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FICCとは、外資系や国内のさまざまな企業で、10年以上にわたって協働してきました。特にデジタル領域で、パーセプションフロー®・モデル運用の豊富な経験を持つメンバーが活躍されています。 こんなお悩みを解決します 全ての施策が同じコミュニケーションになってしまい、施策全体としての費用対効果が悪い カスタマージャーニーマップを導入しているが、現状の再現や改善に留まってしまっている 部署ごとに活動がばらけてしまい、マーケティングが推進できない マーケティング戦略やコミュニケーション、そして組織内連携における課題をヒアリングさせていただき、パーセプションフロー®・モデルを活用した最適なご支援の目的や方法をご提案します。パーセプションフロー®・モデルの一つひとつの段階には、マーケティングにおける重要な知識が凝縮されているからこそ、FICCでは、マーケティングや組織の課題にしっかりと向き合い、ご支援す
FICCはデジタルエージェンシーとして、クライアントが抱えるさまざまなビジネス課題を解決するため、デジタルマーケティングに取り組んできました。そんなFICCのクライアントの多くは、ナショナルクライアントをはじめとした大手企業。予算の規模はもちろんのこと、求められることが多岐に渡り、かつ大きな成果が求められるプロジェクトばかりです。 そういったプロジェクトにおいて、FICCのディレクターは日々何を意識して業務に取り組んでいるのでしょうか。そこで今回は「ディレクターが大手企業のクリエイティブを生み出す上で意識すべき7つのこと」と題して、FICCディレクターメンバーのマインドセットをご紹介いたします。 FICCが取り組む、大手有名企業ならではのプロジェクトの特徴 まずはじめにFICCが取り組むプロジェクトにおいて、クライアントが大手企業であるからこその特徴をご紹介します。 その1つが「予算規模」
通販や保険、金融や教育といった業界で取り組まれることが多いダイレクトマーケティングは、デジタルの普及によって手法が大きく変わったマーケティングの1つです。特にリスティング広告やリターゲティング広告などのダイレクトレスポンス広告が登場して以降、これらの手法は刈り取り広告として多用されてきました。 リスティング広告やリターゲティング広告は多くの企業が取り入れていますが、ノウハウの成熟によって最適化が進み、CPA(顧客獲得単価)の下げ止まりや顧客獲得数の増加が頭打ちになっているケースも見受けられます。刈り取り広告だけではビジネス成長が鈍化しつつあるデジタル広告で今後どのようなアプローチが必要になるのでしょうか。 1. 刈り取り広告の課題と解決方法 リスティング広告やリターゲティング広告などの刈り取り広告は「顕在化した需要に対して接触できる広告」であり、売上に直結しやすいことから多用されています。
人は1日1時間を無駄にするだけで、年間で6週間を失います。タイムマネジメントが出来ない人間は、タスクが発生する度に反応的に処理をしてしまうため、常に重要な仕事から引き離され、集中力を戻すための時間を多く消耗します。彼らはどれだけ忙しくても、優先順位の高いタスクに効率的に取り組むことができないため、決して大きな結果を出すことはありません。確実に結果を出す、優秀な人材となるために、タイムマネジメントは不可欠です。 しかし、タイムマネジメントを実施するために多くの時間を費やしていては本末転倒です。以下では、チェット・ホームズの「究極のセールスマシン」に記載されている、1日5分でタスクにかける時間を最適化できるタイムマネジメントのプロセスを紹介します。 1. タスクには一度しか触れない タスクの切り替えは多くの時間を要しますが、全く生産的ではありません。更に人間の脳は、タスクの切り替えだけでタスク
セミナー・イベント 「恋の始まりは相手を知ることから」ブランドと恋に落ちさせる”ブランドストーリー”の導き方とは ― FICCデジタルマーケティング講座レポート 2017.1.30 FICC初の試みとして、外部の方を対象にしたデジタルマーケティング講座を1月25日(水)に開催しました。 第1回目となる今回のテーマは「ブランドストーリー」。ブランドのことをターゲットに好きになってもらうために、ブランドとターゲットを繋ぐストーリーをどのように導き出すのか。導き出したブランドストーリーをどのようにターゲットへと伝えていくのかを実際の事例を交えてレクチャーし、最後にはワークショップを行いました。 なお、本講座はFICCで独自に作成したデジタルマーケティングにおける全25種類の教育プログラムの一部を使用しており、実際にFICCメンバーも同じように学んでいる内容です。 講師紹介: 森啓子(取締役/シニ
