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アメリカ大統領選
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慶應義塾大学は、文学部教授を、研究費不正、本学の規則違反、ならびにハラスメント等が認められたことにより、8月7日付で諭旨退職処分といたしましたのでお知らせいたします。 研究費の適切な執行、充実した教育の実践は、本学の活動の根本であり、また、学生、社会および国に対する基本的な責務と考えます。しかし、今回このような事案が生じたことは誠に遺憾であり、慶應義塾として慎重に検討した結果、諭旨退職処分に相当すると判断いたしました。このような事態を招いたことを真摯に受けとめ、今後も継続して研究費の適正使用やハラスメント防止等についての啓発を進めるとともに、再発防止に尽力する所存です。 詳細は、以下をご参照ください。
十分な水分摂取は腸内細菌叢と免疫系の恒常性を維持し腸管感染症に対する防御能を高める-腸内環境の維持に飲水が重要であることを発見- 北里大学、慶應義塾大学の研究グループは、飲水不足が腸内環境を悪化させ、病原細菌の排除能を低下させることを発見しました。 本研究は、北里大学薬学部微生物学教室の金倫基教授(研究当時:慶應義塾大学薬学部創薬研究センター教授)、慶應義塾大学先端生命科学研究所/同大学大学院政策・メディア研究科博士課程3年の佐藤謙介、同大学薬学部生化学講座の井上浄訪問教授、同大学医学部薬理学教室の安井正人教授、竹馬真理子准教授による研究成果です。 水は身体の50%以上を占める生体構成要素であり、消化吸収や栄養素・老廃物の運搬、体温調節など、さまざまな役割を担う、生命にとって極めて重要な物質です。水分摂取の不足は代謝性疾患の発症や早期死亡などとの関連性が報告されていましたが、腸内細菌叢や免
ワタミ株式会社(以下「ワタミ」)と慶應義塾大学は、地元を離れて一人暮らしを始める女子学生への支援として、2024年4月からミールキットや食事を一定回数届ける食事支援を開始いたします。また、家庭の経済的困窮により支援を必要とする学生にも近日中に支援を開始します。慶應義塾大学はこれまでも、慶應義塾生活協同組合と協力した食事支援など、学生への支援に力を入れてきましたが、企業と連携しての支援は、今回が初の取り組みとなります。 この度の食事支援の一環では、慶應義塾大学が、支援が必要な学生の募集・選考を行い、ワタミが展開する食事宅配サービス「ワタミの宅食」を活用した健康に配慮された管理栄養士監修のお食事などを、対象の学生のご自宅までお届けいたします。費用は慶應義塾大学が受け持ち、対象の学生は無償で本支援を受けることができます。 経済的負担を減らしつつ、バランスのとれた食事を提供することで、充実した学生
IDE大学協会の機関誌『IDE 現代の高等教育』が、2024年1月号において「危機を好機に」という特集を組みました。そこに私が『大学と日本の危機-再考』と題した記事を寄稿したところそれなりの反響を得たので、同協会の許可を得て、以下に記事を再掲します。以下の見出しの1と2がIDEに掲載した原文で、今回の塾長室だよりでは、さらに3と4を書き足しました。 『大学と日本の危機-再考』 1. ウサギとカメ イソップ童話の『ウサギとカメ』では、本来はウサギが速いのだが、油断や昼寝をしてしまい、結果的に地道に着実に休まずに進んだカメに負ける。ここで私たちは「カメのように真面目に進めばよいことがある」と教えられた。ところがものは捉え方である。米ディズニーのアニメでも同様に『ウサギとカメ』の話を取り上げ、それを観た米国の子供たちは「このウサギのように怠けると、本来負けるはずのないカメに負ける」と教えられたと
2023年4月に行われた試合の後、本学体育会アメリカンフットボール部の部員による20歳未満飲酒が判明しました。本学は、20歳未満の飲酒は違法であり、することもさせることも許されないこと、違法行為に対しては厳正に対処することを再三にわたり注意喚起してまいりました。それにも拘わらず同部の活動で、20歳未満の飲酒を未然に防げなかったことを大変重く受け止め、体育会アメリカンフットボール部に対して、当面の間、活動停止といたしました。 これまで応援していただきました多くの皆様の信頼と期待を裏切る事態となりましたことに対してお詫び申し上げます。
