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いよいよ日本でも緊急事態宣言が出ましたね。 我々がシリコンバレーでこの三週間経験しているロックダウン(いわゆる外出禁止令。公園などの公共施設もほぼ閉鎖)とはだいぶ趣は異なるもののようですが、これでなんとか日本の新規感染者の増加傾向も落ち着くことを期待したいですね。 こちらでは、散歩に出かけてたまたま会った知人と近づいておしゃべりしていたら、警察に数万円の違反切符をその場で切られてしまうと言うほど厳重な外出禁止なので、本当に朝から晩まで一日中自宅にいる生活をしています。 月に1-2回日本などへ頻繁に出張をしながら生活をしていた時と比べると制限が大きいのは事実ですが、ミーティングを含めてほとんどの業務がオンラインにうつり、かつ移動時間が全くなくなったことで業務が捗っている面もあります。 一方で、我々が投資やスタジオ業務で一緒に仕事をしているスタートアップの世界は本当に大きな影響を受けています。
先週は、年始の恒例イベント、Las Vegasで開催される家電見本市CESでした。 毎年楽しみに参加しているイベントではありますが、今年は二つの「初」があり、いつも以上に楽しみにしていました。 一つ目は、「投資先企業がキーノートに登壇をする」ということ。もう一つは、「そのキーノートが「CES初」のカテゴリーである」ということです。 「パーソナライズ可能なディスプレイ」Misapplied Science 今回CESのキーノートと言う大舞台に登壇をした弊社の投資先は、Seattleに本社があるMisapplied Science(MS)社です。 MS社は、VRでもARでもない、PR(Parallel Reality)という全く新しい技術を開発しています。 VRやARのように専用のメガネを必要とせず、上の絵のように「人によって違う映像を見ることができるディスプレイ」がPR (Paralles
二つのデモデー同時開催! 先月、8月21日からの一週間は、Scrum Venturesにとって、創業以来もっとも忙しい一週間でした。 今年一年間電通、パートナー企業、アドバイザー、メンターなど多くの方々のご協力のもと取り組んできた「スポーツテック」のグローバルプログラム、SPORTS TECH TOKYOのデモデーを、San FranciscoのMLBチーム Giantsの本拠地Oracle Parkで開催しました。 大きなスコアボードに、自分たちのロゴがデカデカと表示されるのはなかなか壮観です。 「メジャーリーグの球場を貸し切ってのイベント」というのは初めての取り組みでしたが、多くの関係者に世界中からお集まりいただき、無事開催することができました。 NHK、TBSなどのテレビニュース、TechCrunch、Bridge、日経XTrend、Engadget、時事通信、flick!、eiic
今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。 1.「不妊治療」Kindbody [Service/ヘルスケア] Kindbody Series A ($15M) Green D Ventures, Perceptive Advisors, RRE Ventures, Trail Mix Ventures and Winklevoss Capital 不妊治療サービス。 卵子凍結やドナーサポートなど様々な不妊治療を提供。ミレニアル世代をターゲットとしており、黄色が特徴のポップアップカーの中で無料の不妊検査(血液検査)が受けられる。より詳細な不妊検査が受けたい場合は、クリニックにて$250で提供。コアサービスは卵子凍結サービスで1サイクル$6,000(平均価格は$10,000)と格安。その他にも体外受精サービスを$10
遅れせばせながら、今年のCESまとめポストです。 今年も引き続き参加者の数は増え続けていた印象ですが、UBERやLyftの運用がかなり洗練されてきた(会場、ホテルの乗降場所が明確になったので、数十回乗りましたがほぼ5分以内に乗れました。自動運転オプションも何回か表示されましたが、こちらは残念ながら乗れず。)ので、会場間の移動もストレスなく過ごせました。CESは、投資先、スタートアップ、VCなどと一気に会えるので、毎年重宝しています。 さて、各所ですでに書かれている通り、今年はここ数年あったような「自動運転」「音声AI」というようなキャッチーな新トレンドを見いだすことは難しいCESでした。 しかしながら、イベントの冒頭で行われたVerizonとLGの二つのKeynoteは、これから数年で来るであろう「次のトレンド」を考える上で非常に示唆に富む内容だったので、その紹介を中心にまとめたいと思いま
今年の4月にスマートドアベルのRingを$1Bで買収するなど、Amazonが「家」関連の取り組みを加速させています。 そのAmazonが、住宅大手のLennarと組んで、全米に「Amazon Experience Center」という「Amazonが考える未来の家」が体験できるモデルルームをオープンしたというので、早速行って来ました。 今回のポストでは、Amazon Experience Centerの体験記とそこから見えて来た、Amazonのスマートホーム戦略について書きたいと思います。 全米15箇所にオープンした「Amazonの家」 5月にオープンした「Amazon Experience Center」のページに行くと、他の商品と同様に家がリストされています。 流石にAmazonから「家自体」を買えるようになっている訳ではなく(近い将来そうなるでしょうが)、これらはAmazon仕様にな
