スーダンでの戦争による負傷者をチャドの病院で支援する国境なき医師団のチーム/Mohammad Ghannam/MSF/Reuters (CNN) アフリカ北東部スーダンの北ダルフール州で武装集団が病院を襲撃し、医療物資を略奪した。医療NGOの国境なき医師団が明らかにした。 国境なき医師団がSNSに投稿した情報によると、準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」が8日、州都エルファーシルにあるサウス病院を襲撃し、病院内で銃撃して国境なき医師団の救急車などを略奪した。これを受けて同医師団と保健省は、サウス病院での全活動を停止した。 サウス病院はこの地域で唯一、大量の負傷者に対応できる設備があり、戦争の負傷者を治療するための主要紹介病院として機能していた。 エルファーシルで手術ができる病院はサウス病院を含めて二つしかなく、患者は別の病院に転院させているが、そうした病院は大量の患者を受け入れられる態勢に