ビール苦味成分である熟成ホップ由来苦味酸の摂取が、健常成人の自律神経活動を調整し、注意力を向上させることを臨床試験で確認 慶應義塾大学文学部心理学研究室の梅田聡教授、キリンホールディングス株式会社R&D本部キリン中央研究所の研究グループは、熟成ホップ由来苦味酸の単回摂取が注意力を必要とする認知機能検査中の自律神経活動を調節し、注意力を向上させる機能があることを、健常成人を対象とした、ランダム化プラセボ対照二重盲検クロスオーバー比較の臨床試験で確認しました。今まで熟成ホップ由来苦味酸のメカニズムはヒトにおいては解明されていませんでしたが、本結果はその一端を解明する研究成果です。 ホップは古来より薬用ハーブとして知られ、多様な薬理作用が知られている植物です。本研究グループでは、これまでにホップに含まれるビール苦味成分であるイソα酸や、ホップを熟成することで生じる熟成ホップ由来苦味酸に、認知症予
「感染は自業自得」と考える人の特徴は何か-非常時における政府の行動制限に賛成する人ほど、「新型コロナ感染は自業自得」と考えていた- 大阪大学感染症総合教育研究拠点の村上道夫特任教授(常勤)、三浦麻子教授(大阪大学大学院人間科学研究科、感染症総合教育研究拠点兼任)、平石界教授(慶應義塾大学文学部)、山縣芽生さん(大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程3年)、中西大輔教授(広島修道大学健康科学部)らの研究グループは「新型コロナ感染は自業自得」と考える人の特徴を世界で初めて明らかにしました。 これまで、新型コロナに感染したのは自業自得であると考える人の割合は、日本において他国よりも高いことが知られていました。しかし、新型コロナ感染は自業自得と考える人の特徴は検討されていませんでした。 今回、本研究グループは、2020年8月時点のアンケート調査結果を用い、新型コロナ感染流行早期におけるその特徴を
伝統芸能データベース「Global Jukebox」の公開-1,026民族を代表する、5,776件の音声記録がインタラクティブに利用可能- 世界中の音楽と伝統芸能の音声記録を検索することができるオンラインツール「Global Jukebox」(http://theglobaljukebox.org)がこの度、一般の方と研究者向けに公開されました。Cultural Equity協会(アメリカ、ニューヨーク)所属のアナ L.C.ウッド博士、慶應義塾大学 環境情報学部(神奈川県藤沢市)パトリック・サベジ准教授のほか、サム・パスモア氏(同大学院 政策・メディア研究科 2021年度 特任教授)と大穀英雄(同大学院 政策・メディア研究科 修士課程)など17名からなる研究チームの成果です。 本研究成果は、オープンアクセスのジャーナル誌『PLOS ONE』に11月2日(現地時間)に掲載されました。
発表のポイント 早慶両大学による「早慶和書電子化推進コンソーシアム」と紀伊國屋書店が協働し、国内出版社5社と和書の電子化を推進する実験的プロジェクトを開始します。 新型コロナウイルス感染症拡大によって大学図書館ユーザーへの電子書籍提供の必要性が高まったことで、図書館はコンテンツ不足や利用制限などの電子書籍(和書)の課題に直面しました。 当プロジェクトで提供される約1,200点のうち、半数が「個人向けのみの提供で、図書館向けには提供されていなかったタイトル」です。 早慶コンソーシアムにとどまらず、国内の大学図書館向け電子書籍(和書)の拡充、利便性の向上、新たな購読モデル構築につなげることを目指しています。 早稲田大学(東京都新宿区、総長:田中愛治)および慶應義塾大学(東京都港区、塾長:伊藤公平)の図書館(早稲田大学図書館および慶應義塾大学メディアセンター)は、2021年5月に「早慶和書電子化
慶應義塾では、全学的な感染対策や教職員、学生に対する注意喚起を徹底するため、報告された陽性者を、教職員、学生の陽性者数の累計、および2020年3月からの経過にまとめ、2020年10月から1か月毎に公表してまいりました。 2021年9月から注意喚起を徹底するために1週間の推移をおよそ2週間ごとに公表しています。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックの終息を目指して、世界中でワクチン接種が進んでいます。日本ではファイザー、モデルナ、アストラゼネカ社製のワクチンが承認され、ファイザー社のワクチン、それに続きモデルナ社製ワクチン、アストラゼネカ社製ワクチンの接種が実施されています。国内でもファイザー社製ワクチンに関する効果や副反応を調べた研究がいくつか発表されてきていますが、新型コロナウイルスワクチンの効果を多面的に評価した大規模な研究は少なく、特に開始時期が遅く職域接種を中心に使用されたモデルナ社製ワクチンを受けた日本人集団に関する効果や副反応を調べた研究は限られています。 そこで、モデルナ社製ワクチン接種による新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する液性免疫(抗体などによる免疫)、細胞性免疫(免疫細胞による免疫)の獲得率や副反応の出現状況、そして副反応と免疫獲得に関す
