自慢じゃないが、もの覚えが非常に良くない。 特に、人名。 芸能人の名前なんか、似た名前が多いので,大変である。 そのうち、阿藤快と加藤あいの区別が出来なくなるんじゃないかと日々、恐々としている次第だ。 そんな、物覚えの悪い自分の脳みそだが、何故かしら変な単語や名前だけには抜群の記憶力を発揮する。 しかも、短期記憶じゃなく長期記憶に保存されちゃうのが始末に終えないところである。 これを自分では密かに「無駄記憶」と呼んでいたりするのだが、どうやら心身ともにおバカだった高校時代に発症してしまったスキルのようで、その頃からの無駄記憶が長期記憶領域に山積している。 高1の頃に、うっかり読んでしまったクトゥルフ神話なんか、変な名前のオンパレードで、話の内容なんか一切憶えてないのに、「ニャルラトテップ」やら「ヨグソトース」やら「ルルイエ異本」やらバッチリ記憶してしまった。 例の呪文はさすがに危険を感じた