デジタル広告の制作や、運用を行う小規模な広告会社は無数にあります。よほど大規模なマスキャンペーンでない限り、彼らが直接大手の広告主との取引ができない理由はありません。しかし、このような会社の大半は、主に広告代理店の下請け業務を行なっています。高いデジタルの専門性や技術を擁していても、広告主とコミュニケーションを取れなければ、元請け代理店の利益を確保する労働力に過ぎません。また、彼らは広告主の課題を直接聞き、フィードバックを得ることができないため、市場の変化を上手く察知することもできません。結果、顧客のニーズではなく、自社の強みばかりに着目してしまい、独りよがりなサービスを提供してしまうのです。下請け業者が、いくら高品質なサービスを提供しても、自らの力でビジネスを切り開いていくことは、決して簡単なことではありません。 現在では、マスメディアに頼らないマーケティング機会があらゆる所に存在するた
多くの企業が東京に集まるなか、2013年1月にFICC京都を立ち上げたデジタルエージェンシー・FICC。5年目を迎えたいま、立ち上げリーダーであるシニアプロデューサーの村松勇輝は「日本の真ん中あたりの京都で頑張ります」と語ります。 そんな村松が人脈も案件も何もない状態で、いかにFICC京都を支えてきたのか。インタビューを行いました。 2013年、FICC京都立ち上げ「飲み屋で友だちをつくることから始めました(笑)」 FICC京都を2013年1月に立ち上げて、ちょうど4年が経ちました。最初は「無茶ぶりだろ」と思いましたよ(笑)。4人で京都オフィスをスタートさせたんですが、別にもともと京都にお客さんがいるわけでもなかったんです。スタート当初は東京の仕事をしながら、京都で営業活動をコツコツしていましたね。 この4年間で一番ツラかったのは、もう「最初は仕事がなかった」ということに尽きます。なにしろ
「データドリブンであり続けることが、私たちにとっての価値提供」 そう語るのはFICC入社2年目のサレス樹里在と、入社3年目の宮内あかり。プロデューサーとして働く彼女らは日々の現場でなにを意識し、今後どのようなプロデューサーへと成長していきたいのでしょうか。 ベテラン、若手関係なしに、クライアントにとって価値のあることを全力で追求する彼女らの素顔に迫ります。 「カッコイイからやりましょう」は通らない。ロジカルな提案が重要 サレス:「データドリブンであり続けること」というのが私は価値提供だと思っているんですね。たとえば過去の案件で、DMP(データマネジメントプラットフォーム)導入のお手伝いをさせていただきました。DMP導入によって様々なユーザーのデータを収集して、ブランドにとって適切なターゲティングをしていくことができる。そしてDMPにデータを溜めていけばいくほど、どんどん効率の良いプラニング
14年間ずっと売上No.1の日やけ止め、資生堂 ANESSA(アネッサ)。そして昨年2016年は、ANESSAがはじめてスポーツ市場へ参入した年でした。ただ海へいく女性をターゲットにするのではなく、屋外でスポーツをする女性やアウトドアが好きな女性などをターゲットに展開、そのプロモーションは非常に戦略性が必要なプロジェクトでもありました。 そのデジタルプロモーションを担当したのが、FICCの加田木智也(写真中央/プロデューサー)、石川アンケル(写真左/プロデューサー)、豊嶋七瀬(写真右/ディレクター)らメンバー。今回は、資生堂 ANESSAプロジェクトを通じてどんな「価値提供」を行ってきたのか、3人にインタビューしました。 「クリエイティブはコストではない」数字でトラッキングする文化が重要 今回、資生堂 ANESSAが新しく開発したのが、「アクアブースター技術」。汗や水に触れると紫外線をブロ