今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。 1.「音声フィットネス」Aaptiv [Content/フィットネス] Aaptiv Series C ($22M) Amazon Alexa Fund, Millennium Technology Value Partners, The Walt Disney Company and Warner Music Group オーディオベースのフィットネスクラス。 アプリで登録後、ダイエットや筋トレなど自分の目標に応じたクラスを選ぶだけ。後は、各クラスのパーソナルトレーナーがオーディオベースで指導してくれる。クラスは2500以上あり、毎週新しいクラスが40以上追加される。最初の30日間は無料で利用でき、直近2年間で20万人の有料会員を獲得。クラスはこれまで1400万回以上
先週開催された、米デジタルメディアRecodeの年次イベントCode Conferenceで、毎年恒例Mary Meekerによるインターネット業界のトレンドレポート「Internet Trend」が発表されました。 今年のレポートは294ページと、インドもカバーして355ページ!あった昨年からはだいぶスリムになりましたが、それでも示唆に富む多くのデータが含まれたレポートです。 様々な市場のトレンドに関するデータが豊富なため、各スライドの経年変化を見るというのも一興です。ぜひご興味のある方は、下記の過去ポストもご一緒にどうぞ。 2017年レポート 2016年レポート イベントで、Mary Meeker本人がレポートを説明している動画がこちらです。 ただ、本人も言っているように、データ満載で、プレゼン向きではないので、ご興味がある方はレポートの方を一ページ一ページじっくりと読むことをお勧めし
今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。 1.「製造Airbnb」Fictiv [Service/製造] Fictiv Series B-II ($15M) Accel, Bill Gates, FJ Labs, Intel Capital, Sinovation Ventures, Stanford-StartX Fund and Tandon Group ハード開発者と工場をマッチングするサービス。 製品のプロトタイプを迅速に作りたい開発者と、活用されていない製造設備をマッチングしてくれるオンデマンド製造サービス。中国をはじめとする世界中の機械工場や3Dプリンターを所有する拠点を抱えている。また、デザインから製造、デリバリーまで一貫しており、“製造業のAirbnb”を目指している。既に、電気自動車・医療用ロ
日本のゴールデンウィーク前後のこの二週間は、Facebook、Google、Microsoftと立て続けに大手テック企業の開発者会議が行われた怒涛の二週間でした。 私はようやくFacebookの開発者会議、f8のキーノート3時間を見終わったところなので、今回はf8の注目ポイントについてまとめたいと思います。 昨年のf8(ブログ「AIの進化で実現したスマホARのオープン化 :Facebook f8 2017」)は、スマホARプラットフォームのオープン化の発表、ARグラスの開発、脳コンピュータインターフェースなど、かなりアグレッシブな内容満載でしたが、今年はまだ収まっていない情報セキュリティ問題の直後ということもあってか、二日ともかなり「安全運転」な印象のKeynoteでした。 デーティング機能の発表、履歴削除機能の発表など、各種新機能の発表もありましたが、今回のポストでは、二日間の3時間に及
Nintendo Switch 向けの新たなテクノロジーを発掘するプログラム 「Nintendo Switch + Tech」を本日スタート 2018年4月12日 Scrum Ventures LLC Nintendo Switch 向けの新たなテクノロジーを発掘するプログラム 「Nintendo Switch + Tech」を本日スタート サンフランシスコを拠点にベンチャー投資を行うスクラムベンチャーズ(本社:米国カリフォルニア州、ジェネラルパートナー:宮田 拓弥)は、家庭用ゲーム機でありながら外に持ち出せて「いつでも、どこでも、誰とでも遊べる」というコンセプトで人気を集めている任天堂の「Nintendo Switch」向けに、新たなテクノロジーを発掘するプログラム「Nintendo Switch + Tech」を開始しました。 スクラムベンチャーズは対象となる技術の募集・選考を含めた運
先週は、半年に一回のシリコンバレーの恒例行事、Y CombinatorのイベントDemo Dayの一週間でした。 金曜日には、Dropboxが無事「YC初」となるIPOを実現し、2005年の創業以来、Airbnb、Stripeなど多くのユニコーンを産み出して来たY Combinatorにとって、大きな節目となるタイミングでもありました。 今回のポストでは、そのタイミングでの大きなスタートアップのトレンドを理解することに役に立つ、Y Combinatorの今回のバッチ(W18)の特徴と注目企業について取り上げたいと思います。 過去のDemo Dayポストもご参考まで。 2017 S17 「進化するモビリティ、音声、医療」 2017 W17 「AIの一般化」 2016 S16 「老人向けUBER、無人宅配便、農地A/Bテスト」 2016 W16 「Chatbot、創薬、超音速飛行機」 プレゼン
