブラブラしていて、再び戻ってきたら・・・・あれ?仲良くなってる? さっきまでの無愛想な顔とは逆で笑顔で雑談してる。お茶まで出されて母もその人の話を面白そうに聞いている。 結局、最
2014.02.07 エンタメ業界は「確実」がない (10) カテゴリ:カテゴリ未分類 任天堂の赤字でちょっと思い出したこと。 数年前。任天堂のWiiやDSが爆発的大ヒットしていた頃。株主総会で株主が「利益に対して配当金が少なすぎるんじゃないか」という質問。それに対して岩田社長が「ゲームの業界は先が読めない。だから常に内部留保金が必要」という回答をしていましたが。 正に今がその時なのでしょうね。あの頃の有り余る資金があるから、少なくとも任天堂は銀行や市場から借金をしなくても、この先何年にも渡って生き長らえる事が出来る。生き長らえる事が出来れば、また日の目が見られる可能性が高い。むしろ、ここで変に考え方が保守的になったり、経営スリム化の名のもとにリストラしたり、流行に便乗しようと後追いで独自性を捨てる方が世間の話題を作ることが使命のエンタメ業界では危険で。一兆円規模の純資産を持っている会社に
2014.01.20 「自分がいないと仕事が回らない」というのはリスク管理が出来てない証拠 (4) カテゴリ:カテゴリ未分類 休めない日本 根深い「皆勤」文化の弊害 これは考えさせられます。そもそも異常だと思ったのは「体調不良を押してまで日常業務を優先しなければならない仕事に対する強制圧力」で。以前、子供が高熱を出した、という理由で会社を早退しようとした人が上司から嫌味を言われた、という話題がありましたが。こういう上司って、おそらく自分にもその縛りをしていると思います。 ですが、冷静に考えたら、その人が数日休んだ程度で業務に支障が出ることがリスク管理が出来てない証拠でもあり。むしろ「休んだ時のために余裕を設けておく」ことが肝心で。「その人にしかできない仕事」というのをなるべくなくす事も重要です。その重要なたった一人が交通事故で、なんてこともあり得ますから。 以前新聞に「怪我や発熱した生徒も
2014.01.08 理論が一貫してないよな・・・ (3) カテゴリ:カテゴリ未分類 よく考えたら「同人作家は他人のキャラでエロ描いてボロ儲けしている」って意見に対して「儲かっているのは一部だけ、ほとんどは赤字かトントンがいいところ」って証拠を見せて反論すると「好きでやってるんだろ!嫌ならやめちまえ」って罵声で返す輩って、理論が一貫してないよな・・・ 「同人は皆ぼろ儲けしている」って勘違いで食いついてきたのは自分なのに・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう いいね!0 シェアする 最終更新日 2014.01.08 14:52:18 コメント(3) | コメントを書く
2014.01.06 原理主義者が台頭するとその趣味は衰退する (8) カテゴリ:カテゴリ未分類 買収後売り上げが激増 プロレス人気再燃を新日オーナー語る 長く低迷を続けていた日本のプロレス業界ですが、ここに来て光明が少し見えた気がします。で、このインタビューを読んで大切だと思ったのは >コアなユーザーがライトなユーザーを拒絶していたがために、プロレスが衰退していった面もありました。僕は“すべてのジャンルはマニアが潰す”と思っていますから。 これはゲーム業界でもありすぎで。特に格闘ゲームの世界で顕著だったのですが、初代のスト2の時は多くの人が楽しんだからこそあれだけの大ヒットとなりました。が、それがどんどん高度化、学問化、知識化することによって一部マニアにしかついていけないゲームになる。と、同時にマニアによる「ゲームはかくあるべし」論が狭い市場をさらに支配して、新人やちょっと興味を持った人
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