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東京大学 発表のポイント ◆ライブ・イメージング技術により、蛹(さなぎ)の中で成虫の肢(あし)が形づくられる過程を調べました。 ◆上皮細胞が特殊な構造(パルテノン神殿様構造と名付けました)を一次的に形成することなど、これまで知られていなかったダイナミックな細胞動態を介して成虫肢の最終的な形がつくられることを明らかにしました。 ◆発生過程において細胞の運命がどのように決まるのかについての理解が著しく進む一方で、運命の決定された細胞群がどのようにして最終的な形をつくるのかについてはほとんど分かっていません。本研究の成果は、そうした形づくりのメカニズムの解明に大きく貢献すると期待されます。 パルテノン神殿様構造の形成と解消によるショウジョウバエ成虫肢の形づくり 概要 東京大学大学院新領域創成科学研究科の小嶋徹也准教授および平岩祥太朗特任研究員と千葉大学大学院理学研究院の田尻怜子准教授らによる研究
東京大学 発表のポイント ◆鉄系超伝導体FeSe1-xSxの一部において、今まで知られていた超伝導では説明できない、超伝導電子の数が金属状態の電子数を大幅に下回る性質を持つことを発見しました。 ◆金属の特徴は「フェルミ面」を持つことですが、超伝導状態では、このフェルミ面(2次元面)が消失する、面が点となる、面が線となる、の3種類が今まで知られていました。今回発見した超伝導はこのいずれにも当てはまらないものです。 ◆これは、理論的に示唆されていた、新しい第4の超伝導状態「フェルミ面を持つ超伝導」が実現していることを示しており、超伝導の新たな可能性をひらくものです。 「フェルミ面を持つ超伝導」のイメージ図 発表概要 東京大学大学院新領域創成科学研究科の松浦康平大学院生(研究当時/現在:同大学大学院工学系研究科助教)、六本木雅生大学院生、橋本顕一郎准教授、芝内孝禎教授らの研究グループは、コロンビ
九州大学 東京大学 発表のポイント ◆ 複雑現象の理解には所与の計測データを過不足なく表す関数や方程式(数理モデル)が有用 ◆ データの質や量に応じて最良の数理モデルを選択するベイズ推定のスケーリング則を解明 ◆ データに根ざした数理モデルの簡略化や複雑現象の計測を効率化する指針につながると期待 発表の概要 古くは惑星の運動を司るケプラーの法則が象徴するように、単純な関数や方程式を用いて計測データを表す数理モデリングは様々な現象に対する理解を深めてきました。ベイズ情報量規準(BIC)は所与のデータを過不足なく単純に表す数理モデルを選ぶための指標であり、近年のデータ駆動科学を支える標準的なツールの一つです。IT分野などで幅広く用いられているベイズ推定※1を数学的に近似した統計学の公式として、BICは導かれます。しかし、同近似はデータの量や質による影響を無視しており、本来それらがベイズ推定にど
京都大学 科学技術振興機構 東京大学 東京工業大学 横浜国立大学 岡山大学 発表概要 京都大学大学院理学研究科の横井太一 修士課程学生、馬斯嘯 同修士課程学生(現:富士通株式会社)、笠原裕一 同准教授、笠原成 同特任准教授(現:岡山大学異分野基礎科学研究所教授)、松田祐司 同教授、東京大学大学院新領域創成科学研究科の芝内孝禎 教授、東京工業大学理学院物理学系の田中秀数 教授、栗田伸之 同助教、横浜国立大学大学院工学研究院の那須譲治 准教授、東京大学大学院工学系研究科の求幸年 教授の研究グループは、ドイツのケルン大学と共同で、2次元的な平面構造をもつある種の磁性体において現れる「非可換エニオン1」と呼ばれる粒子(正確には準粒子2)の性質を解明しました。 我々の住む3次元世界では、2つの同種の粒子を2回入れ替えると必ず元の状態に戻ってしまいます。これに対し非可換エニオン粒子は、2回入れ替えても