今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。 1.「AI創薬」Atomwise [SaaS/薬] Atomwise Series A ($45M) B Capital Group, Baidu Ventures, Data Collective, Dolby Family Ventures, Draper Fisher Jurvetson, Khosla Ventures, Monsanto Growth Ventures, Tencent Holdings and Y Combinator AIを活用した創薬プラットフォーム。 分子シミュレーションを活用することで、従来の創薬プロセスよりも早い段階で、薬剤としての潜在的な効果や副作用などが予測できる。結果として、新薬の発見プロセスが短縮可能。現在、毎日1000万種
この記事は、株式会社リクルート住まいカンパニー所属の蓮沼貴裕さんが運営するブログの記事を加筆修正の上、転載したものです。 蓮沼さんは、リクルートグループにて米国企業のM&Aおよび欧米ファンドやスタートアップ15社に投資を実行しており、現在は不動産・住宅に関する総合情報サイト「SUUMO」にて事業開発を担当しています。蓮沼さんのブログでは、上場予定および最近資金調達したスタートアップをピックアップして、情報を発信しています。 BoxとDropbox – クラウドストレージ専業として業界を牽引してきた2社。Boxは創業2005年、後を追いかけるようにDropboxが2007年に創業しました(ちなみに創業時の社名はEvenflow)。Boxは2015年に上場し、Dropboxも今回ようやく上場することを決めた。(驚くべきことに) Y Combinator出身しては初の上場となるDropbox、そ
今週の注目5社:バーチャルフィットネス / ブロックチェーンコンピュータ / VRゲーム実況 / モバイルAR開発 / 油田マーケットプレイス 今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。 1.「バーチャルフィットネス」Mirror [HW/フィットネス] Mirror Seed VC ($13M) BoxGroup, Brainchild Holdings, First Round Capital, Lerer Hippeau Ventures, Primary Venture Partners and Spark Capital 自宅で参加できるバーチャルフィットネス用のディスプレイ。 LCDディスプレイ、スピーカー、カメラ、マイクからなる。鏡のようにフラットなミラーを使って、バレエ、ヨガ、ボクシング、ピラティ
今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。 1.「空飛ぶタクシー」Joby Aviation [HW/飛行機] Joby Aviation Series B ($100M) 8VC, AME Cloud Ventures, Capricorn Investment Group, EDBI, Intel Capital, JetBlue Technology Ventures, Sky Dayton and Toyota AI Ventures 電気のみを動力とした垂直離着陸(eVTOL)旅客機の開発。 通常の航空機よりも100倍静かに離着陸ができ、パイロットと乗客4人を乗せることができる。一回のフライトで150マイル(約240キロ)を飛行することができ、ヘリコプターの2倍のスピードで飛行することができる。プライベ
約一年前に発表され、 これまでAmazon社員向けだけに公開されてきたAmazonの「レジなしスーパー」AmazonGoですが、先週ようやく一般向けに公開されたので、早速体験してきました。 すでに様々なメディアに動画などがアップされていますが、実際にその新しい仕組みを体験をしてみると、想像以上に完成度が高く、これは間違いなく広がっていくと確信できるものでした。 今回のポストでは、その「レジなしスーパー」でのショッピング体験を一連の流れに沿ってご紹介したいと思います。 概要や基本的な仕組みにご興味がある方は、一年前のポスト「Amazon Goの仕組み。「カメラとマイク」で実現するレジなしスーパー。」をご覧ください。 ① アプリダウンロード まず初めに、AmazonGoのお店に入るためには、専用のアプリをダウンロードすることが必要です。 まだ公開されたばかりですが、ブログを書いている時点でのレ