2021年8月4日(水)、本学に保管していたワクチンの紛失が判明いたしました。その後、関係職員への聞き取りおよび学内の捜索を行っていますが、現時点においてまだワクチンの発見には至っておりません。職域接種に供給いただいた貴重なワクチンの紛失が生じましたことを心よりお詫び申し上げます。 1. 紛失が判明したワクチン モデルナ社製ワクチン2バイアル(20回分) 2. 経緯 8月4日(水)も通常の手順に従って、数回に分けてワクチンを冷蔵庫から取り出し、シリンジに分注し、監査を行っていた。15時過ぎに2バイアル分の不足に気が付き、紛失が発覚した。 3. 現在までの調査経過と対応 2021年8月4日(水) 調製室に入退室した職員への聞き取りを実施した。 2021年8月4日(水)および 5日(木) 調製室内・調製室の廃棄物を複数人で確認した。 2021年8月16日(月)現在 調査を継続しているが、ワクチ
新型コロナウイルスへの対応は地方自治体に任されており、影響、対策、その効果の違いも地域によって大きくなっています。慶應義塾大学商学部の濱岡豊教授は「健康影響」「対策」「市民の協力」「経済影響」の観点から10指標を選定し、47都道府県の新型コロナウイルスへの対応状況を評価し、ランキング化しました。 総合ランキング上位には鳥取県、島根県、下位には大阪府、東京都が位置づけられました。最上位の鳥取県は「累積陽性者あたり累積検査人数」「人口あたり受入確保病床数」という「対策」についての2項目が突出しているほか、全般的に良好な状況となっていました。一方、大阪府はいずれの指標も低くなっており全体的に対策を立て直す必要があることが明らかになりました。 台湾やニュージーランドなど検査体制の強化によって、拡大を抑えることに成功している国があることは知られていますが、国内でも同様の対策を行っている鳥取県が上位に
学校法人慶應義塾(東京都港区、塾長(理事長兼学長) 長谷山彰 以下、慶應義塾)は、学校法人東京歯科大学(東京都千代田区、理事長・学長 井出吉信 以下、東京歯科大学)からの申し入れを受け、歯学部統合および法人の合併の協議を開始します。 1.経緯 東京歯科大学は、創立以来 130年にわたり、歯科医師としての知識や技術だけでなく、幅広い教養を身に付けた良識ある歯科医師養成を目標に、リベラルアーツを学ぶことを重視してきました。東京歯科大学は、こうした人材育成のさらなる高みを目指し、10学部を擁する総合大学であり、歴史的関係の深い慶應義塾大学との合併の可能性について検討してきました。その結果、このたび機関決定を経て2020年11月6日に慶應義塾に対し歯学部の慶應義塾大学への統合および法人の合併の申し入れを行いました。 これを受けて慶應義塾は、2020年11月26日の評議員会において、歯学部の慶應義塾
このたび、慶應義塾大学内の広範囲のサーバに対し、学外からの不正アクセスが行われたことが確認されました。 調査の結果、主に2020年8月下旬から9月にかけて行われた一連の不正アクセスにより、湘南藤沢キャンパスのキャンパスネットワークシステム(SFC-CNS)、授業支援システム(SFC-SFS)、および経営管理研究科Webサーバにおいて、利用者の個人情報が漏洩した可能性があることが判明しました。 SFC- CNSおよびSFC-SFSへの不正アクセスによる個人情報漏洩の可能性については次のとおりです。 → SFC- CNSおよびSFC-SFSへの不正アクセスによる個人情報漏洩について なお、湘南藤沢キャンパスにおいては、授業支援システムへの不正アクセスによるサーバ停止の影響で、秋学期授業開始を当初の10月1日から1週間遅れの10月8日に繰り下げる措置を行いました。 また、経営管理研究科Webサー
慶應義塾大学三田メディアセンター(慶應義塾図書館)は、『論語』の伝世最古写本である『論語疏(ろんごそ)』を、第32回慶應義塾図書館貴重書展示会「古代中世 日本人の読書」(会期:2020年10月7日(水)~10月13日(火)、会場:丸善・丸の内本店4階ギャラリー)において初公開します。 ※10月9日(金)18時~/10月11日(日)15時~開催のギャラリートークは、各回20名までの事前申し込み制(先着順)です。