データに基づく論理的なマーケティングを提供するデジタルエージェンシー、FICC。そのなかで「消費者の心を動かすクリエイティブ」に注力するクリエイティブディレクター、林信輔。 たとえどんな素晴らしいマーケティング戦略だろうと、消費者との接点であるクリエイティブが心を動かすものでないといけない ― そう話す林は、日々クリエイティブの現場において何を考え、どう行動しているのか。インタビューを行いました。 最終的に「消費者の心を動かす」のはクリエイティブ。戦略やマーケティングではない 僕が考える価値提供についてですが、ビジネスにおいてだと、FICCがプロモーションに携わった製品などが売れて、クライアントの売上が上がって、「クライアントが描くビジネスゴールを達成すること」が価値提供だと思っています。だけど、そういった数値目標は絶対達成すべき目標じゃないですか。その先にある、僕が関わらせていただいたプ
私たちは日々インスピレーションを得るために多くのリニューアルされたサイトを目にしています。 しかし、それらのサイトはなぜリニューアルを行ったのでしょうか?『バックエンドのシステムが古い』『ブランドのコミュニケーションが変わった』など色々な理由は考えられますが、その一因に『期待した成果をWebサイトが上げられていない』ということが考えられます。 本来、Webサイトは広告とは違い、一度の投資に対して長期間にわたり効果を発揮するものです。私たちはクライアントに対し有効性の高いソリューションを提案・実行し、投資に対する効果を証明出来なければ、ビジネスの成長や、自身のWebマーケティングに対するスキルも成長すらも見込めないでしょう。 そこで、Webデザイナーも知るべきROI(Return on Investment : 投資対効果)とPDCAの6つのポイントをご紹介します。 PDCAによるチューニン
「クライアントの欠かせないパートナーとして私たち独自の価値を提供する」ということをミッションに掲げるFICC。 “inside FICC” としてこれまでFICCメンバーそれぞれが考える「価値提供」に迫ってまいりましたが、今回インタビューを行ったのはデザイナーからディレクターへと転身した荒川洋人(写真右)、下山田千裕(写真左)、河田秋菜(写真中央)の3人。 もともとエンドユーザーが接するクリエイティブをつくる立場でユーザー視点を大切にしてきた彼らが、いまディレクターとして日々どんなことを考え、どんな想いでプロジェクトに携わっているのかお話を伺いました。 クライアントだけでなく、ユーザーも喜ぶものを制作できているのか? 荒川:僕は「クライアントに喜んでもらうこと」がひとつの価値提供だなと思っていて。設定された目標を達成することはもちろんですが、それ以外にもクリエイティブのクオリティや、スムー
今年10月から約1ヶ月間に渡って開催された「第6回 静岡大学ビジネスコンテスト」に弊社プロデューサーの森と土方が審査員兼アドバイザーとして参加いたしました。 このビジネスコンテストは2011年より静岡大学情報学部生を対象に開催されており、今回で第6回目となります。授業でマーケティングを学ぶ学生も多く参加していることから、デジタルマーケティングサービスを提供している企業として、静岡大学情報学部行動情報学科教授の湯浦克彦氏にお声掛けいただき、参加することとなりました。 ビジネスコンテストは、「学生が利用者であるビジネス」、「学生が企業に提案するようなビジネス、あるいは自身で起業する対象となるようなビジネス」であれば内容は自由となっています。 10月中旬のキックオフセミナーから静岡で3回、東京で1回の計4回ワークショップが行われ、今回参加した静岡大学と津田塾大学の学生5チームがワークショップで現
みなさんは今の仕事をこなしていますか? それとも取り組んでいますか? FICCメディア・プロモーション事業部の事業部長 稲葉優一郎。彼は「こなす」のではなく「取り組む」ことを大切にするためには、スペシャリティを持ったメンバーと、シナジーを生み出すチームが大切さだと説きます。 今回、「偉人になりたい」とも語る稲葉にインタビューを行いました。 「これはプロモーションではなく作品ですね」その一言が本当に嬉しかった 価値って何かなと考えると、一番は「ちゃんと喜んでもらえる」ことだと思っています。目的によって価値って変わると思うんです。例えば「ブランドに対する態度変容」が目的であれば、興味を持ってもらうことが価値かもしれませんし、目的が「ブランドの認知」であれば何度も接触する機会をつくることが価値かもしれません。でも、エンドユーザーもクライアントも喜んでもらえる状態が一番価値だし、目指したいところだ