今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。 1.「ドローン衝突回避」Iris Automation [HW/ドローン] Iris Automation Series A ($8M) Bee Partners and Bessemer Venture Partners 産業用ドローン向けの衝突回避システム。 画像認識技術とディープラーニングを用いて、前方の障害物を感知・回避するテクノロジーを開発している。ドローンに取り付けたカメラからの情報をリアルタイムで分析し、障害物を避けるように機体の動きを制御する。重量は300g未満と軽量で、500m先のセスナ機などの移動物体を検出することができる。NASA、Boeing、および画像認識技術の専門家がメンバーに名を連ねる。 2015年創業、本社はサンフランシスコ。Bessem
今週の注目5社:3Dギフトカード / オンライン生保 / プログラミングスクール / サイバーセキュリティ / オンラインクリニック 今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。 1.「3Dギフトカード」LovePop [Commerce/カード] LovePop Series A-II ($12.5M) Bob White, Highland Capital Partners, Jason Robins 複雑なデザインにも対応可能なポップアップギフトカード。 最先端のソフトウェアで描かれた複雑なデザインを、ベトナムのkirigamiの技術を活用してハンドメイドで作られている。デザインは数百にも�のぼる。オンラインでの販売に加え、15の実店舗も構えており、オムニチャネル戦略を加速化させている。売上高は過去一年間で2
先週の水曜日、”Made by Google”という名称になって2回目のGoogleのハードウェアイベントが、San Franciscoで開催されました(去年のMade by Googleイベントのポストはこちら:「AIファースト」のGoogleと「Peopleファースト」のFacebook)。 日本でもようやく先週発売されたAIスピーカー、Google Homeの小型版 Google Home MiniやPixelスマホの最新版 Pixel2など、様々なハードウェアが一気に発表されました。 今回発表されたハードウェアは以下の通りです。 Google Home Mini(Google Homeの小型版) Google Home Max (Google Homeの大型版) PixelBook (Chrome OSの新しいラップトップ) Pixel2(スマホPixelの新バージョン) Dayd
消費者との「距離を縮める」小売そしてブランド:Walmart, IKEA, Nestle, Levisの事例から 先月のトイザらスが倒産したというニュースを聞いても全く驚かないほど、米国では今年小売チェーンの倒産、店舗閉鎖が相次いでいます。 しかしながら、「Amazonがすごいからリアル店舗はもうだめ」というシンプルな構図ではなく、小売、そしてブランドの中でも次々と新しい、面白い取り組みが出始めています。 最近の小売、ブランドの新しいトレンドのキーワードは、「いかに消費者との距離を縮めるか」。 今回のポストでは、小売を代表してWalmartとIKEA、ブランドを代表してNestleとLevisの「消費者との距離を縮める」取り組みをまとめてご紹介します。 ①「冷蔵庫まで荷物を届ける」Walmart 二年前についにAmazonに時価総額が抜かれたと思ったら、今年に入り一気にその差が二倍まで開い
2017年9月14日 Scrum Ventures LLC サンフランシスコを拠点にベンチャー投資を行うスクラムベンチャーズ(ジェネラルパートナー:宮田 拓弥)は、日本企業向けに、人工知能(Artificial Intelligence, AI)関連スタートアップ174社を網羅した「AIスタートアップレポート」の販売を開始しました。 ***** 現在大きな注目を集めているAI業界は2025年には350億ドルの市場規模に拡大すると予想されています(*1)。2017年現在はまだ黎明期ではあるものの、2020年以降大きく成長すると予測されており、AIを活用した製品やサービスが、様々な業界において一般的になっていくのも遠い未来ではありません。 このような流れを受け、ヘルスケアや金融、リテールなどの業界ではいち早くAI技術のビジネスへの展開が進み「AI × インダストリー」をテーマとした多く
先週は、半年に一回やってくる恒例行事、Y CombinatorのイベントDemo Dayの一週間でした。 Dropbox, Airbnb, Stripe, Instacartなど数多くのユニコーンを生み出しているインキュベータの夏のバッチに参加をしたスタートアップが、投資家の前で一斉にプレゼンをして資金調達をするイベントです。 過去のDemo Dayポストもご参考まで。 2017 W17 「AIの一般化」 2016 S16 「老人向けUBER、無人宅配便、農地A/Bテスト」 2016 W16 「Chatbot、創薬、超音速飛行機」 イベントは、現在Y CombinatorのアクセラレータプログラムのCEOをしているMichael Seibelの挨拶からスタートしましたが、その彼もたくさん登場するのがこの本です。 Y Combinator出身企業として最も有名なスタートアップの一つであるAi
