3100系最後の1編成もついに7月引退! 架線電圧を600Vから1,500Vへ昇圧するにあたって、床下にあるスイッチで簡単に電車側の対応電圧を切り替えられるようにした「昇圧即応車」として、神戸線・宝塚線に1964年(昭和39年)より急ピッチで増備がすすめられた3000・3100系。 3100系は、宝塚線用としてモーター出力や歯車比などが宝塚線の運行速度に合わせた設計で作られた車両で、宝塚本線を中心に活躍していました。 のちに箕面線・今津線・伊丹線などの支線に活躍の場を移し、近年は最新車両1000系の増備の影で廃車が進んでおりました。 現在では、伊丹線に3150×4Rの1編成が活躍するのみとなっており、その編成も7月に引退の予定となっております。(3000系についてはまだ数編成在籍) 日本の高度経済成長期に、ご乗客の増加に対応するための様々な施策の中、架線電圧の昇圧という大仕事の陰の立役者と