「東京大学サイバーフォレスト」(代表・新領域創成科学研究科自然環境学専攻教授 斎藤馨)は、株式会社プチカフェレコーズ注)(東京都千代田区神田淡路町-4-1)との提携により、本学研究プロジェクトにおいて22年に渡り蓄積してきた自然音のアーカイブの中から聴取に適した音源を切り出し、これらをSpotifyやApple Musicなどのサブスクリプションサービス(定額音楽配信サービス)にて全世界に向けて配信することとなりました。 初回アルバム「24時間365日録り続ける自然音 ~大学が育むサイバーフォレストの地から」(英文タイトル 「Sounds of Nature Japan -Non-stop Recordings by Cyberforest-」)は、東京大学及びその関係機関が管理する天然の森、高原、海岸の8拠点に常設したマイクが録音記録してきたアーカイブの中から、常設無人マイクの自動録音だ
理化学研究所 東京大学 日本医療研究開発機構 理化学研究所(理研)生命医科学研究センターゲノム解析応用研究チームの寺尾知可史チームリーダー、鎌谷洋一郎客員主管研究員(東京大学大学院新領域創成科学研究科教授)らの国際共同研究グループ※は、男性の性染色体であるY染色体を喪失した細胞が血中に増加する現象(mLOY)における遺伝機構や重要な血液細胞の分化段階、転写因子などを明らかにしました。 今回、国際共同研究グループは、バイオバンク・ジャパン[1]の男性登録者95,380人のDNAマイクロアレイ[2]データを解析しました。その結果、ヨーロッパ系人種で見られる加齢や喫煙によるmLOYの発生が日本人でも確認され、さらにmLOYを起こりやすくする31の関連遺伝領域(日本人独自のものを含む)を新たに同定しました。また、遺伝統計学的な解析を行ったところ、造血幹細胞にmLOY関連シグナルの集積が見られ、特に
発表者 有馬 孝尚(東京大学大学院新領域創成科学研究科物質系専攻 教授) 豊田 新悟(研究当時:東京大学大学院新領域創成科学研究科物質系専攻 大学院生 現:理化学研究所創発物性科学研究センター 基礎科学特別研究員) 発表のポイント ◆メタホウ酸銅(注1)という物質において光の屈折を調べた結果、ある方向から光を入射した場合と逆方向から光を入射した場合で、屈折方向に差が生じることが分かった。 ◆この光の通る経路が行きと帰りで変化する現象は、今回初めて実験で観測された。 ◆今回発見された非対称な屈折現象は非常に小さな効果ではあるが、光学の常識を覆す発見であり、今後の研究の進展によっては光素子への応用が期待される。 発表概要 通常、光が通る経路は光の進行方向に依存しません。すなわち往路と復路で完全に同一の経路を光は通ります。しかし、特殊な磁性体の界面で光が屈折する際には、行きと帰りで光の通る経路が
概要 京都大学大学院理学研究科の佐藤雄貴 博士課程学生、笠原成 同助教、笠原裕一 同准教授、松田祐司 同教授、東京大学大学院新領域創成科学研究科の芝内孝禎 教授、茨城大学理学部の伊賀文俊 教授の研究グループは、米国ミシガン大学、米国ロスアラモス国立研究所と共同で、ある種の絶縁体の内部を動き回る未知の中性粒子を発見しました。物質は電気が流れるか流れないかで金属と絶縁体の二種類に分類され、金属は熱を伝えやすく絶縁体は熱を伝えにくいという性質をもちます。これは金属中で電気を伝える伝導電子が熱の運び手になっているからです。本研究では、イッテルビウム12ホウ化物(YbB12、図1)という絶縁体を絶対零度近傍まで冷却し、この物質の熱的な性質を詳細に調べました。その結果、YbB12は電気的には絶縁体で電気は伝えないにも関わらず、熱の伝導が金属と同じ振る舞いをすることを発見しました。このことは、この物質中