「価値を提供する組織とは、一体どんな組織なのか」 創業1年目のFICCに入社し、現在は取締役を務める森啓子。FICCが掲げる「クライアントの欠かせないパートナーとして私たち独自の価値を提供する」というミッションを、彼女はどう体現しているのでしょうか。 今回は「価値提供を行うチーム」をテーマにインタビューを行いました。 主体性を持って学び、主体性を持って仕事に取り組むチームが価値を生む 「主体性を持ったチーム」が価値提供を行うチームだなと思っています。仕事はなんでもそうだと思うのですが、情熱がないと学ぶ余白がなくなるんです。もちろんオーバーワークは良くないんですが、「学びたい」という欲求があると自分自身に追い込みをかけられるし、経験上いちばん成長できるなと。 そして「学びたい」という欲求が刺激されると主体性が生まれて、インプットもアウトプットも質が上がるんですよね。なので価値提供ができるチー
メンバー 「わかってくれるだろう、は間違いです」福岡陽が語るプロモーションに本当に必要なものとは 2016.11.4 FICCでは、「クライアントの欠かせないパートナーとして私たち独自の価値を提供する」というのをミッションに掲げています。では一体、FICCのメンバー自身が考える、 “独自の価値提供” とは一体どういうものなのでしょうか。 今回から全10回に渡り、FICC各メンバーおよびチームインタビューを通じて「FICCの価値提供」を浮き彫りにしていきます。 第1回目となる今回は、ブランドエクスペリエンスクリエイティブ事業部にてチームマネージャー/シニアクリエイティブディレクターを務める福岡 陽(ふくおか あきら)にインタビューを行いました。 「プロモーションが思い出になること」それが僕にとっての価値提供 キャンペーンがただの情報になってしまったら、心に残らない 福岡:テーマは「価値提供」
みなさま、こんにちは。取締役/クリエイティブディレクターの戸塚です。 私たちFICCは、クライアントが抱えるビジネスやデジタルマーケティングの課題を解決するため、戦略立案から施策実行まで提供しているデジタルエージェンシーです。 特定のサービスや商品を扱っているビジネスではないので「会社は人で成り立っている」と、常々感じています。そのため、経営戦略において「採用」はとても重要なテーマです。 FICCの仕事に興味を持ってもらい、一緒に働きたいと思ってくれる人を増やし、その人たちと出会うために、人事部では常に様々な形での採用活動を行っています。 今回、その新しい手法として、FICCでは「社員紹介採用」を積極的に行っていくことにしました。 デジタルエージェンシー FICCのビジョンとは 冒頭で紹介した通り、FICCはクライアントの課題解決のため、ブランド戦略やマーケット戦略の立案から、プロモーショ
はじめまして。こんにちは。徳田と言います。この6月末でDeNAを退職して、7月からFICCにいます。 DeNAでは一年とちょっとしか居なかったので、俗にいう卒業というより中退的な感じで出てしまいました。 6月末に開いていただいた送別会では、しこたま飲まされ見事に潰れましたが、翌日はFICC初出勤日だったので初日から遅刻→クビにならないかめっちゃ不安でした。クビはなんとかまぬがれましたが、普通に二日酔いでした。辛かった。 さて、どうやらこの業界、というかこの会社は、事業会社から来る人がそもそも少ないらしいです。転職するときエージェントにも言われました。珍しいね、って。 まぁ、僕の場合は結構過去の経験がベースにあったからかもしれませんが、ひとまず転職してよかったなと思ってます。だって、自分が好きなことをやれているから。 好きに嘘はつけない 好きに嘘はつけない という(個人的)名コピー めっちゃ
“ゲームの楽しさを取り入れたWebデザインを考える” ゲームって楽しいですよね。私も大好きです。最近ではゲームの考え方(ゲーミフィケーション)を取り入れたデジタルコンテンツが増えています。ゲーミフィケーションとは一体なんでしょうか。Wikipediaの定義の項目を要約すると、 楽しんでもらえるようにする仕組み 長く付き合ってもらえるようにする仕組み ということのようです。確かにゲームを遊ぶと楽しいし、ハマって何時間も遊んでしまうことがあります。逆に遊んでいてつまらない、すぐにやめたくなってしまうゲームは俗に「クソゲー」なんて言われて嫌厭されています。Webサイトだって使ってて楽しく感じてもらいたいですし、もっと長く滞在してくれたらうれしい。何より「クソゲー」ならぬ「クソサイト」なんて言われたら制作者としてもショックです。ですからゲームが持つ「楽しんでもらえる仕組み」をWebデザインに適用で