塾生の皆さんへ 慶應義塾大学は、新型コロナウイルス感染症が拡大する状況を踏まえて、春学期の授業をオンラインによって行うことを決定し、すでにオンラインによるガイダンス、履修申告を経て、本格的な授業が始まりました。 この間、政府による緊急事態宣言が出され、大学キャンパスも閉鎖されています。依然として、新型コロナウイルス感染症の収束に向けた見通しは不透明であり、義塾でも、信濃町キャンパスでは、医学部・病院の関係者が昼夜を分かたず全力をあげて新型コロナウイルス感染症との闘いを続けています。 こうした状況の中で、塾生の皆さんは不自由を強いられており、特に新入生や、地方から上京し、あるいは海外から来たり、渡航困難な状況にある諸君は、生活の不便も重なって不安な日々を過ごしていることでしょう。新学期開始に向けて、慶應義塾は学部・研究科を中心に教職員が一体となって、教育・研究・医療の水準を守り、皆さんが安心
日本国内において、新型コロナウイルス感染症の拡大が続いています。感染経路不明な市中感染者が増加し、無症状でも他人に感染させる可能性が高まり、さらにはこれまで感染者の少なかった若年層にも感染が拡大しています。 このような状況をふまえ、慶應義塾は、教育・研究・医療活動の継続を図りつつ、塾生、教職員、関係者の健康と安全を守り、感染拡大の防止を最優先に考えて、独自の緊急対応策を実施します。 感染拡大の防止には、何よりも個人の自覚と良識に基づく冷静な行動が必要ですが、慶應義塾の社会的責任と使命を果たすためにやむを得ずこのような決定に至りました。 皆様のご理解とご協力をお願いします。 期間:4月7日(火)から4月20日(月)まで(予定) (この期間内に政府による緊急事態宣言等が発せられた場合や、今後の感染拡大の状況によっては延長することがあります) 対応: 1.各キャンパスへの立ち入りおよび各施設の利
このたび慶應義塾大学は、修士学位の取得にあたって提出された修士論文について、本学学位規程第17条の学位の取消し(「不正の方法による学位の授与を受けた事実の判明」)に該当すると判断し、以下のとおり2019年3月23日付で授与した学位の取消しを決定しましたのでお知らせします。 1 対象者氏名 金 曙韓(ジン シュハン) 2 学位論文名 VR-Handshake:VTuberと多数の視聴者における非対称インタラクション 3 取消す学位 修士(メディアデザイン学) 4 学位授与取消し日 2020年1月31日 修士学位を取消すにあたって(大学院メディアデザイン研究科委員長)
慶應義塾大学医学部内科学(腎臓・内分泌・代謝)教室の伊藤裕教授、眼科学教室の坪田一男教授、薬理学教室の安井正人教授、生理学教室の岡野栄之教授らと、米国ワシントン大学医学部の今井眞一郎教授らの研究グループは、抗老化候補物質として期待されるNicotinamide mononucleotide(ニコチンアミド・モノヌクレオチド、以下NMN)が、健康なヒトに安全に投与可能であることを、世界で初めて明らかにしました。 これまで動物を用いた研究では、NMNの投与によって、さまざまな臓器に存在するNicotinamide Adenine Dinucleotide(ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド、以下NAD)という物質量が増加し、加齢に伴い生じる疾病が抑えられることが明らかとなっていました。しかしヒトにおいては、NMNの投与がどのような影響を与えるか、詳しく分かっていませんでした。 本研究グル
2年4ヶ月にわたる耐震補強および保存修理のための改修工事を終えた、三田キャンパス図書館旧館のエントランスホールを、内部工事開始までの期間限定で以下のとおり一般公開します。 ・期間 :2019年7月~10月 第1水曜日・第3土曜日 ・公開日 :7/3(水)、7/20(土)、8/7(水)、8/17(土)、9/4(水)、9/21(土)、10/2(水)、10/19(土) ・時間 :午前10時~午後4時 ・公開範囲:正面入口から1Fホールおよび中央階段踊場まで 中央階段踊り場のステンドグラスもご覧いただけます。
社会の複雑性の進化によって「神」が生まれた?-ビッグデータ解析により世界の宗教の歴史的起源を科学的に解明- Natureへの本論文の掲載は、別の研究グループよるデータの欠損値の分析に関するMatters Arising記事の投稿を受け、2021年7月に撤回されることとなりました。詳細は以下をご参照ください。 https://www.nature.com/articles/s41586-021-03656-3 また2022年6月、Religion, Brain & Behaviorに本論文の修正版が掲載されました。詳細は以下をご参照ください。 https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/2153599X.2022.2074085 慶應義塾大学環境情報学部のパトリック・サベジ特任准教授、オックスフォード大学のハーヴェイ・ホワイトハウス教授、ピーター
