イスラエル軍の攻撃を受けたレバノン北部のキリスト教徒の村アイト(2024年10月15日撮影)。(c)y JOSEPH EID / AFP 【10月16日 AFP】レバノン北部の村に住むエリー・アルワンさん(42)は、南部から避難してきたイスラム教シーア派(Shiite)の家族を自宅に受け入れた。ここならば安全だと思っていた。 しかし14日、アルワンさんの村もイスラエル軍の空爆に遭い、シーア派の家族は全員が犠牲となった。4階建てだった家は破壊され、アルワンさんの母親も負傷した。「わが家で虐殺が起きたんだ」とアルワンさんは言った。 北レバノン県ズガルタ(Zgharta)地区にあるアイト(Aito)村は、キリスト教徒が多数を占める。これまで、シーア派組織ヒズボラ(Hezbollah)を主に標的とするイスラエル軍の攻撃は受けたことはなく、平和だった。 ところがレバノンの国営通信社NNAによると、今