より優れたデザイナーになりたい –– 現状のスキルに対して、漠然とした不安を抱えている方も多くいらっしゃるでしょう。自身の制作物に合点がいかない理由として、やはり「ビジュアル」に関するデザインスキルが不足していると感じているのではないでしょうか。そして、改善策を誰かに相談してみても「経験を積む」という強引な落とし所へ陥りがちではないでしょうか。 しかし、デジタルマーケティングにおけるデザイナーにはデザインスキル以外にも求められるものがあります。それが、プロジェクトにおける戦略や目的への理解です。 このブログでは、デジタルマーケティングにおいてデザイナーが持つべき2つの視点にフォーカスします。デザインスキルの向上だけでない、“デザイナーとしての成長”に繋がる考え方をご紹介します。 1. 上流工程へのコミットメント デザイン上の課題を把握する まずは、プロジェクトの最上位にある「目的」を把握し
本記事は資生堂ジャパン株式会社 執行役員 マーケティング本部長(CMO)の音部大輔氏による寄稿記事となります。 無目的について そもそも人間は無目的に生まれてきます。もう少し正確にいえば、目的を認識しない状態で生まれてきます。認識能力が高まるにつれ、多くの人は何のために生きているのか、といった人生の根源的な疑問を持つようになります。思春期の頃に、何だかよくわからないまま「哲学」が気になったりもします。学校を出て就職し、あるいは自分で仕事を始めたりする頃には、この疑問には慣れっこになって、頻繁に意識に上ることも減ってくることでしょう。実際、この疑問に答えを持たなくても大きな問題は発生しないことが、経験的にも分かってきます。人生の目的は曖昧なまま、社会の一般的な期待に応えることに集中していきます。とりあえず目の前の試験に受かり、とりあえず目の前の仕事で大きな失敗をしないようにしておけば、毎日は
アメリカでは早くからマーケティングに「ソーシャルリスニング」という手法を用いていますが、日本でも近年この方法が注目を集めており、消費者の声を有効活用しようという動きがあります。しかし、日本ではこれまで現場担当者の「経験」をもとにマーケティングが行われてきたこともあり、データの具体的な利用方法がわからず、宝の眠るデータの山を持て余す光景もよく見られます。ソーシャルメディアが日本でも浸透するなかで、これらのデータを使用しないことは、競合ブランドに対して遅れをとる可能性があります。 1. ソーシャルリスニングの活用法 ソーシャルメディアで人々が発信しているテキストや画像情報を大量に集め、それを基に分析していくことを「ソーシャルリスニング」といいます。 情報収集を行うソーシャルメディアには、TwitterやFacebook、Instagramのほか、以下のような”消費者が口コミを書ける媒体”はすべ
わたしたちの仕事は何か? どんな職業にも共通する、欠かせない仕事があります。NYタイムズ・ベストセラー作家のダニエル・ピンクは、著書の『人を動かす、新たな3原則』の中で、私たち誰もが日常的にセールスを行っていると述べています。販売や営業職のように、直接顧客を説得する職業以外でも、誰もが上司や同僚、友人や家族など、様々な協力者に自身の考えを売り込みながら、物事を進めているのです。 わたしたちの仕事は「説得」 私たちの仕事は、相手を「説得」することです。客観的な事実を述べ、相手に自らの意思でその行動を変えてもらいます。そのためには、たくさんの情報を集め、簡潔に、順序立ててその情報をまとめ上げ、相手の心が動くように伝えます。この中で最も重要なのは、情報を正しく「順序立てる」ことです。情報を正しく整理することができるようになれば、どんな相手でも説得できるでしょう。 態度変容のプロセス 正しい情報の