このたび慶應義塾大学は、以下のとおり2017年2月1日付で授与した学位について、本学学位規程第17条に基づき学位の取消しを決定しましたのでお知らせします。 1 学位論文名 児童ポルノ規制の新たな展開-創作物をめぐる国内制度の現状及び国際比較による課題- 2 取消す学位 博士(政策・メディア) 3 学位授与取消し日 2019年3月15日付 博士学位を取消すにあたって(大学院政策・メディア研究科委員長)
乾燥しても死なない細胞はなぜ死なずに生き返ることができるのか? - Pv11細胞の乾燥耐性および再水和復活メカニズムの示唆 - 慶應義塾大学理工学部生命情報学科の山田貴大助教と舟橋啓准教授、カザン大学のRuslan Deviatiiarov博士、Alexander Nesmelov博士、理化学研究所のOleg Gusevユニットリーダー、山陽小野田市立山口東京理科大学の広井賀子教授、および農研機構の末次克行主任研究員、Richard Cornette上級研究員、黄川田隆洋上級研究員らのグループは、乾燥させても死なず、水を与えることで再び細胞分裂が再開するPv11細胞の乾燥耐性という不思議な現象に着目し、トランスクリプトーム解析を通して、このメカニズムに関与する遺伝子の推定を行いました。この結果、乾燥に対する耐性を誘導するためには、生体にとって障害となる活性酸素の影響を除去する遺伝子や、水を
慶應義塾大学大学院理工学研究科KiPAS数論幾何グループの平川義之輔(博士課程3年)と松村英樹(博士課程2年)は、『辺の長さが全て整数となる直角三角形と二等辺三角形の組の中には、周の長さも面積も共に等しい組が(相似を除いて)たった1組しかない』という、これまで知られていなかった定理の証明に成功しました。 線の長さや図形の面積は、私たちの身の回りにあるものを測量する際に欠かせない基本的な「幾何学」的対象です。例えば、辺の長さが3、4、5の直角三角形は教科書でもおなじみの図形ですが、辺の長さが全て「整数」となる直角三角形はどのくらいあるか?という問題は、古代ギリシャ時代に研究がなされた重要な問題でした。この流れを汲んで20世紀に大きく発展した現代数学の一分野が「数論幾何学」です。 本研究では、数論幾何学における「p進Abel積分論」と「有理点の降下法」を応用することで、冒頭の定理の証明に成功し
慶應義塾では、先生というのは創立者たる福澤諭吉先生ひとりに限り、他の教職員はすべて「君(くん)」づけで呼ぶならわしがある。 たとえば、教務の掲示板などにも「○○君休講」というような貼り紙が見うけられ、新入生諸君にはいささか異様な感じをいだかせるらしい。しかし、それはなにも休講の掲示だけのことではなく、義塾の文書や記録にしるされる敬称にはしばしばこの「君(くん)」が使われているのである。しかも、このことは思うに、義塾のなりたちとその伝統をよく伝えている一つの事例といっていいであろう。 義塾はもともと福澤先生ひとりを先生として発足した。そして、その門下生のなかから新しい先生が次第に育ってきた。つまり、福澤先生以外の先生たちはみなひとしくかつては福澤先生のお弟子さんなのであった。のみならず、明治初年のころまでは半学半教といって、学業の上達した者は一方では下級のものを教えながら、他方ではさらに一段
早稲田大学図書館・慶應義塾大学メディアセンター 共同運用図書館システムにEx Libris社のAlma・Primo VEの採用を決定 早稲田大学図書館と慶應義塾大学メディアセンター(図書館)は、日本初の図書館システム共同運用に向けた覚書に基づき、イスラエルに本社を持つEx Libris社のAlmaおよびPrimo VEを共同運用図書館システムに採用することを決定しました。 早稲田大学と慶應義塾大学は、1986年4月1日より「早稲田大学および慶應義塾の図書館相互利用に関する協定書」を締結し、専任教職員・大学院生・学部生が図書館を相互利用できる仕組みを活用してきましたが、2017年5月12日にこの枠組みをさらに拡大して、図書館システムの共同運用に向けた覚書を締結し、システム選定の準備を進めてきました。 このたび採用を決定したEx Libris社の同システムは、ケンブリッジ大学やハーバード大学を
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