雲南省富源で発見された2億5000万年前のイワヒバの葉の化石(2024年11月8日提供)。(c)CGTN Japanese 【11月10日 CGTN Japanese】草で手を切った経験のある人は多いと思いますが、ある種の植物の葉で手を切ると、まるで鋭利なナイフで切られたような痛みを感じます。最近、古生物学者の研究で、2億5000万年前の植物には既に、このような「シリコン生体鉱物化」と呼ばれる能力があったことが明らかになりました。 中国雲南大学古生物研究院の馮卓研究員によると、自然界では、イワヒバ、トグサ、イネ科、カヤツリグサ科および一部のシダ植物にはいずれも強い「シリコン生体鉱物化」能力があり、葉の中に微細な「ガラスの破片」を大量に蓄積させています。これらの鋭い「ガラスの破片」は植物鉱物化作用(植物の細胞成分がマグマや地下水に含まれる珪酸や炭酸カルシウムなどの鉱物成分に置き換わること)に