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大谷翔平
tamaism.com
今回は、福島県福島市にある微温湯温泉 旅館二階堂に泊まってきました。 微温湯温泉の発見は江戸時代の享保年間と言われているものの定かではなく、そこから何人か所有者が変わっていく中で深山幽谷の温泉として知られるようになりました。しかし戊辰戦争の勃発により、宿舎は官軍によって焼失。現在の建物はその後の明治、大正、昭和にわたって少しずつ再建されたものです。 福島市街の西側、吾妻小富士東麓の結構な山の中に位置しているため、道中を運転するのがそこそこ難儀でした。なお、旅館周辺は完全に圏外となります。 外観 旅館は県道126号の終点にあり、手前に駐車場があります。 旅館があるのは比較的標高が高い場所(標高920m)なので、到着した時点でかなり涼しく感じたのがまず驚きでした。結局滞在中に暑さが気になることは一度もなく、ぬる湯が特徴ということも相まって夏に最適な旅館と言えます。 外観 まずは外観から。 建物
2022年最初の旅を四国に決め、3泊4日で愛媛県を中心に回ってきました。その際に泊まったのが、愛媛県八幡浜市にある大正湯というところです。 大正湯は「湯」という文字の通り銭湯なんですが、銭湯に泊まることができると知ったときは正直驚きました。温泉ならまだしも銭湯って町の中に溶け込んでいる場所だし、一時の入浴は可能でも宿泊がセットになるという思考がなかったからです。あまりにも予想外過ぎたけど、こういう場所を見つけたら泊まってみたくなるのが自然な流れというもの。 銭湯に泊まる 大正湯は大正4年(1915年)に開業した老舗の銭湯で、100年ほど八幡浜の地で営業を続けていたものの湯釜の破損に伴い休業。しかしこのままなくしてしまうのは忍びないということで、リニューアルして2019年に復活されました。 宿泊料は2500円と激安で、さらに宿泊料には入浴料も含まれているため宿泊中は何度でも銭湯に入れるのが最
今回は高知県の仁淀川周辺をロードバイクで走る機会があり、その際に宿泊地として選んだのが川又屋旅館でした。 川又屋旅館は仁淀川でも屈指の名スポットである「にこ淵」のすぐ近くにあり、実際にここに泊まる方は翌日ににこ淵を訪れることが多いそうです。また、四国の中心部に位置しているという優れた立地からツーリングの際の拠点としても有名で、ここに何泊かしつつ各地を走りに行くバイク乗りも多いのだとか。 ただ、自分はそういう利便性の高さよりも、この旅館が建っている集落の雰囲気、そして旅館が持つ長い歴史が琴線に触れました。私がこの旅館に泊まることを決めたのも、現地で旅館に出会った際の感動が理由だったりします。 仁淀川沿いの宿 川又屋旅館 外観 正面玄関 川に面した旅館裏手。3階建てであることが分かる。 仁淀川水系の支流である枝川川。 にこ淵から流れるその川は下流へ向かうにつれて徐々に規模が大きくなっていき、吾
旅館という言葉を聞いてまず想像するのは、日本特有の和風建築の建物だと思う。 それは日本人ならすぐに思い浮かぶであろう瓦屋根だったり床の間だったり、寝るのは畳の上の布団だったりと様々ですが、ここで詳しく書かなくても、旅館と名前がつく宿なら大体どういうものなのか分かると思います。 今回泊まった旅館も外観は完全に和風だったし、館内の散策をしなかったら自分もその認識のままで終わっていました。ですが、蓋を開けてみればこの旅館は和風に加えて洋風な側面を持つ、極めて特殊なところでした。 その旅館は、福島県南会津町の会津田島にある和泉屋旅館。館内の随所に広がる和洋折衷感は、この旅館が辿ってきた歴史がもたらしたものでした。 外観及び歴史 和泉屋旅館 外観 南会津の中心部を通る国道121号沿いにある、特別古い建物が和泉屋旅館です まずは、この和泉屋旅館の成り立ちについて。 創業は昭和8年(1933年)で、疎開
今回は、山形県最上町にある瀬見温泉 喜至楼に泊まってきました。 今回の山形旅ではとにかく温泉地を回って身体を温めるのが目的で、その際に泊まった喜至楼が本当に素敵だったのでご紹介します。 瀬見温泉街の様子 山形県の北東部を流れる小国川、そしてこの川の近くを走る国道47号線の側にはいくつかの温泉街が形成されており、ふと川の向こうに視点を移してみればいくつかの旅館が立ち並んでいるのが見えたりします。 そもそも山形県といえば温泉で有名な県であって、特に温泉が恋しくなる秋口には訪問先として真っ先に挙がるような存在。しかも自分が好きな「静か」な雰囲気の宿が多いとなればもう行くしかない。 瀬見温泉はJR瀬見温泉駅近くの左岸に開けた一角にあり、まさに今述べたような静かな佇まいの温泉街が広がっていました。 瀬見温泉 この瀬見温泉、伝説によればかの有名な武蔵坊弁慶による発見とされているそうです。言い伝えでは源
一眼レフとレンズが落下して破損したけど、携行品損害補償のおかげで自己負担1万円で済んだ話 2022 8/17 背景 はい。タイトルのとおりです。 やらかしました。 ロードバイクに乗るときは100%一眼レフを担いで走るスタイルをもう2年ほど続けており、「いつかはこういうことが起きるだろうな」と危惧していたことがついに起きました。 発端は神岡ポタまで遡ります。要はライド中に横転してしまい、その際に一眼レフが落下して破損したと。 1年もロードバイクに乗ってて横転するのって話なんですが、乗り方については危機管理が足りなかったと思っています。愛車が無傷だったのがせめてもの救い。 なお、破損したものは以下の通りです。 一眼レフボディ Nikon D750レンズ TAMRON 28-300mm F/3.5-6.3 Di VC PZD 私は旅先では高画質かつ「一眼レフでしか撮れない写真」を撮りたいと思って
今回の登山のきっかけは、8月に早月尾根経由で剱岳に登ったときまで遡ることになります。 剱岳の頂上からは後立山連峰や穂高連峰など、360°どの方角を見ても名だたる山々が見渡せる素晴らしいシチュエーションでした。そしてそこで話題に上がったのが、黒部ダムから下流に沿って続く下ノ廊下の存在。 「下ノ廊下(しものろうか)、別名日電歩道」とは、北アルプスにある黒部湖を境にして黒部川の下流にあたるエリアのことで、一般的には黒部ダムから仙人谷ダムまで南北にのびる黒部川沿いのルートを指します。このルートは黒部峡谷の中心部に位置しており、全行程を通して滑落の危険が高いルートとなります。 阿曽原温泉小屋からトロッコ電車で有名な欅平までの道は通称「水平歩道」と呼ばれており、こちらも高度感を楽しめる崖沿いの道を歩くことができます。途中にエスケープルートもないことから、下ノ廊下と水平歩道はセットで歩くのが一般的です。
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