デザイナーとして日々の制作に向き合っていると、自分のデザインにマンネリを感じることはありませんか。クライアントや商品が変わっても同じあしらいをよく使っていたり、アクセントの付け方が似ていたり。もちろん自分の中で定番のデザインがあることは、効率的でもあり、デザインの個性とも言えます。しかし、そのマンネリを抱えたままで良いのでしょうか。 そこで今回は、Webの領域から少し視野を広げて、ビジュアルコミュニケーションの源泉とも言えるグラフィックデザインから、表現の幅を広げるためのヒントを探ります。 現在フリーランスで活躍されているアートディレクター/グラフィックデザイナーの横山 徳(よこやま のり)氏をFICCにお呼びし、勉強会を開催しました。普段どのような考え方でデザインを制作し、またどのようにその表現力を身につけているのか。Web制作にも活かせそうなヒントを伺いました。 お互いの実績を紹介し合
Webサイト制作時に作成する「ワイヤーフレーム」。デザイナーの方は、ディレクターからワイヤーフレームを受け取り、それを元にデザインに着手することが多いと思います。 では、デザイナーの方がディレクターにステップアップし、実際にワイヤーフレームを作成する側の立場になった際、どのような点を押さえておくべきでしょうか。“デザインのラフ案”のように作成してしまうと、トンマナを確認するものなのか、構成を確認するものなのかとクライアントが困惑してしまい、本来確認すべきポイントがかすんでしまうなどという事態に陥ります。 ワイヤーフレームの役割をきちんと理解した上で、プロジェクトの内容に応じて最適なワイヤーフレームを作成できるよう、基本的なポイントについて紹介します。 ワイヤーフレームはチーム全員のイメージを共有するツール そもそもワイヤーフレームとは、これから作り上げるWebサイトの設計図としてクライアン
もしあなたがデザイナーで、何らかのプロジェクトのデザインを任された時、何を基準にしてデザインを詰めればいいか不安になったことはないでしょうか。または、あなたがディレクターやプロデューサー側の立場で、デザイナーからあがってくるデザインの善し悪しを判断しなければならなくなった時、何を基準にして判断すればいいのか、基準が曖昧だったりした経験はないでしょうか。 デザインの善し悪しを判断する上で、判断材料となる項目は非常に多く複雑ではありますが、根本的に欠かせないものの一つが「デザインのディテール」です。どんなに素晴らしいストラテジーや目標を立てられたとしても、それが最終的に伝わるべき「イメージ」を持ち、正しい品質として「カタチ」となって表れてこなければ、誰にも伝わることはありません。 デザインのディテールとは何なのか、なぜディテールにこだわらなければならないのか。このブログ記事を通じて、デザイナー
戦略とは「やらないことを決めること」 「戦略とは何か?」と聞かれたら、あなたはどのように答えるでしょうか。ビジネスにおいて戦略はとても重要なことでありながら、その意味を端的に説明できる人は多くありません。「目的を達成する計画」と答える人もいますが、それではどのような方法も目的さえ達成すれば戦略であると言えてしまいます。戦略が何であるかを定義できないのであれば、戦略が不要な状況を考えてみましょう。戦略が無くても勝てる状況とは、相手に対して圧倒的なアドバンテージがある状態です。結論を言うと、戦略とは「目的を達成するための最適な資源の分配方法」であり、資金や人材などの有限な“資源”をどこに集中させるか、ということになります。 日本では地上波テレビの影響力が強く、デジタルの分野で十分な競争環境が育まれませんでした。そのため、大半の企業が戦略的なデジタルマーケティングを重要視せず、消極的なスタンスを
先日、コムエクスポジアム・ジャパンが主催するad:tech tokyo 2015で、WPPグループCDOのスコット・スピリット氏と、資生堂ジャパンCMOの音部大輔氏を交えて、デジタルがブランドマネジメントにもたらす影響についてディスカッションを行いました。今回はその内容を紹介します。 左から弊社代表荻野英希、資生堂ジャパンCMOの音部大輔氏、WPPグループCDOのスコット・スピリット氏 データやテクノロジーはマーケティングの大きなアドバンテージになります。欧米ではもはやマーケティングにデジタルテクノロジーは欠かせないものとなり、世界最大の広告複合企業であるWPPでは、収益の4割をデジタルメディアが占めています。積極的な投資を怠れば、どんなブランドも競合の脅威に晒されることは明らかです。アメリカでは様々な業種にディスラプター(破壊的なイノベーションを起こす企業)が現れ、多くの企業が真剣なデジ
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