河野氏、自民総裁選へ精彩欠く 麻生・菅氏の板挟みか 時事通信 政治部2024年06月27日07時04分配信 【図解】河野デジタル相を取り巻く構図 9月に想定される自民党総裁選に向け、「ポスト岸田」候補の一人と目される河野太郎デジタル相が精彩を欠いている。派閥裏金事件を受けて党内で「脱派閥」の流れが加速する中、河野氏は麻生派にとどまったままだ。同派の存続を目指す会長の麻生太郎副総裁の支援を期待しているとみられるが、結果として「改革派」の看板は色あせ、総裁選への戦略は描き切れていない。 岸田首相、麻生氏とまた会談 関係修復狙いか 河野氏は26日夜、麻生氏と東京都内の日本料理店で会談した。党内では総裁選への対応について意見交換したとの見方が出ている。 河野氏が総裁選に初挑戦したのは2009年。以来、次世代のリーダーと目され、外相、防衛相などを歴任してきた。4人が争った21年の総裁選では決選投票に