―連立を組む岸田文雄政権をどう評価するか。 「自民党の政治資金を巡る事件で、国民の政権への評価は厳しく、深刻に受け止めている。一方、政策面では4年連続で税収増となり、賃上げの実現、株価の上昇など一定の成果を挙げている。そうした実績が政治とカネの問題で見えにくくなってしまっている。岸田首相を含めた自民の責任の取り方に対する国民の不信感もあるだろう」 ―改正政治資金規正法の評価は。 「改正の議論は、公明党がリードしたという自負はある。議員の責任を明確にし、支出5万円超の公開を義務づけて透明性をさらに高めた。特に大きいのは、第三者機関をつくり、不透明なお金の使い方ができないようにしたということだ」 ―9月の総裁選後に解散総選挙が行われるとの観測もある。争点は。