サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
中東情勢
roadsiders.com
今年は年明けから暗いニュースが続きましたが、八代亜紀さんの突然の訃報には声を失ったひとがたくさんいたと思います。73歳・・・・・・まだまだご活躍されたはずなのに。 2009年に雑誌『アサヒ芸能』で「平成演歌物語」という短期間の連載をしました。ふだんはテレビでしか観ることのない演歌歌手たちの、本来の活動場所であるライブの会場に行って、インタビューとステージの撮影をさせてもらう企画。なるべく東京以外の場所にしたくて、いろんな地方都市のホールを巡りました。 なんとかツアー、みたいにルートを決めて効率的にライブを重ねていくロックバンドとかとちがい、演歌歌手たちは「呼ばれるたびにそこへ行く」興行です。かなりの人数になるバンドメンバーも、大道具小道具もぜんぶ自分持ちで、スタッフが何人も前乗りして準備を整えて。メディアにはなかなか出てこない、そういう演歌世界のリアリティを知りたくて、水森かおり、田川寿美
今週も最後までお付き合いありがとうございました。いろんなテイストの記事が並びましたが、気に入っていただけたのあったでしょうか。 ご覧いただいたかたもいらっしゃるでしょうが、先週銀座松屋などで展開中のGUCCIとBALENCIAGAのコラボ企画「ザ・ハッカー・プロジェクト」のことをSNSで書いたところ、「同感!」というひとも多かったけれど、「なんで、かっこいいじゃん」「わかってないやつがなに言ってんの」等々、ディスの反応もけっこうあったのにちょっと驚き、気合いを注入されたので、今週はそのテーマでじっくり書いてみたいと思います。本来ならメルマガ本編に記事として載せる内容ですが、編集後記はロードサイダーズのウェブサイトから購読者以外のかたにも読んでいただけるようにしているので、なるべくたくさんのひとに届いてもらいたいなと(ディスのひとは購読してくれてないだろうし)。 最初に説明しておくと、「ザ・
今週も最後までお付き合いありがとうございました。気に入ってもらえた記事、あったでしょうか。 先週土曜の夜は大道芸術館でラブドール・スペシャルナイトがあったのですが、オリエント工業の土屋社長とともに、日本でいちばん有名なラブドール愛好家・中島千滋(せんじ)さんが、愛娘の沙織ちゃんを連れて栃木県からわざわざ上京(沙織ちゃんは愛車の助手席)! そのラブドール愛の深さにじんわり感動してしまいました。 ラブドールを連れて公園散歩、お花見、サーフィン、スキー・・・・・・どこでも行って、ひとつもコソコソせず恥ずかしがりもせず、堂々と二人の世界を楽しむ中島さん。だからこそ、出かけた先で中島さんと沙織ちゃんを見かけるひとたちも、気味悪がるどころか「かわいいわね~」とみんな声をかけてくれる。中島さんは僕の1歳年上なんですが、なんだか人生のすごい先輩に出会った気持ちになりました。 中島さんとラブドールの日々を撮
4月3日、秋山祐徳太子が亡くなった。85歳、死因は老衰だったという。 秋山さんの活動は中学生のころから知っていたが、ナマ秋山祐徳太子にお会いするようになったのは12年ほど前のこと。当時すでに70代だったが、とにかく全身から放射されまくりのエネルギー(と大声)にいきなり圧倒された。 新宿のバー、浅草の路上や居酒屋、いろんな場所で秋山さんと出会うことがあったが、ものすごくフレンドリーな秋山さんは、ものすごく汚い自宅にもどんどん招いてくれて、その暴れん坊な室内が最高におもしろかったので、2008年にまずいちど、それから『独居老人スタイル』の取材でも撮影させてもらったのが、いまとなっては僕にとってすごく大切な思い出だ。 つい先週、書店やコンビニに並んだばかりの『お一人様老後のこれで安心大丈夫』というものすごい誌名の雑誌に、秋山さんのことを書いたばかりで、掲載誌が届いたと思ったら死去の報せを受け取る
2018年12月30日で赤羽と北千住のハリウッドが閉店したのはご存じのとおり。銀座白いばらに続いてのハリウッド閉店で、東京のキャバレー文化はついに終焉を迎えることになった。1945年、終戦の年に進駐軍用に銀座松坂屋地下にオアシス・オヴ・ザ・ギンザが開店してから73年。最盛期にはどの飲み屋街にもシンボルのように存在していたグランドキャバレーは、これで完全消滅。他の都市を見ても、関西エリアに数店舗、生バンドなしのカラオケ営業店が生き残っているほかは、熊本八代市に一軒、キャバレー白馬があるくらい。平成の終わりになって、昭和が生んだキャバレー文化はほぼ絶滅したのである。 2010年から11年にかけて東京の東側を取材して歩き、2012年に『東京右半分』(筑摩書房刊)としてまとめられた単行本に、赤羽と北千住のハリウッドを取材した記事を掲載した。昨年逝去された昭和のキャバレー王・福富太郎さんからもお話を