企業のオープンイノベーション戦略の一環として、スタートアップを一定期間集めてインキュベーションする「コーポレートアクセラレータ」を運営する企業は増え続けています。 その形態も、Amazonが立ち上げたAlexa Accelertorのように特定のプロダクトにフォーカスしたものや、FordやHondaなどがスポンサーするTechStars Mobilityのように複数の企業がスポンサーする業界特化型など、多様化を続けています。 その中でも、2014年のスタートから個人的に注目をし、ウォッチし続けているのがDisneyのコーポレートアクセラレータ、Disney Acceleratorです。 先日、そのDisney Acceleratorの2017年のバッチ企業が発表されました。 今回も例年と同程度の11社が選ばれていますが、そのリストを眺めて見ると、過去3年とは明らかに違う傾向がありました。さ
今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。 1.「行動データ認証」UnifyID [SaaS/セキュリティ] UnifyID Series A ($20M) Accomplice, Andreessen Horowitz, New Enterprise Associates and Stanford-StartX Fund 行動データで本人認証する次世代認証技術。 AIを活用して、歩き方やタイピングの仕方等の日常の行動データから個人を特定するパターンを抽出して本人認証に利用している。本人認証には、100以上の異なる属性を組み合わせており、99.999%の認証精度を達成しているという。UnifyIDは本認証技術を実装するためのSDKを提供しており、利用者はSDKを使うことで自分たちのプロダクトに本認証技術を実装する
この記事はTMI総合法律事務所所属の弁護士4名(波多江氏、竹内氏、小川氏、中塚氏)が運営するサイト BizLawInfo.JP の記事を加筆修正の上、転載したものです。波多江氏、竹内氏、小川氏、中塚氏の4名は、日本とシリコンバレーに分かれ、コーポレート、投資、M&A、個人情報、知財等、幅広い分野で先端の法律実務に従事しています。BizLawInfo.JP では、日本とシリコンバレーのStartupの実務や日本企業の海外進出を取り巻く環境に関する法律問題などについて、積極的に情報を発信しています。 先日、Amazonが高級スーパーのWhole Foodsを買収すると発表しました。買収額は137億ドルです。シリコンバレーに住んでいたころ、アメリカ系スーパーではとWhole FoodsとSafewayは同じぐらいの頻度で行っていたのですが、あのWhole FoodsがまさかAmazonに買収され
最近プライベートで引越しをして、家財保険に入る必要があったため、何気なく今話題のInsurTechスタートアップ Lemonadeの保険に加入をしてみました。 「90秒で加入できます」と豪語しているLemonadeですが、実際に触ってみると、本当に一分足らずで加入ができた上に、会話をした相手は「全てBot」、そのユーザ体験は「圧巻」とも言えるものだったので、今回ブログに書いて見たいと思います。 Lemonade:スマホネイティブ保険サービス Lemodadeは、ここ数年大きな注目を集めているフィンテック分野の中でも、特に最近注目を集めている「保険」の分野、InsurTechのスタートアップです。 InsurTechの分野には、ここ数年投資が一気に集まっており、昨年過去最大の投資件数を叩き出しています。投資件数は、2015年の122件から42%増加し、173件となっています。 Lemonad
今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。 1.「リアルタイム犯罪通知」Citizen [Service/安全] Citizen Series A ($12.2M) Sequoia Capital 周辺で発生した犯罪のリアルタイム通知アプリ 911コールの情報をもとに、ユーザ付近で発生した事件や犯罪をリアルタイムで通知してくれる。ニューヨーク市でサービス開始。通知するコールを選ぶ厳密な基準は公開されていないが、公共の安全を脅かすような犯罪のコールを選んでいる。ニューヨーク市だけでも毎日1万件の911コールがあるが、通知しているのはその中から300-400件ほどのこと。アプリのマップ上で犯罪発生場所も表示してくれるので、ユーザは犯罪発生場所を避けることができる。iOS and Androidの両方に対応。 2017
先日、大手の小売事業者のデジタルの担当者の方々が集まる勉強会で講演をさせていただく機会がありました。 いつもは「デジタル産業革命」「オープンイノベーション」というキーワードでお話をさせていただくことが多いのですが、今回は「小売しばり」ということで、普段我々がリテール、Eコマース周辺での投資に関して考えているキーワードを20個紹介させてもらいました。 初めて講演をする内容でしたが、プロの方々から非常に好意的なフィードバックをいただきましたので、講演スライドをSlideshareに公開をして、今回は講演で紹介した20のキーワードのうちいくつかをピックアップしてポストしたいと思います。 ①AI PB 一つ目のキーワードは「AI PB」。 AI(人工知能)を使って作るPB(プライベートブランド)です。 これは我々の投資先も含めて、Eコマース系のプレイヤーでは非常に一般的になっているトレンドです。
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