有馬孝尚(東京大学大学院新領域創成科学研究科物質系専攻 教授) 松田康弘(東京大学物性研究所 准教授) 豊田新悟(東京大学大学院新領域創成科学研究科物質系専攻博士後期課程2年) ◆メタホウ酸銅(注1)という物質が、ある方向に進む赤外光に対して透明なのに対して、逆方向に進む同じ波長の光に対して不透明であるという現象を発見した。 ◆これまで、いかなる物質でも、このような一方向透明現象が観測された例はなかった。 ◆今回発見された一方向透明現象は低温強磁場下での現象であるが、今後、室温で実現すれば、光学素子への応用が期待される。 東京大学大学院新領域創成科学研究科の豊田新悟大学院生らは、東京大学物性研究所、東北大学金属材料研究所と共同で、メタホウ酸銅という青色の結晶が、ある向きに進む赤外光に対して透明なのに対して、逆向きに進む同じ波長の光に対して不透明であることを発見しました。 通常、ある波長をも
�@東京大学 大学院新領域創成科学研究科 先端エネルギー工学専攻 東京大学 大学院工学系研究科 電気系工学専攻 准教授 藤本博志 �A東京大学 大学院新領域創成科学研究科 先端エネルギー工学専攻 助教 居村岳広 �B東京大学 新領域創成科学研究科 先端エネルギー工学専攻 堀・藤本研究室 (東洋電機製造株式会社 研究所半導体応用研究室) 大学院博士課程 佐藤 基 �C東京大学 新領域創成科学研究科 先端エネルギー工学専攻 堀・藤本研究室 (日本精工株式会社 未来技術開発センター 開発第二部) 大学院博士課程 郡司 大輔 ■発明内容 ・電気自動車(EV)のインホイールモータ(注1)と言えば、車体の電源から車輪への配線があるのが当たり前でしたが、東京大学大学院新領域創成科学研究科の藤本博志准教授らの研究グループは、東洋電機製造株式会社、日本精工株式会社との共同研究においてこの配線を無くし、ワイヤ
藤原晴彦(東京大学大学院新領域創成科学研究科先端生命科学専攻 教授) 西川英輝(東京大学大学院新領域創成科学研究科先端生命科学専攻 特任研究員) 飯島択郎(東京大学大学院新領域創成科学研究科先端生命科学専攻 博士課程大学院生) ◆アゲハチョウ2種(シロオビアゲハとナミアゲハ)のゲノムを解読し、世界で初めてアゲハチョウ科に属する蝶のゲノムを明らかにした。 ◆シロオビアゲハの雌が毒蝶のベニモンアゲハにその模様を似せるベイツ型擬態の原因となる遺伝子の構造や分子機構を明らかにした。 ◆本成果は、蝶の多様な基礎研究を推進するとともに、食植性昆虫の防除や生育制御にも役立てられると期待される。 沖縄などに生息するシロオビアゲハは、雌だけが翅の紋様などを毒蝶のベニモンアゲハに似せて捕食者をだまし、捕食者から逃れる擬態(ベイツ型擬態、注1)を示す。しかしその原因遺伝子や分子機構については不明瞭だった。 今回
大内一之 特任教授(東京大学大学院工学系研究科 システム創成学専攻) 鵜沢潔 特任准教授 (東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻) 早稲田卓爾 准教授(東京大学大学院新領域創成科学研究科 海洋技術環境学専攻) 風力エネルギーを最大限に活用した次世代型超省エネ帆船の産学共同開発プロジェクト「ウィンドチャレンジャー計画」において、フィジビリティ研究の結果、大幅な燃料削減の可能性と技術的成立性を確認した。次の段階として実用化を目指した新形式硬翼帆のプロトタイプの製作と実証試験を行う。 東京大学では2009年10月に、これまでの常識を超えた巨大な硬翼帆を開発し風力エネルギーを最大限に取り込むことによって、現在、全て石油燃料に頼っている大型商船の燃料消費を抜本的かつ大幅に低減させ、船舶からのCO2排出削減と将来の燃料費の高騰に対処するための次世代帆船の開発を企図して、産学共同研究「ウィンドチ
メディカルゲノム専攻 小林一三教授らの研究グループは、「なぜ微生物の感染によって死に至ることがあるのか」という疑問に対して、「感染された個体が、微生物もろとも死ぬことによって、同胞への感染拡大を防いでいる」という「利他的な死による感染防御」仮説を立て、その仮説を数理モデルと連結した大集団感染実験によって実証しました。この結果は、病原体の強毒性に対処する上での、新しい視点をもたらします。