ニューサザエの紫苑ママが6月13日に亡くなった。 新宿2丁目最古の現役老舗店でありながら、2丁目でいちばん敷居の低い店でもあり、50年以上前からずっと、ゲイバーではなく「ディスコ」を貫いてきたニューサザエのマスター/ママの紫苑(シオン)さん。これまでいったいどれほどのひとが、紫苑さんにオトナの夜を、オトナの人生を教えてもらったことだろう。 ロードサイダーズ・ウィークリーでは2013年5月22日配信号で、『永遠のニューサザエ』と題した記事を掲載した。「いついっても、そこにいてくれるひと」だった紫苑さんが、実はこんな激動の半生を送ってきたとは、お話を伺うまで想像もできなかった。 メールマガジン購読者のみなさまはいつでもバックナンバーをサイトから読んでいただけるけれど、購読していない方々にも紫苑さんの希有な人柄を偲んでいただけるよう、哀悼の意を込めて記事を公開することにした。文字数1万8000字
追悼 八代亜紀 今年は年明けから暗いニュースが続きましたが、八代亜紀さんの突然の訃報には声を失ったひとがたくさんいたと思います。73歳・・・・・・まだまだご活躍されたはずなのに。2009年に雑誌『アサヒ芸能』で「平成演歌物語」という短期間の連載をしました。ふだんはテレビでしか観ることのない演歌歌手たちの、本来の活動場所であるライブの会場に行って、インタビューとステージの撮影をさせてもらう企画。なるべく東京以外の場所にしたくて、いろんな地方都市のホールを巡りました。 続きを読む ワタノハスマイルが気づかせてくれたもの 長くイタリアに住む友人から、ある日Facebookでメッセージが来た――「こんな展覧会、知ってる?」と。大震災で壊滅的な被害にあった宮城県石巻市の小学校で、山積みにされたガレキをつかって、子供たちがこんなにおもしろい作品をつくっていて、それがもう日本中を巡回していることを、僕は
夢を見ました 倅(せがれ)の夢を 肩をたたいて くれました 骨になっても 母を忘れぬその優しさに その優しさに 月がふるえる 九段坂 (『靖国の母』二葉百合子 作詞・横井弘) 九段といえば靖国神社。その靖国神社に今年も「みたままつり」がやってきた。先週末の13日から16日まで。冬の新宿酉の市と並んで、東京都内では「見世物小屋」が出る唯一の夏祭りということで、毎年楽しみにしているマニアの方も多かろう。日本歌手協会の超ベテラン歌手たちによる、能楽堂での「奉納特別公演」というフリーコンサートが、僕にはいちばんの楽しみだ。 その九段かいわいには、戦争関連展示施設が集中していることをご存知だろうか。靖国神社の境内には「遊就館」という軍事関連展示場があるし、九段下の交差点近くには昭和10年ごろから30年ごろまで、戦中戦後の昭和の暮らしを展示する昭和館がある(厚労省所管)。 昭和館のすぐ先には東日本大震
music おかえり TOKYO ATOM vol.24 April 2000 犬と心中 (文:マーク・ロビンソン) ガングロ女子高生を描いた西沢友恵さんのイラストが表紙になった今月号のTOKYO ATOMには、ペットのいる生活を取り上げた記事がふたつ載っている。みるくのキッチンバーに君臨する女神が、当時の夫と愛犬と一緒に、天然そのもののすがたで都築さんの写真に収まった「プライベート・アイ」を、まず見てほしい。 さらに見逃してしまいがちな犬の小特集があって、これこそまさにTOKYO ATOMが得意とするタイプの記事だった。一見... 続きを読む photography 空想ピンク映画の自撮りスター 「マキエマキの空想ピンク映画ポスター展6」が先週の6日間、渋谷のギャラリー・ルデコで開催された(4/223~28)。もう6回目になるとは・・・・・・と感慨を抱きつつ展示に向かったファンが、ロー
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『ROADSIDERS'weekly』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く