約20~24億年前、大気中の酸素濃度はほとんどゼロの状態から現在の1/100以上のレベルにまで急激に上昇し、生命進化に多大な影響を及ぼした。しかし、この酸素の上昇のタイミングとそのメカニズムは謎であった。
※新型コロナウイルス感染症対応に関する状況を鑑み、原則オンラインでの出前講義のみ受付を致します。 原則として録画は禁止とさせていただきますのでご了承ください。 また、オンラインのセットアップについてはご準備をお願い致します。 東京大学大学院新領域創成科学研究科では、社会貢献の一環として、小・中学校や高校等の要請を受けて、研究科教員が相手先まで出向いて先端科学技術をわかりやすく講義する活動を行っています。これを私たちは「出前」講義と呼んでいます。最先端とは言っても、聞き手に合わせた分かりやすい講義ですので、気軽にご応募ください。研修の一環として本学柏キャンパスにて受講を希望する場合は、見学希望の受付となりますので研究科事務室へお申し込みください。 小・中学校や高校の場合は講演謝金等は不要です。ただし、教員の交通費(日当・宿泊費を含む)は負担していただきます。企画の規模が大きく、当研究科から同
バイオイメージングセンター・オーミクス情報センター・ファンクショナルプロテオミクスセンターが統合され、新たに『生命データサイエンスセンター』が発足いたしました。 国内有数の高データ生産能力と高インフォマティクス解析能力を融合した本センターでは、データの算出から情報解析までを一貫して行う体制を整え、ゲノム改変技術と生物多様性データを駆使してカギとなる標的要素に変化を加えた際に惹起される変化、産業応用の観点から望ましい摂動を予測し、人工的に構成された系について先端計測機器によるゲノム、トランスクリプトーム、プロテオーム、イメージングの観測と情報解析を行います。生命科学のみならず環境科学等の諸学とも融合研究を推進し、生命ビッグデータによる知の創成を先導します。
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超利己的な遺伝子である「ホーミング・エンドヌクレアーゼ遺伝子」が、きわめて利己的なふるまいにもかかわらず、生き物の集団の中で長期にわたって絶滅しないで存続することを、数理モデルとシミュレーションによって示しました
Human Genome Archives Meeting Kyoto International Conference Center,Japan April 2, 2016 Meeting: Click to enlarge. International Symposium: Banquet:
東京大学 大学院新領域創成科学 研究科 Graduate School of Frontier Sciences The University of Tokyo
近年多くの脊椎動物・無脊椎動物ゲノムが解読され、これらのゲノムを比較することで脊椎動物の”祖先ゲノム”を推定することが可能になってきた。われわれは、国立遺伝学研究所の小原雄治教授および東京大学大学院理学系研究科の武田洋幸教授らとともに、約3.7億年前の真骨魚類祖先からのゲノム進化の様子を2007年6月に報告したが [1]、今回はさらに進化を遡り6億年前の脊椎動物祖先ゲノムの状態をコンピューター上に再構築した。この結果、脊椎動物ゲノム進化の全体像が明らかになり、初期脊椎動物ゲノムに大規模な染色体の再編成が起きていたことがわかった。この結果は「なぜ脊椎動物がこれほどまでに適応・多様化し繁栄しているのか」という問題を明らかにする手がかりとなるだろう。 発表内容 これまでの研究でわかっていた点 ヒトゲノム上には2万個以上の遺伝子が23対の染色体に分かれて並んでいる。遺伝子の並び順は進化の過程で一部
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